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(番外)例になる単語・熟語の見つけかた
ずいぶん昔、21世紀になりたてのころぐらいに、英語の誤訳に関する本がたくさん出ました。
あれのきっかけって何だったかなあ。もう少し昔だと別宮貞徳の『誤訳迷訳欠陥翻訳』(1981年)だと思うけど、そういうのが当時需要があったんですね。なんとなく変な翻訳だけど、英語で読むのも面倒くさいし、って人向け、あるいは翻訳とかしてみたい人むけ。
今は新刊としてはあまりないけど、この手の本は別に古くたっていいので、図書館で探してくるわけですね。
でもって、やはり日本語の訳語はやや古い感じだったりするんで、なんとなく今(2010年代後半)の時代に合うようにあれこれしているわけです。多分十年もするとこのテキストも古くなるでしょう。
今のところ、もっとも参考にしているのはさり気ないイギリス風ユーモアを感じさせる翻訳家・宮脇孝雄の本です。誤訳と誤訳者をこてんぱんにしている本の、気持ちはわかるけど、やりすぎ感があるのは苦手なのね。




