第3話 ステータスについて
自分のステータスにショックを受けて叫んでしまったが、一旦冷静になろう。叫んでも疲れるだけだ。
「ゲコォ」
一息ついて落ち着くことにしよう。
蛙になってしまったのを仕方がないと納得することは出来ないが、今は諦めるしかないだろう。
種族に気を取られてあんまり見てなかったし、もう一度ステータスを見てみるか。
怒りに我を忘れている間に消えてしまっていたステータスをもう一度出すために俺は心の中でステータスオープンと念じた。
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名前:なし
種族:アマガエル
レベル:1
HP:12
MP:3
SP:0
スキル
鑑定
ユニークスキル
蛙の神の加護
蛙の系譜
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やはり、何度見ても種族がアマガエルであることは変わらないみたいだ。
取り敢えず、種族は置いておくとして他の項目を見てみるか。
種族に気を取られて気づかなかったんだが、なんで名前の項目が『なし』になってるんだ?
俺には人間だったころの名前があるんだが、蛙になったからか?
いや、蛙になったからってどんな理屈だ。
まあ、分からないものは仕方ない。
たった今気づいたことだが、人間だったころの名前が思い出せなくなっている。
転生した影響なのか、神様が何かをしたのか。
人間だった頃に生まれてからずっと使ってきた名前を思い出せなくなっていることに若干の恐怖を覚えるが、神様も理由があって名前を思い出せなくしているのかも知れないからな。そんなに悲観しなくてもいいだろう。
今の俺は名前がまだないらしい。
猫みたいだな。
今の俺は蛙だけども、、、。
気を取り直して、まずはレベルからだ。
レベルが1なのは、まだ何も経験してないから当たり前か。
この世界では、何かを経験する度に経験値というものを得ることができると神様から教わった。そして、その経験値を得るのに1番効率がいいのが、生き物を殺すことだ。
殺した相手が、強ければ強いほど貰える経験値も多い。
経験値が一定の量溜まるとレベルが上がる。
レベルが上がると能力も上がり、スキルポイントを貰えるらしい。
スキルポイントがあれば、ポイントと引き換えにスキルを取得出来るそうだ。
レベルが上がるとまさにいい事づくめだ。
ああ、早くレベルを上げて強くなりたい。
当面の目標をレベルを上げることにして頑張ろう。
この世界には、地球にはいなかった魔物なんていう化け物がたくさんいるみたいだからな。今の俺は、誰かに踏まれただけで死ぬような存在だ。魔物なんてものに襲われたら命はない。
強くならなければ。
今の弱いままじゃ長生きは出来ないだろう。だから強くならないといけない。俺は早死にしたくないからな。
幸いにも、この世界にはステータスなんてものがある。レベルを上げるだけで強くなれるんだ。とにかく、今はレベルを上げて強くなろう。
強くなれば簡単に死ぬ事はなくなるはずだ。
せっかくの第2の人生、、、不本意ながら蛙生になってしまったが、神様に貰った命を簡単に失う訳にはいかないからな。
レベルの次は、HPとMPか。
HPはヒットポイント、体力みたいなものだと思えばいいか。MPはマジックポイントだよな。体内にある魔力のことらしいが、アマガエルにも魔力があるんだな。
HPが12で、MPが3。比較するものがないから、多いのか少ないのか、わからないが、多くはないだろうな。
MP3って。片手で数えおわってしまうわ。
アマガエルに宿ってる魔力なんてたかが知れてるって事なのかな。
せっかく、魔法のある世界に転生したんだから魔法を使ってみたい。それには、魔力が必要だろうからレベルを上げないとな。
レベルが上がればMPも上がるだろう。
SPはスキルポイントのことだよな。レベルを上げると手に入るらしいから、まだ0なのも納得だな。
早くレベルを上げなければ。
ゲーマーの性なのかも知れないが、一刻も早くレベルを上げたくなってしまう。
次は、いよいよスキルか。
スキルは1つしかないんだが、これが神様がくれたってスキルか。
『鑑定』
物や生き物の情報が見ることが出来る。
あまりにも力量差のある相手の情報は見ることができない。
相手の持っているスキルがわかれば、相手への対策を立てることができるようになるし、あまりにもレベルが高い相手には最初から近づかなければいいのだ。
今の俺の現状を考えるとかなり便利なスキルだろう。
君子危うきに近寄らず、だ。
さてさて、最後は、気になってた、ユニークスキルについてだ。