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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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命の黄昏

作者: こっくん

魔法使いの朝は早い...と言いたいところだか、時計を見るともう短針が9を指していた。


つったってこの世界ではそんなめずらしくない。この世界の住民は時間にルーズなのだ。


まぁ、一部の真面目ぶってるクソ野郎は日が起きる前に起きて魔法の実験とかやるらしいがな。


まずは喉に潤いを与えようか。自分はカフェオレが好きなのだが、まるで人生のようだ。


見た目は肌色で割とミルクは入っているが、実際飲んでみると割と苦い。


まぁ、こんな自分語りはどうでもいいんだ。変な例え話しても嫌がられるのがオチさ。


カフェオレを一口飲んだ後は自分のモルモットに対するエサも忘れない。


隣にある小屋で獣の如く飢えているモルモットらは、自分が捕獲したときもすごくやせてしまった。


これじゃまたとる羽目になるじゃないか。時間を取らせやがって。


とりあえず自分が1週間前、2週間前だったか忘れたが自分が商人から買った謎の飲み物を与える。


モルモットたちはその液体に夢中になっていた。


それは地面にたまっている濃いオレンジ色の液体に混ざっても舐め続けていたほどだった。


その姿は滑稽で、毎朝これが数少ない楽しみとなっている。


あぁ、奥をよく見ると一体が倒れてしまっているな。皮膚とかも変色してしまっている。


どうせだし、昨日習得した蘇生魔法でもやってみようか。


その数十キログラムもあり、骨も浮かび上がっている図体を外に引きずり出し、草原で実験をする。


周りには住居がそんなにないから、変な目で見られることはないだろう。


地面に魔方陣を描き、呪文を唱える。


残念ながら蘇生はできなかった。まぁ、この死体は適当に埋めておくか。


家に帰り地面についた血痕を掃除する。


そういや、昨日も一昨日もクエストに行ってなかったな。


今日くらいはクエストに行くか、そう思いながらカフェオレを飲み干した。


適当に飲み干した容器に水を入れ、身支度をした。まぁ、流石にペンはいらないかな。


その後、西方にあるクエスト募集所へ向かった。

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