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学校 8

フォンカスとの決闘の翌日。

私は自室にこもっていた。


「先日の決闘でパワードスーツのエーテルが減少しているはずですわ、今後もこのようなことがあるとエーテル切れで困ったことになりますわね・・・あら、エーテルが減っていないですわ」


(おかしい、エーテルリアクターも無しに補充されるとはどういうことだ?まてよ、私の宇宙船はエーテル干渉爆発で墜落した、理由はこの惑星のエーテル量が飽和状態だったことによる、つまり自然にエーテルが補充されると言うことでは)


「昨日観た魔法は空中に文字を書いていましたわね、アレが空気中のエーテルを取り出す手段だとしたら、納得がいきますわね」


どうやらこの星の住民は知らぬうちにエーテルを利用して文明を発達させているらしい。

私はユーリスの身体が回復して意識を取り戻すまで、偽のユーリスとして生活していかねばならない、今回のような事態が発生した場合、またエーテルギアを使う必要があるかもしれない、どのような惑星でも国家間、から個人間でいざこざが発生する。


(しかしもっと知識を仕入れる必要があるな、ここの書庫では限界がある・・・そうだ、学校に行けば基本的な知識をまなべるやもしれないな)


「お父様、お母さま、私学校に戻ってみたいと思いますの」

私は両親に学校に行きたい旨を申し出た。

「ユーリス!無理してはいかん!あのようなことを許す学び舎など捨て置けばよい」

「そうですよ、私は学校と言う場所に信頼がおけなくなりました、私の頃はあのようなことは・・・」


(うん、やはり情報がつかめない、あのような、で、知ってるでしょ的に話が進んでいる、ここは強く出なくては)

「私は新しい知識を付けとうございます、あのようなことがあってもそれでもです」


「父は不安だがお前がそのように申すならば、復学の手続きを取ろう」

「母も不安です、しかしあのようなことがあってなお、あなたも強くなったのですね」

(この人たちずっと、あのような、で通すつもりなのか・・・)


部屋に戻って学用品を整理する。

きれいに整えられており、いつでも学校に行ける状態だ。

(ユーリスは本当は学校に行きたかったのではないのか?何があったのだろうか、まぁいい復学して見ればわかることだろう)


そして復学する日がやってきた。


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