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風属性の最高火力  作者: 白河 夜
第一章 森の奥編
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001 魔法の練習

何度か修正をしていますが、始めの酷すぎる文章よりはまだマシになったと思います。

「はっ」

「起きたようですね。」


ああ、そうだ。転生したんだった。


「ああ、ごめん待たせちゃった?」

「いえいえ、私も今起きたところです。」

「そう。で、どうする?たぶんさっきの人が何ヶ月か分の食料は用意してくれてるよね。」


あの世界の管理者なる人?は、ある程度サポートしてくれているだろう。


「そうですね。とりあえず食事にしましょうか。」

「え?作ってくれるの?月夜さんが?」

「ええ、こうなった以上仕方ないですし…嫌ですか?」


紗奈さん(美少女)の手料理を嫌がる人はいないだろう。


「いやいや全然。」

「では作ってくるので待っていてください。」

「はーい」


どうやら食事は月夜さんが作ってくれそうだ。とりあえず、魔法の練習をするか。

えーっと、魔法についての本あるかな?


「なになに?魔法を使うことはあまり難しくありません。魔力を持っている人なら誰でもできます。まずは、魔力操作をしてください…と。」


そもそも魔力ってのはなんなんだ?まぁいいか。それはおいおい考えていくとして、まずは、魔力操作しないとな。


「まずは、僕の周囲に、エネルギーがないか感じてみよう。」


目を瞑って瞑想してみた。


「ん?何かある…光ってるような、温かいようなものだけど光っていなくて冷たい?」


なんか変な感じだな。純粋なエネルギーであって光エネルギーや運動エネルギーに変換されてないからこんな感じがするのかな?


「四条さんご飯できましたよ。」

「はーい、今行く。」

「お〜、おいしそうだね。」


今の短時間でこれだけの物ができたのだ。そして、クオリティも高い。


「ありがとうございます。誰かに食べてもらうなんて久しぶりなのでお口に合わないかもしれませんが…」

「大丈夫だよ。食べようか。」

「「いただきます。」」

「おい…しい」


すごい。本当においしい。すごい。おいしすぎて語彙力がなくなっている。


「すっごいおいしいよ。月夜さん。特にこのハンバーグとか…」

「そうですか?それはよかったです。」


そのまましばし無言で味わう。


「そういえば、先ほどは何をしていたのですか?」

「ああ、魔法の勉強してたんだよね。」

「そうなんですか。それは、私も知りたいですね。」

「うん、あとで一緒に本の続き読もうか。」

「ありがとうございます。」

「いやいや、お互い様だよ。」


そうこうしている間に食べ終わった。


「ごちそうさまでした。」

「お粗末様でした。」


「さて、じゃあ魔法の本の続き読もうか。」

「ええ。楽しみです。」

「うーんとさ、その敬語は素なの?これから一応一緒に暮らすわけだし、できれば素のほうがいいんだけど…」


僕はあまり敬語を使われることに慣れていない。社会的地位も低かったからな。


「いえ、素ではないのですが…この口調じゃないとよくナンパされるんですよ。それで、ずっとこれなんでもうこれが素みたいなものですね。」

「ああ、確かに月夜さん綺麗だもんね。」

「口調を治すこともできますが…」

「いや、別に無理して治すものでもないよ。じゃあ本取ってくるからちょっと待ってて。」


階段で2階に上がった。どうやらこの家は2階建てで、二階が寝室、一階がリビングと和室、トイレ、キッチンの様だ。

二階の暫定自分の部屋に入って先ほどの本を取る。


「持ってきたよ。」

「ありがとうございます。」

「まぁ続きといってもほぼ読み進めてないから大丈夫だよ。えーっと、始めは魔力操作をするらしい。僕の場合、さっき魔力を感じたところで終わったな。魔力は温かいような冷たいような感じがしたよ。」

「そうなんですか。ではやってみます。」


月夜さんが瞑想を始めた。


「え?これは…」

「感じ取れたか?」

「はい、確かに、温かいような冷たいような感じがしました。」

「じゃあ次はそれを動かしてみようか。」

「わかりました!」 

「ここからは俺もできてないんだよな…」


2人そろって瞑想をする。

動くか?やはり、操作しようとしても動かないな。何か、アプローチが間違っているのだろうか。なら、自分の体を動かすようにやってみよう。


「動いた…。」

「私も動きました。」

「いいね。じゃあ最後。取り敢えず僕は風出してみるから、月夜はちょっとした火出してみよう。一応外でやろうか。」

「いいですね。じゃあ外に行きましょうか。」


というわけで、靴を履いて外に出る。


「うーんと、風よ吹け」


風が吹いた。結構風自体は速いみたいで、近くの落ち葉が全部吹き飛んでいた。そういえば今この世界は秋なのか。


「お〜すごいです。一発で成功してるじゃないですか。」

「たぶん、しっかりイメージして、魔力を与えれば簡単にできるよ。」

「そうですか?火種。」


月夜さんの手のひらの上に小さな炎ができた。


「お、かっこいい。けど、それ熱くないの?」

「いや結構熱いです。けど、たぶん…これで…よし。」

「どうしたの?」


一瞬月夜さんが何かすると、炎が()()違う気がする。


「今、私にだけこの炎が効かないようにしました。」

「へ〜、そんな事もできるんだ。」

「ええ、イメージ通りに魔力を操作すれば簡単でしたよ。」

「じゃあ、僕は風属性の定番、風刃(ウインドカッター)をやってみようかな。」

「私も火球(ファイアボール)やってみますね。」


風の刃が木を切り裂くイメージをした。


「あれ?切れない?」


結局、風は木に当たって霧散しただけだ。


「どうすれば?」

「私もできなかったです。上手く飛ばないみたいですね。」

「まぁ今日は一日目だ。家に戻って寝ようか。」

「はい。そうしましょうか。」

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