表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暗澹たる泥中から  作者: 金萌 朔也
断章 人物紹介①
10/32

01. エル


 名前:エル


 年齢:21歳

 性別:女性

 血液型:AB型

 身長:152cm

 体重:44kg

 誕生日:4月12日

 種族:無憑(むつき)

 能力:???


 好きな飲食物:紅茶(たまに1人ガムシロ祭りを開催)、強いて言うならマグロの刺身

 嫌いな飲食物:炭酸飲料(炭酸入り紅茶を絶対に許さない所存)

 好きなもの:友人たちと過ごす時間、読書

 嫌いなもの:食事、種族関係の差別、地元、実家

 趣味:人間観察やその記録

 特技:速読、栞作り

 特徴:緑のリボン、巨乳(Hカップ)、笑顔がない

 座右の銘:百聞は一見に如かず

 直近で一番読み込んだ本:「20歳過ぎてもまだ間に合う! 低身長さん向け身長を伸ばす方法」



 私立大学に通う、心理学部3年生の女の子。紗蘭(さら)とは同じ高校出身。

 緑のリボンでポニーテールに結いた濡羽色(ぬればいろ)の髪、暗い青紫の目、黒地に赤いラインの丈長カーディガンが特徴的。右目は前髪ですっぽりと覆い隠されている。

 胸の大きさに反して小柄な体格をしており、本人はチビと言われたり子供扱いされると露骨に不貞腐れるくらいには気にしている。

 左手首に無憑の憑印(つきいん)が刻まれているが、カーディガンとブラウスの袖で隠し、常に誰の目にも入らないようにしている。

 可愛いと綺麗を両立したような顔立ちだが、自己肯定感の高くない性分故にエル本人はそれに気づいていない。

 

 表紙に蝶を象った青い石がついた手帳を常に持ち歩いていて、日記や人間観察の記録帳として使っている。いくら使ってもページが尽きないという珍品で、実家から無断で持ち出した物。長年の人間観察癖もあり、他人の感情の機微には敏い方。

 度を超えた少食で、一人前の量も食べ切れないレベル。食事という行為自体が嫌いということもあり、放っておくと倒れるまで食べないなんてことも珍しくないため、友人たちに頻繁に食事の面倒を見てもらっている。

 

 抑揚控えめな口調から機械的で大人びた印象があるが、人並みに感情豊かで子供っぽい一面もある。

 コミュニケーションが少し苦手で、人見知りする上に若干毒舌。その割にメンタルは強い方ではなく、友人関係においては脆弱の域。しかしその分友達を思う気持ちは人一倍強く、心優しい性格をしている。

 無憑への差別が根強く残る地域に生まれ、現在は実家から逃げるような形で一人暮らししながら大学に通っている。そんな背景もあり、自身が無憑であることには嫌悪感が強い。

 様々な事情から表情が乏しくなり、特に笑顔は作ることさえできなくなってしまった。また笑えるようになりたいと思う反面、心のどこかでは諦めてしまっている。


挿絵(By みてみん)

Illustration:金萌 朔也

挿絵(By みてみん)

Illustration:金春たそ様

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ