表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/33

変態

前回のお話:あと一歩でユダを追い詰めたという瞬間に、敵の増援があらわれた。ユダとの口論の末山門たちを殺そうとする宇宙人たちであったが、殺されそうになったその瞬間、城の近くで爆発があり、城が崩れ始めたのだった。

ハァ!!ハァ!!


なんとか、修羅場から抜け出した俺と真琴と蓮は城を離れてアジトへ向かっていた。


爆発が未だ続いており見る見るうちに城は崩れていた。


「ど...どうなってんだ...」

「分からない...けど、あれのお陰で助かったわ...」


脱出経路は、来た道を帰るのではなく、大通りを抜けて駅の方角から帰る方法だった。

見張り役のロボットたちは、起動していないようだった。

あの城に、ロボットの操作する何かがあったのか...

真意は分からないがとにかく好都合だ。


「おかしい...追手が来ない...」


先ほどのアイツらのスピードをみると、一瞬で追い付けそうなのに

追手は来ていないようだった。ユダがまだ揉めているのか?

それとも別の何かが...


そうこうしているうちに、ゲートが現れた。

通常であれば通るだけでワクワクするゲートだが、今は嫌悪感しかない...


ゲートをくぐったあたりで、持っていた無線機から連絡が入った。


「ヤマト!!大丈夫かい??」

「ケンス!!そっちは大丈夫か??」

「僕は大丈夫だ!!こっちからもそっちの爆発がみえたよ。君がやったのかい?」

「いや、俺じゃない。だが爆発のお陰で助かったよ。そっちに大吾とフロースは着いたか?」

「あぁ、ひどい状態だ...なんとか応急処置をしているところだ...だが、物資が足りない...」

「そうか...何とかなるか?」

「そのことだが、一度マグナ・ティエーラに転移しようと思う。僕も一緒に」

「な...可能なのか??」

「四の五のいってられないさ。事は一刻を争う。ポッツじゃないと、恐らく治せないだろう。

君も傷を負ったんだろう?大丈夫なのかい?」

「なんとか、軽傷ですんだよ。2~3日すれば治るだろう」

「流石、勇者様の超人力だ。まぁ、そういう訳だから一度戻らせてもらうよ」

「あぁ、頼んだぞ。俺が不甲斐ないせいで...」

「あまり自分を責めるな。フロースは僕に任せてくれ!」


ドガーーーーーン!!!

ドガーーーーーン!!!


城の爆発とは別に、他の場所からの爆発音が聞こえた。この敵の陣地全体に爆発物を仕掛けていたのか。

急がないと、爆発にまきこまれてしまう...


俺たちは、そのまま駅を抜けて、線路伝いに元のアジトに向かった。

遠くから見ると、パーク内全体に火の手が上がっているのが見える。


これで終わったとは思えないが...


ふと空を見上げると、小型の宇宙船が別空間と繋げてゲートに向けて光線を放っていた。

光線を受けてゲートは徐々に拡大しているように見えた。

まさか...


「これ以上に大きい宇宙船が入ってくるってのか!?」

「その可能性は否定できないわね、宇宙人が言う”王”がまだ姿を見せていないのであれば、

いまから別の乗り物にのって来るかもしれない...」

「あるいは、あのゲートを定着させる為に、”補強”している可能性もあるな」


クソ!!!俺はまた何もできないのか...

せっかく出た聖剣(エクスカリバー)もいつの間にか消えてしまっていた。

マグナ・ティエーラにいたころは、聖剣(エクスカリバー)は常にあったのに...

ケンスは俺の気持ちの問題だと言っていたが...

とりあえず今はアジトに戻ることを優先しよう。


俺たちは、元々アジトにしていた若洲海浜公園へ数時間かけて移動した。

その間、元いた敵の陣地は爆発で起こった火事や、上にできたゲートの拡大やらでものすごいことになっていた。

アジトへの帰路の間、ロボットの姿は見えず、追手もきていないようだった。


「お前たち!!大丈夫だったか??」


アジトには大吾の姿があった。


「あぁ、何とかな...フロースとケンスは?」

「元の世界に帰っていったよ。ものすごい魔法だなありゃ、この世のものとは思えん...」

「俺たちもさっき、この世のものとは思えない体験をしたよ...」

「そうだ!お前たち何があったんだ??」

「あぁ、少し長くなるぜ...」


俺は、ことの全てを大吾に話した。

敵のアジトに潜入し、ユダにやられて、追い詰めたが敵の作戦だった件や、

捕らえられた人間たちは何処かに隔離されている件。

何より、絶望的状況だという事を改めて理解しながら説明した。


「まぁ、無事で何よりだ...それよりその爆発が気になるな。」

「そうなんだ。俺たちも気になっていて」


その時だった。


「はぁーーーーーはっはっ!!!!!!!!気になるかねぇーーーーーー」


そう話していた俺たちの後ろから声が聞こえた。


「な....なんだ!?」

「あそこ!!誰かいるわ!!」


隅の方をよく見ると人影が見えた。

出てきたそいつは、身長は170cmぐらい、

長髪でグラサン、王子のような風貌

ぱっと見、変態だった。

ここが世紀末でなかったら、確実に通報されている。


「君たち!!!!ラッキーだったね!!!!!」

「な....なんなんだ、あのアホは」

「し....失礼だな!!命の恩人に!!」

「命の恩人??」

「そうだ!!あの爆破はミーがやったんだよ!!!」

「えぇ!?ホントかよ!!!」

「あなた?何者なの??」


「ミーかい??ミーは勇者さ!!!!!」


おいおい...

とんでも無い奴が現れたじゃねーか。


(次回に続く)

最近、メガネを買いました。昔からメガネを買っているのですが、最近のメガネはコスパがいいですね。

メガネを普段つけていない人はわからないと思いますが、違うメガネをつけていくときのドキドキ感は

夏休み明けに髪型を変えて学校へ行く学生の気分ですよ。めちゃくちゃどうでもいい話ですみません(笑)

※読んでいただき有難うございます。もしよければ、ブックマーク、評価、感想などお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ