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桜色の季節  作者: ベルフェゴール
2/2

新キャラ登場‼︎そして、最凶最狂最恐最強の幼馴染み

2話目です。

最近ベルフェゴールはHUNTERxHUNTERにハマってます。あれおもしろいですよね。

今回は新キャラと、中2チック回になってます。それではどうぞ!

朝食を食べてしばし...

朝の仕度を終え、学校に行こうかという頃...


「おーい、華菜〜。そろそろ学校行くぞ〜!早く来いよー」

「あっ、うん!今行く!」

催促に反応して、小走りに廊下を走ってくる華菜。

「ごめんね。遅くなっちゃって。」

「そんなことねーよ。いつも通りだ。さぁ学校行こうか。」

「うん!」

戸締まりをして、学校に向かう。


ん?なに?お前らいつも一緒に登校してんのかって?

あぁ、昔っから一緒だったな、華菜とは。

幼稚園も小学校も中学校も、そして今も。

何だかんだで、華菜と一緒に登校している。

だーかーら、そんな羨望の眼差しを向けるなって。

お前らにだって幼馴染みぐらいいるだろ?

一緒に登校すればいいじゃんか。はい?そんなハイスペックな幼馴染みなんていない?さいですか...


そしてもう一つ。お前に親や家族はいないのかって?

両親は...いねーな。10年前に事故で死んだよ。

一応義姉がいるが大体朝は寝てるしな。

だから、今は華菜が朝に家に来てくれるんだ。

羨ましい?もう何も反論しませんよ...


閑話休題。


そんなこんなで一緒に学校へ向かう俺たち。

何故かこの時華菜はいつも腕を組んでくる。

最初は恥ずかしいからやめろと言ったが、

じゃあ、もう朝起こしに行ってあげないし、宿題も見せてあーげない!って言われたので降参した。

今やこいつは俺のライフラインと言っていいほど俺はこいつに依存している。料理もやろうと思えば出来るが、こいつほどじゃないからやってもらってる。

腕を組んで登校するのもそのお礼と考えれば安いものだ。というか、華菜って好きな奴いるんじゃなかったのか?まぁ、いいや。幼馴染みなんてこんなもんだ。

それに周りからの視線が痛いがもう慣れた。さすがに3、4年もこの視線を受けてれば慣れる。というか慣れなきゃ辛い。


さてそろそろ"アイツ"が合流するはずだな...

よし。迎撃用カバン準備完了。索敵レーダーカバー範囲最大。ターゲット発見。目標距離40m...

「ハ・・〜!」

30...

「ハル・〜!」

横では華菜が何かを理解したような顔で俺とは向きが反対になるようにカバン、もとい迎撃用武器を構えている。

20...

「ハルや〜ん!」

だんだんと声が近づき、目標の姿を視認する。

15...

「ハルや〜ん!おっはよ〜‼︎」

目標が大声で俺を呼ぶ。

5...3...

「ハルや〜ん!って〜い‼︎」

目標のダイビングバーストタックル(ただの飛びつき)

を確認。対至近距離限定迎撃用武器、構え!

2...1...

「華菜、準備はいいか?」

「うん、大丈夫だよ。」

「よし、じゃあ行くぞ。せーの‼︎」

0‼︎

「「ツインバッター‼︎」」

バシッ!ドムッ‼︎

「へぶしっ⁉︎」

ドサッ...

目標、俺と華菜によるツインバッター(ただの同時顔面カバン叩き)により、大破。沈黙を確認。

他の敵性因子の有無を確認...反応なし。

通常モードに移行。


とまぁ、SFチックにはなったが...

「よし、華菜。学校行くか!」

「そうだね‼︎学校行こっ‼︎」

と2人で歩き出・・・

ガシッ‼︎

・・・せなかった。

「なっ⁉︎敵は沈黙させたはずでは⁉︎」

「う、うそ・・・ツインバッターが効いていないなんて・・・」

「いぃぃぃぃつぅぅぅぅまぁぁぁぁでぇぇぇぇやってんのさぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

シュタッ‼︎バシッ、バシッ!

「痛ってぇ!何しやがんだてめぇは!」

「痛っいなぁ!何するの!」

「それはこっちのセリフじゃあぁぁぁぁ‼︎」

「うっさい。少しは落ち着いて話せ。」

「そうだよ落ち着いて‼︎」

「何であたしが怒られるのかなぁ⁉︎普通は逆だよ⁉︎」

「ほらほら、お菓子あげるから落ち着いてね〜」

「あっ‼︎飴玉‼︎ありがとう‼︎って、私は幼稚園児かっ‼︎

飴玉1つで落ち着くか〜‼︎」

「ふ、2人とも..落ち着...」

「あっ、じゃあ、もう1個。」

「うん、ありがとう...って、だから違〜う‼︎私は落ち着いてるって‼︎」

「お、落ち着こ....

「語尾に"‼︎"ついてる奴が落ち着いてるとか言えるわけねーだろーが!」

「にゃにを〜‼︎勝負だ‼︎ハルちゃん‼︎」

「望むところだ‼︎ 椿‼︎」

「・・・・・・・・」

「だりゃあぁぁぁぁ‼︎」

「うおぉぉぉぉぉぉ‼︎」

「2人ともいい加減にしなさい‼︎」

ビクッ‼︎睨み合っていた目を華菜の方に向けると...

鬼すら泣きながら逃げ出すほどの形相で華菜はこちらを睨めつけていた。何故だろう。華菜の周りに黒いオーラが出てる...なっ、何だこのオーラの量は⁉︎髪が伸びて、蠢いてる...!?

「そう、私の念能力は操作系...身体に触れているものなら全て操れ、傀儡に出来る...それが例え人であろうと、建物であろうと...」

声に出してないのに分かってらっしゃる⁉︎

そして何だ⁉︎その物凄い念能力!?触れてたら何でもあやつれんのか⁉︎そういや、俺、ときどき記憶の無い時が...

まさか、全て華菜が⁉︎

「ハルちゃん?...あんまりふざけてると...華菜、本気で怒るよ?ニコッ」ひぃ⁉︎す、す、すいませんでした〜‼︎お願いですから、その黒い眼差しでそんな暗い微笑みを向けないでください‼︎

慌てて椿の方を見ると、恐怖を顔全面に纏わせてこちらを見ていた。アイコンタクトをしたのち...

2人ともカバンを抱えて学校へ猛ダッシュ...

すまん、華菜。お前のそのオーラには耐えられん...

「ハルちゃん、椿ちゃん...何でお話がオワッテナイノニドコカイコウトシテルノカナ?ニガサナイ、ニガサナイヨ‼︎」

後ろで何か華菜がつぶやいているのが聞こえる。

というか、背中にすごい悪寒が...何か片言も聞こえた気が...

シュルルルルッ‼︎

"シュルルルルッ‼︎"?

なんの音か確かめようとして、振り向いて...

俺は顔を前に戻した。ダメだ。これ今日夢に出る。

怖い‼︎怖すぎる‼︎

え?何が怖いって?後ろ見てみるといいよ。

精神が脆い人は精神病かかるよ、この怖さ。

だって、さっきよりもドス黒いオーラ撒き散らしながら、狂ったように笑ってこっちに猛ダッシュしながら

髪があのメデューサの頭の蛇のように蠢いて、それが

全部自分の方に向かってきてるんだぞ?恐ろしすぎるだろ。というかさっきの念能力の話、本物だったんかい‼︎これ怖くないって言う人いる?ていうか、いたら華菜を止めてくれ‼︎

「アハッ!アハハハッ!アハハハハハハハハッ!」

くそっ‼︎速すぎる‼︎華菜は身体能力インターハイレベルだから、速い!絶対に追いつかれるじゃねぇか‼︎

「マッテヨ‼︎ハルチャンマッテヨ‼︎アハハハッ‼︎」

何か俺標的ロックオンされてない?

やばい、やばい、やばい‼︎捕まりたくない‼︎

「ハ、ハルちゃん?私がわざと捕まるからその隙に逃げて。私なら大丈夫だから。5秒後決行ね。」

「つ、椿...分かった。絶対に逃げ切る‼︎お前のこと絶対に忘れないから‼︎」

「うん‼︎じゃ、じゃあ逝ってくるね、バイバイ、ハルちゃん」

最期に俺に微笑んで振り向き華菜に特攻を仕掛ける椿。

「華菜!覚悟‼︎てやぁぁぁぁ‼︎」

「ムダダヨ?ツバキチャン♪」

「なっ⁉︎えっ、そ、そんな...」

「ツーカマエタッ‼︎」

「きゃ、キャアァァァ‼︎イヤァァァァ‼︎ハルちゃん助け...」

特攻した椿だったが華菜の髪に絡め取られて、断末魔をあげて...髪に包まれてしまった。

「くそっ‼︎椿!お前の事は一生忘れないからな‼︎」

ここで捕まっては意味がない。椿の犠牲が無駄になってしまう。そんな事を考えながら、俺は走る足に鞭を入れた...

どうでしたか?

椿は春夜に次ぐツッコミキャラですね。

ちなみにツインバッターの重い方の効果音は春夜です。いつもああやって突っ込んでくるため、カバンに大量の本と教科書を入れている(という設定)ため、

衝撃音が重く、ダメージもすごいです。

イメージとしては、コンクリートブロックを頭に落とされるのと同じぐらいかと。クラっとします。

それに動じていない椿は超人です。

そして今回の華菜の念能力(笑)はパーム・シベリアの

ブラックウィドウをイメージしてます。

新キャラ登場回なのに紹介忘れた...

まぁ、次回ということで。


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