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ロボット捕獲大作戦

前回のお話:ロボットを分解すると、光線を利用した銃が作れることに気付いた山門たち。ただ、ロボットを捕獲すると、他のロボットが集まってくる。山門たちは二手に分かれてロボットをあと数体捕獲する為行動するのだった。

俺、ケンス、真琴の三人はロボットに見つからないように、隠れながら上野へ向かった。

上野の捕獲ポイントに向かい、そこで捕獲する。そしてロボットが集まってくる前に退散するという手筈だ。


偵察用ロボットは、辺りにウヨウヨしていたが、タイミングを見計らうと自滅しかねない。

細心の注意をはらいながら、上野に到着した。


すると....


「なんだありゃ!?」


上野動物公園あたりに、デカいアンテナ見たいな機械が設置してあった。


「これ...あのときの!?」

「真琴!これがさっき言っていた謎の機械か?」

「えぇ...まさか他の場所にも設置してあったなんて..」


周りには、戦闘用ロボットが配備されていた。


「クソ!!これじゃ、ここでは下手に動けない!」

「ヤマト、僕にいい考えがある!」

「なんだ?ケンス?」

暗黒(オプスクーリタース )を使うのさ」

「なるほど...でも、その技を使うと俺たちも見えなくなるんじゃ...」

「ちょっ!!ちょっとまって、なんなのそのオブなんちゃらって技は??」

「魔法の一種だよ。発動させると、一時的に暗闇の状況にすることができる。

ただ、俺たちにも影響するから...」

「大丈夫さ。彼らは動かない。つまり場所さえ把握していれば問題無いはずだ。」


確かに、奴らは動かない。場所さえ把握していれば戦闘用ロボットを捕獲することも可能かもしれない。

マグナ・ティエーラにいたころも、この方法で宝を盗んだりしていた。

ただ、その時は仲間に魔剣士のサキがいてくれた。サキはいわゆる第六感が異常に優れていた。

目を使わずとも魔物の気配などを感じることができたんだ。


「問題は誰が確保に行くか..だ」

「うん、それも僕に案がある。真琴とヤマトの二人で向かってほしい。

僕は、目くらましと拘束乃魔法を同時にかける。おそらく、もって数分だろう。

その間に二人でロボットを確保して欲しい。」

「蓮曰く、ロボットはコアを外せば起動はしなくなる。拘束している間にコアを外して電源を落としてしまおう」

「それと、真琴には、サキと同じような雰囲気をかんじるんだ。」

「えぇ?あなたたちの仲間だった?」

「あぁ。だからきっと大丈夫さ!」

「何が大丈夫か分からないが...とりあえず、その作戦でいってみよう」


忍び足で巨大機械の近くまでいき、魔法をかけられる場所まで移動した。


暗黒(オプスクーリタース )

樹木の拘束(アルボス・プドア)


あたりは、暗闇につつまれた。

拘束乃魔法には、樹木の拘束(アルボス・プドア)を使ったみたいだ。

樹木の拘束(アルボス・プドア)は大地の魔法で、

木を操って拘束する効果がある。


「さぁ!いってくれ!!長くはもちそうにない...」

「あぁ!まかせろ!!」


俺と真琴の二人は、大体の位置を目標にして暗闇に飛び込んだ。

暗闇の中に入ると、何も見えない...下手に動くと他のロボットに見つかってしまう。

そんなとき...


「山門!!こっちよ!!」


真琴の声がした。真琴の声のする方に向かっていくと、拘束されたロボットがあった。


「すごいな!何でわかったんだ。」

「大体の位置を覚えていたら...あとは勘かな...」


凄い。本当にサキのようだ。

あそこまで、正確に周りの動きを察知することはできないだろうが、

近しい感覚は持っているのかもしれない。


「よし。こいつを持って急ぐぞ!!」


俺はロボットを担ぎ、真琴と共に何とかその場から逃げることができた。

幸い、未だロボットは気付いていない。


ロボットは、どうやって景色を認識しているんだ?センサーとかは搭載していないのだろうか...

そんな疑問を持ちながら、ゴリラ型の戦闘用ロボットを持ち帰った。


「コアをはずして...よし!!これで大丈夫そうだな」

「エクセレンツッ!!スマートだったじゃないか!!ヤマト、真琴!!」

「なぁ、真琴、どうしてろあの暗闇の中でどうしてあのロボットを探し当てたんだ?」

「分からない...けど、ぼやっとそこにいる気がしたの。」

「これが”オンナのカン”ってやつかな?ヤマト!」

「いや、違うだろ!」


でも不思議だ、サキのように目をつぶっていても気配を感じることができるのだろうか...


「とりあえず、合流地点にむかってこいつをもっていくか...」


重たいロボットを抱えながら俺たちは合流地点へと戻って行った。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

一方そのころ、新宿に向かっている大吾とフロース


「そろそろ新宿につくころだ」

「はぁ、はぁ、つかれたぁ...あ...あんたねぇ、脚力も上がってるからって

とばして走るんじゃないわよ!」

「あぁ、ごめんごめん。つい身軽になったもんで」

「こっちは、ずっと走りっぱなしなのよ....」

「よし、少し休憩するか!」


ケンスの身体向上の魔法で、普段よりも倍のスピードで走っていた大吾、

それに何とか食らいつくフロース。

流石につかれたのか、目的地目前ではあるが休憩することにした。


新宿はかつての華やかさを失い、荒んだ街と化していた。


「もうこの辺で捕まえてしまえばよくない??」

「まぁ、もうじき新宿だからなぁ。目ぼしいロボットがいたら捕まえてしまってもいいかもしれないな」


そう話す二人のそばで、一体の偵察用ロボットが動いていた。


「あぁ!!!」

「行ってるそばから!!あいつを捕まえようぜ!!」

「周りにも、他のロボットはいなさそうね!!よぉーーーし!!」

氷縛(グラキエース)


たちまち、ロボットを含め辺りは氷と化した。


「おまえの魔法が凄いのは分かるが、やり過ぎでは??」

「いいじゃない!!何事も、やりすぎがいいのよ」

「凄い理論だなぁ...とりあえず、捕獲して帰るか...」


ロボットを持って帰ろうとした、その瞬間


「オマエタチ!!ナニヲヤッテイル!!!」


二人の後ろから何者かが声をかけてきた


(次回へ続く)

なんか、中だるみしてきた気がします。次回からまたガラッと話が進みますのでお楽しみに!!

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