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神の加護  作者: 零灑
5/10

Act4:決心




※夕真side

静寂が辺りを包む。


まるで、時が止まった様に。



“息苦しい”



“息が出来ない”



明華は、そう感じてるはずだ。



重い空気が、苦手だからな、明華は。



ウチだって、そう感じてるんだ。





でも




この静寂を破ったのは、


こんな空気に誰よりも弱いはずの






「聞きたいよ、天驟雨さん」






明華。



『お前は聞くのか。』


「そうだよ、天驟雨さん。アタシは聞くよ。アタシは。」


『覚悟があるのか?』


「だって!どうせ、救わなくちゃいけないんでしょ?拒否権無いんでしょ?」


『そうだ。』


「だったら聞かなきゃ。納得いかない。たとえ、どんな因果関係が分かろうとね。」


『分かった。では他の二人はどうなんだ。』


聞かないで、欲しかった。

ウチには、明華みたいに勇気がないんだ。

今でも、足が(すく)んでるんだ。


「私も、聞こうと思います・・・」


次に勇気を出したのは、昼愛。

どうしよう。

どうしよう。

どうしよう。


『おい。他の二人は決めた。お前はどうなんだ。』


どうしよう。

どうしよう。

どうしよう。

聞かないで。


「夕真・・・」

「夕真、どうするの・・・?」


どうしよう。

どうしよう。

どうしよう。


でも、


二人の顔を見て、決心した。


「ウチも、聞くよ。」


『これで、そろったな。じゃぁ話すか。おい、需慧楼。』

『はい。ここに』

『時を、初代へ』

『分かりました。では。』


需慧楼は、自分が身に纏っている薄桃色の羽衣を

ふわり、と高く投げた。


すると、周りが眩いばかりの光で包まれた。


「眩しっ・・・!?」

「ぬあぁぁ!何!?」

「きゃああ!」




私達は、光で包まれた。







5人を包んだその光は






突然






消えた。



ここまで読んでくださり、有難う御座います。


ちなみに主人公の1人称は


夕真・・・ウチ

昼愛・・・私

明華・・・アタシ


です。

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