第二十二話 イージス航空隊 出港編④ 身近なトラウマ
さぁ場所は打って変わって久奈たちのいる部屋へ
「あ"〜暇だ〜、草薙ぃ〜なんかない〜?」
部屋に入ってから3秒でだらけ始めた久奈。まるで実家に久々に帰ってきたような感じで二段ベッドの下の段でバタバタしている。さっきまでのキリッとした姿勢はどこに行ったのだろうか、、、いや、ずっとグダグダしていたか。
「早すぎませんか〜?飽きるの。じゃあトランプ持ってきたので大富豪でもやりますか?」
「お、いいねぇ、やろうやろう。私は強いぞ〜」
「彩雲さんもどうです?大富豪」
「・・・」
彩雲は無反応だった。
「わかりました〜。じゃあ二人でやろう」
、、、え?何で判るんだよ!無反応だったじゃないか
草薙は何故か彩雲が何を考えているのかわかるらしい。
「でも大富豪って二人じゃ出来ないよな?」
「少なくとも4人は必要ですけどね。でも逆に面白そうじゃないですか?革命返し連発のゲームも」
「それってゲームとして成り立ってるのか?」
「やってみなきゃわからないですよ?」
草薙は二人大富豪を意地でもやりたいようだ。
「・・・そうだな〜、まぁやってみるか!面白そうだし」
そうと決まれば草薙はトランプのカードをスーツケースから取り出す。それと同時にグダグダしていた久奈はのそのそと動いて畳まれていたテーブルを広げる。
広げられたテーブルの上で草薙はカードをケースから出して慣れた手つきでオーバーハンドシャッフルをしてカードを配った。
残念ながら草薙は、いや、草薙たちはしらないらしい。四人以上必要なゲームを二人でやるとどうなるかを、、、
そんな感じで、置き去りにされた隊員は楽しくやっていた。なお、カードゲームが始まったと同時に秋水にただならぬ悪寒が走った。
「ん?どうしたんです?隊長、すごく顔色が悪いですよ?」
吉田が秋水に聞くと。
「高校時代の悪夢が、、、。今日は草薙ちゃんたちの部屋に近づくのは危ない気がする。」
何行ってんだこいつ?ってなると思うが、何でも知っている吉田は秋水の過去も知っている。
「そうですか、、、では明日の出港までは船内の探索でもしますか?」
「そうしてくれ〜」
第二十二話、読んでいただきありがとうございます!!
前回から一ヶ月間が空いてしまいました、許してクレメンス、、、
以前からな〜んにも成長していない赤とんぼでありますが、これからもよろしくお願いします。
〜〜〜イージス茶番劇〜〜〜
赤とんぼ「今回も一ヶ月空いてしまったねwww」
秋水「笑い事じゃないだろう?なぁ!」(怒)
赤とんぼ「投稿頻度低下がここまでくればもう笑っちまったほうがいいだろうに」(開き直る)
秋水「お、言ったな?開き直ったな?よしわかった、おまえ今から草薙と二人プレイでダウトやってこい!」
赤とんぼ「えっ、いやっ、それは」
秋水「問答無用!!」
赤とんぼ「トラウマが、トラウマがあああああ」




