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転職ばかりしていたらパーティーを追放された私〜実は88種の職業の全スキル極めて、勇者以上にチートな存在になっていたけど、もうどうでもいい  作者: 冬月光輝
第三章:【リメルトリア共和国】の危機編

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第67話:ガーディアンと決着をつける話

 私とガーディアンの戦いは一進一退の攻防が続いた。

 そして、なんとかガーディアンの右腕部分を消滅させることに成功したが、新たに3体のガーディアンが現れた。


「ガーディアンが一体のみとは申し上げておりませんの。これで、貴女の負けは必至ですわね」

 ミランダは再び落ち着き払った声に戻った。


 くそっ、確かに4対1では分が悪い。

 分身の術を使うか? しかし、攻撃を受けたときのリスクが……。


「まだ、目が死んでおりませんのね。わたくしも、油断しませんわ。一斉攻撃で、葬って差し上げますの」

 ミランダがそう言うと、ガーディアン達は一斉に飛びかかってきた。


「くっ、なんとか……。なんとかしなくては……」


ルシア→ガーディアン(ベータ)

【大魔導士スキル発動】


 最上級閃熱魔法


 私はフィーナの得意技の最上級魔法を一体のガーディアン(ベータ)に放った。

 消滅魔法を除けば、最大威力の魔法だが……。


 ガーディアン(ベータ)は吹き飛んで、壁に直撃した。

 しかしすぐに立ち上がった。予想はしてたが丈夫だな……。

 これは、ちょっと勝てないかも……。


ルシア→ガーディアン(ガンマ)

【忍者、魔法剣士スキル同時発動】


 狼王咆哮(ロウオウノホウコウ)


 私は分身の術を利用し、最上級氷魔法を纏わせた魔法剣でガーディアン(ガンマ)を攻撃した。


――ビキビキ


 ガーディアン(ガンマ)の腹の部分が少しだけ凍ったようだったが、動きを止めるまでには至らなかった。


「あっあの剣……どこかで……、まさか……。――うぐっ、そういうことだったのかぁぁぁぁぁぁ!」

 突然フィアナが叫び始めた。どうしたんだ? 私は振り返りフィアナを見た。


「るっルシアールなのか? お前は?」

 フィアナは絶望した顔で私を見つめた……。

 何をいまさら……、と思ったが、彼女には軽い話じゃないか。


「フィアナさん、何を今更仰ってますの? ウフフ、頭が沸いてますわね。だから騙されるんですの、わたくしにも、この方にも……。ウフフフ……」


「黙れっ! 彼女を笑うな! フィアナ、国を救うためとはいえ非道なことをしたと思っている。私を恨んでも構わない……。すまなかった……」

 私はフィアナに頭を下げた。本気で悪かったと思っている。


「ルシアール、いや、ルシア……。貴様を恨める訳がないだろ……。確かに、騙された……。全てが偽りだったのも今なら理解できている。それでも、それでも……、私は貴様を愛してしまっているのだ……。本当に馬鹿な愚か者だ……私は」

 フィアナは涙を流しながら叫んだ。

 これは、恨まれるより私の業が深くなっている気がする……。


「あっ愛してるって、ルシア様! どういうことですの!」

 ラミアが大声を出した。面倒なのが増えた……。


「そんなのどうでもいいですわ。そろそろ本当に終わらせますわ」

 ミランダはガーディアンを再び一斉に動かした。

 くっ、試してないスキルはたっぷりあるが……。


「ルシアール! じゃなかった、ルシア! レーザーブレードを使えっ! ガーディアンの金属にも傷をつけることは可能になる!」 

 フィアナは私に向かって叫び出した。

 ああ、あの筒どこやったっけ? ええーっと……。


ガーディアン(デルタ)→ルシア

【最高峰カラクリスキル発動】


 蒼龍光刃ブルーブレード


ルシア→ガーディアン(デルタ)

【剣士スキル発動】


 竜神斬り


――ガキン、ガキン、ズバンッ


――ボトンッ


 私のレーザーブレードによる斬撃がガーディアン(デルタ)の左腕を切り落とした。

 なっなんて、切れ味なんだ……。これなら……。


「馬鹿なっ!? レーザーブレードを使ったとはいえ、ガーディアンの装甲が……」


「当たり前よ、ミランダ。ルシアは普通の鋼の剣で戦っていたのよ。レーザーブレードの硬度と切れ味なら軽く64倍の威力の斬撃を放つことが可能でしょうね」

 フィリアは自信たっぷりに解説した。

 64倍ってよくわからんが……。確かに切りやすさが全然違った。


「くっ、それならコンビネーションですの!」

 ミランダの声にガーディアンが応じて、私を4体のガーディアンが取り囲む。


 なるほど、考えたな。というか、普通にピンチだ。

 しかし、ちょっと遅かったよ。その作戦は……。

 レーザーブレードは伸縮自在だったはず……。


ルシア→ガーディアン(4体)

【剣士スキル発動】


 大回転斬り


 私はレーザーブレードを5メートル程まで伸ばして、竜巻の如く回転した。


――スババババハバババッ


 ガーディアン達の腹の部分が尽く抉れていく。

 

「クソっクソっ、離れなさいですのっ!」

 ミランダの口調は安定しなくなってきた。

 ガーディアン達は私から距離をとった。さぁ、次はどうする?


「くっ、ルシア=ノーティス……。さすがは【女神】様が今暗殺したい人間ナンバーワンに指定するだけはありますわね。舐めてましたわ……。ふぅ、わかりました。わたくしは撤退します。ガーディアンをこれ以上壊されるのはリスクが高すぎますので……。追撃されてもよろしいですが、わたくし、そのときは躊躇なく爆弾のスイッチを押しますわ」

 ミランダは最後の駆け引きに出たようだ。


「だが、どっちみちお前が爆弾のスイッチを持っているんだから、逃しても同じじゃないか?」

 私が質問を投げかけたが、ミランダはさっさとガーディアン達を撤退していった。

 くっ、どうするのが正解だ……。


「ルシア! 彼女を止めなさい! 今、外の仲間たちによってこの国の爆弾は全て処理されたわ!」

 フィリアは銀装飾銃をガーディアンに向けながら私に指示を出した。


「さすがは、わたくしの親友ですわね。手際が早い。貴女に完全に勝てなかったのも、もう会えなくなるのも、残念で仕方ないですわ……」

 ミランダはそう言い残して、ガーディアン(アルファ)に乗って去って行った。


 なんなんだ、掻き回すだけ掻き回して……。結局ミランダの一人勝ちじゃないか。くそっ!


 リメルトリア共和国のクーデターは騒ぎはこうして集結した。

 




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