第八話 イージス隊招集編②
「こ、ここです」
「おお、ありがとうね。案内してもらって」
「あ、ありがとうございます!」
如月ちゃん(小さいので初対面だけど心の中ならちゃんづけでも、、、いいよね)も迷子だということを知った私なんだが、ちょうど暇そうな公務員を捕まえて、、、ん?暇な公務員なんていないだって?、、、いいや絶対にあれは暇だった
「で、ではこれで、、、仕事が残っていますので」
、、、暇そうにしてたじゃんか!なんで仕事残ってんだよ!
「、、、秋水さん、、、あれは完全に暇そうにはしてなかったですよ」
「うっそだぁ!」
「、、、秋水さんもしかして、、、いや何でもないです」
なんか失礼なことを言われそうになった気がするが、気にしないことにした。ていうか部屋の前で大声出して話している場合ではなかった。今日は沈んだイージス艦についての話をしに防衛省に来たんだった!ノックを三回して、遅刻したことを申し訳なさそ〜に(しっかりと申し訳ないとは思ってる)部屋に入った。もちろん如月ちゃんも一緒にね。部屋に入ったら結構広い空間が広がっていて、よくドラマとかに出てくる社長室みたいな感じになっている。
真ん中辺りにある大きめの机を挟むようにソファーが置かれていて、二人が対になるように座っている。片方は黒髪で男性で制服を着ていた。もう片方は緑髪で、、、あれは日本人なのだろうか?制服を着ていて結構スリムになるはずなんだが、、、胸が・・・ね?その二人の会話は結構弾んでいるらしく、入ってきた私達に気づいていないようだ。それならばやることはただひとつ、、、怒られる前に〜
「逃げちゃ駄目ですよ」
そうだった、、、部屋の中の人は気づかなくてもこっちには如月ちゃんがいたんだった、、、ちっくしょう
「あれっ来てたのでありますか?ほらっ私の隣りに座るのであります」
「お前が言うな、それを言うのは僕の仕事だぞ!」
「座ってる場所的に一番先に気づかなければならないのに気づかなかったのが悪いのであります」
「それもそうか」
男性の方はもう諦めたようだった。何を言っても無駄だと知っていたようだ。
座れと言われたので素直に座っておく。
「よし、これで全員揃ったね」
「遅刻して申し訳ないです〜」
「いえいえ、大丈夫ですよ。とても忙しいなか呼び込んで申し訳ない」
「そうだぞ〜急に呼び出して、、、一体何なのでありますか!!」
緑髪のボンキュッボンのキャラが結構ブレッブレな気がするが、、、ハッ誰かに見られているっ
「誰かの視線を感じるのは、あたりまえですよ!。私達が見てますから」
「如月さんは私の心の声を聞かないでくれぇ!!」