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神の加護  作者: 零灑
2/10

Act1:始まりの時

「早く早く!お店が閉まっちゃうよぉ!!」

「あぁ〜もう!うっさいなぁ。」

「本当よ、明華(あきか)。少しは静かに、ね?」

「ぶぅ〜・・・」

「あぁ〜もう!チョコ買ってやるから!」

「まじ!?大好き夕真(ゆうま)!愛してるぅ〜!」

「助けろ、昼愛(ひるあ)ぁぁ!」

「えぇ〜、やだ。」


そんな少女達の会話。

煩いことこの上ないが、周りにしてみれば日常茶飯事。当たり前のことなのだ。

そんな少女達を見ている者がいた。

それは―――――神。


◆◇◆


「なぁ、こいつらだよな?需慧楼(じゅえる)。救世主って。」

「そうで御座います。天驟雨(てんしゅう)様。」

「よし、適当に混沌(こんとん)の場に落としておいてくれ。」

「分かりました。では―――」


◆◇◆


「早くぅ〜」

「明華。前を見ないとぶつかるわよ?」

「ぶつかんないし!って、うわぁっ!」

「行ってる傍から!って、きゃぁあ!」

「昼愛ぁ、明華ぁ!って、どあぁぁ!」

少女達の目の前に現れたのは、蓋の開いたマンホール。

そして、少女達は個性的な叫び声を上げマンホールへと落ちていった・・・


◆◇◆


「・・・需慧楼。方法はこれしかなかったのか?」

「いえ、他にも30種類ほど御座いますが・・・?」

「じゃぁ何故、マンホール(あれ)なんだ・・・」

「ただ単に、面白いからで御座います。」

需慧楼はにっこりと微笑んだ。―― −10℃の微笑で ――

「・・・寒いな。悪い、今のは聞かなかったことにしといてくれ・・」

天界には吹雪(ブリザード)が吹き荒れていた・・・




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