1/8
プロローグ
いつからだろう……
頬を生温かい涙が伝わなくなったのは…
周りから人がいなくなっていって一人になったのは…
あの小さな背中を追うようになったのは…
血にまみれて狂ったような笑みが浮かぶようになったのは…
自分の全てより大切な人ができたのは…
人類は何を見失ってしまったのだろうか……
私たちはそれすらも見失ってしまったのだろうか……
これは大切なものをなくした少女たちがそれでも生きようとした物語。
どうか最後までお付き合いください…
見てくださりありがとうございます。