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詩集

セルフサクリファイス

作者: 蒼山詩乃

接してる人間数を数えて

僕は目眩を起こしてるだけ

痛いなんてそんなのもまだ

続くだけの毎日だ


今日も引きこもり気分だ

誰も話さないまま椅子に座る

どこぞの有名人も多分

こんな感覚に陥ってるんだろ


さあ乞食どもは這いつくばっているけど

そんなの関係ないかなって言う傷跡


才能売り切りワンマンショーも

通り過ぎればただのショートカット

僕は蝕まれてゆく体を

ただ切り捨て行きたいだけなんだ


手とり足取り揚げとりの五本指も

少しずつ掠れて消えてゆく

メイキング要望の文字にさえ

酷く冷めた目で見てゆく


どこかにある心臓もほら

見つからないなら傷つけて

また思いつきの希望通りに

形作ってゆくだけの人形だ


どうも乞食どもの反応が悪いだろうけど

もう関係ないかなって言う切り傷


才能売り切りワンマンショーも

通り過ぎれば無視されてゆくばかり

どうせどうせ痛みも全部

無価値なものになってゆくから


なら蝕まれた体はどこに

切り捨てればいいのかと

自問しても見つからなず

手首を切り裂いた


狭い部屋 狭い世界 

僕にはちっぽけに見えた

だからだろ 今日も痛いはずの

ワンマンショーだ!


捨てて捨てて捨てまくった

僕の大事なものもみんな

それでもまだ終わらない人生が

やってくる


痛い痛い痛いな

痛い痛い痛いな

痛い痛い痛いな

痛い痛い痛いな

痛い痛い痛いな

痛い痛い痛いな

痛い痛い痛いな

痛い痛い痛いな


ね?

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