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08 衝撃


 結構異世界慣れしたおかげか、最近はかなりのサプライズにも冷静に対処出来ていた俺。


 それでも、あまりにも衝撃がデカいと言葉を失ってしまう。



「いかがですか、皆さま!」


 誇らしげなユイの言葉に、一同目線を向けて、固まった。



 みんなの視線の先には、


 花のように愛らしいふわふわドレス姿の、


 かつて見たことのないモノカさん!



「……」



 みんなの気持ちは痛いほど分かる。


 異世界随一の武人の、異世界随一の晴れ姿。


 眼に、焼き付いた。



「これは、なんと言えば良いのであろうか」


 妻のリリシアが、驚嘆している。


 勇猛沈着な騎士リリシアがここまでの驚きに目を見張る姿は、滅多に見ることが出来ない。



「すごい……」


 妻のマユリが、唖然としている。


 普段は歳相応の娘さんらしく饒舌なマユリが言葉を失うほどの衝撃など、滅多に味わえない。



「素敵……」


 チームモノカの三名、陶然。


 いつもは家族以上の結びつきでじゃれあっているチームモノカの面々、ツッコミを忘れるほどの事態など滅多に無い。



 当のモノカさんはというと、


 ぷるぷる震えながら、


 俺をにらんでおりますよ。



 特使勇者という並ぶもの無き称号を己が修練の証しとして得たモノカさん、


 その強さとリーダーシップはまさに最強冒険者にして同期の出世頭にふさわしい実力。



 そのモノカさんから、親の仇のような目でにらまれている俺。


 すまないモノカさん、俺にはどうすることも出来なかったんだ……



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