表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Momo色サーカス  作者: 朧 月夜
【Special.2:再春】夜桜の約束? ―モモ、ついに魔の手に……あ、いや―
154/154

[読了された方には是非読んでいただきたい、キャラ達の未来を語った後書き]

【前回連載時です→】この度は一年もの長きに渡り、三日に一度(夏編は二日に一度、秋編は二話同時更新、再春編は全六話を毎日更新でした)という頻繁な更新にお付き合いくださいまして、誠に有難うございました!


 これにてこちらの物語は完全完結となりますが、実は作者の脳内には、今後の彼等の行く末が明確に形作られております。


 皆様が興味を持たれますか、私の描く未来がお気に召しますかは分かりませんが、以下に詳細を示したいと思います☆




★モモ&凪徒★


 晴れて恋人となれました二人ですが、恋人期間は一年と短いです。というのも凪徒がですね・・・多くても週に一度しか、モモとデート出来ない状況に耐えられなくなるからなのですが・・・耐えられない理由が○○過ぎて此処では語れません(オフ会などでも酔わないと言えないかも)(笑)。


 ですのでモモ十九歳・凪徒二十五歳で結婚となりますが、この前にちょっとした事件が数回起こります。そちらも○○過ぎて掲載出来ないのですが(苦笑)、相変わらずモモの一生懸命で前向きで、他人のことを思いやる気持ちは変わりませんのでご安心ください*


 反面凪徒はかなり「デレ」が表面化して参りましてw、それにつれ以前より自然に笑うようになりました。これもモモのお陰ですね♪


 その後二人は一男一女を授かりますが、再春編最終話文末の通り、モモはブランコを辞めません。練習中も背中に(くく)られて一緒に空中で育った子供達は、さすがに二人の遺伝子を継ぐだけあって、兄は凪徒の夢を追い「体操のオリンピック選手」、妹はモモと同じく「空中ブランコ乗り」に成長します。


 モモが三十三歳の時に二人同時にサーカスを引退、凪徒は三十九歳ですからかなり頑張ったのではないでしょうか? それから二人は貯金したお金を使い、高岡邸の近所で体操教室を始めます。習った生徒の幾人かは、卒業後珠園サーカスに入団致しました。(何か・・・『伝わりますか』(←戦国悲恋物語です。いつか更新させていただきます)の後日談に似ている(爆)!)



挿絵(By みてみん)




★暮&茉柚子★


 本編ではメル友で終わった二人ですが、その後遠距離恋愛に発展致します。足しげく通ったお陰で暮の恋もついに成就、結婚の運びとなりピエロを引退して、茉柚子が園長となった児童養護施設で働き出します。モモに「母性を感じる」とまで言わしめた暮ですから、もちろんすぐに子供達の人気者に☆ やがて茉柚子から園長の座を譲り受けました。特に求められた訳ではありませんが、婿養子となりましたので、暮は「早野 純一」になりまして・・・こうしてモモの故郷でモモと同じ苗字になった暮は、本当の意味での『モモの日本のお母さん』になったのかも知れませんね!?



挿絵(By みてみん)




★珠園団長


 最後まで策士として読者様にも人気の高かった団長ですが、還暦の後に彼もサーカスから卒業します。


 実は団長は若かりし頃、海外傭兵として働いていました。もちろんあの体型ですからw、軍師的な地位、いわゆる頭脳チームのメンバーでした。しかしチームの些細(ささい)なミスにより、幼い民間人を巻き込んでしまった罪に(さいな)まれ、やがて放浪の果てにロシアでサーカスと出逢います。その華やかで楽しく笑顔溢れた世界に魅了された団長は、帰国後昔ながらの珠園サーカスを設立、団員を(つの)って巡業を始めました。


 そういう訳で変な所に知り合いが多かったり致します(笑)。そしてそんな辛い過去を持つからこそ、彼はいつもにこやかで穏やかで、沢山の愛を持っているのだと思います。


 珠園という姓を名乗っておりますが、実際には玉原(たんばら)と申します。桜・三ツ矢と並ぶ日本四大財閥の一つで、当主は団長の兄です。玉原家は珠園サーカスの影のスポンサーと称される大きな後援者の一つでした(笑)。


 となりますと・・・残る財閥の名前が気になることと思います。四つ目の財閥は楠葉(くすば)家と申します。この楠葉の前当主が椿の雇い主であり、結婚を約束した恋人であり・・・モモの父親でした。


 椿は一年後、娘の結婚式出席の為に来日し、モモを連れてお墓参りに行きます。其処(そこ)で全てを明かし、モモは父親のことを知るのですが、異母姉妹である三人のお姉さん達に会ったかは・・・さてどうでしょう?(隼人と杏奈の結婚式で、すれ違っていたりもするのですけどねw)


 あ、話が()れまして失礼致しました・・・団長はその後サーカスを離れ、海外の様々なサーカスを巡る世界一周に出掛けます。さすが彼もお金持ちですw。




★秀成&リン★


 事ある毎に物語を掻き乱し、楽しいエッセンスを与えてくれた二人ですが、彼らもまたサーカスを離れるメンバーです。リンは無事に男の子を出産、しばらくは二人共サーカスで働きます。実は本編には出て来ませんが、秀成の両親がサーカスの一員で、彼は其処で育った為に様々な技術を覚え、音響照明係をしながら通信で高校の授業を受けていました。お陰で二人の子供の面倒は秀成の両親が買って出て、(と言いますか、サーカス内では手の空いたメンバーが子供の相手をするのは普通なのですが)彼らも公演に支障を与えることなく育児も出来た訳です。


 立派な父親となるべく発明に力を注いだ秀成は、やがて大発明を致しました! 製品化されたその特許料で、企業を立ち上げ独立し資産家となります。もちろん珠園サーカスの後援会に名を連ね、玉原グループに並ぶスポンサーに。リンは更に二人の男の子を出産、三人のわんぱくでイタズラ好きな発明オタクの子供達に振り回されたとかされないとか!?



挿絵(By みてみん)




★鈴原夫妻


 夫人はリンの出産一週間後に女の子を産みました。その二年後に男の子も産まれます。そのため二人目の出産準備で忙しく、上の女の子はサーカスの・・・猛獣達に育てられたも同然な状態に(笑)! さすが猛獣使いの娘ですw 彼女は幼い頃から動物の扱いに慣れ、早くからデビューして両親と共に舞台を湧かせます。反面、下の男の子は夫人の血を継ぎ、空中ブランコに興味を示しました。成長した(のち)、モモ・凪徒の娘とパートナーを組むのですが、あの美しき夫人の息子クンですからね、実は鈴原(にい)もなかなかのイケメンですので、かなり美麗な青年に育ったのではないかと・・・モモナギ娘ちゃんとのラブロマンスも結構な確率であるのではないかと思われます♡


 ちなみに珠園団長から次代を受け取ったのは鈴原兄です* 美人で清楚で色っぽい夫人を妻として、団長の座まで手に入れた鈴原兄こそが、実は一番のラッキーパーソンなのではと作者は思ったりもします(笑)。




★隼人&杏奈★


 夏編で読者様を困惑に陥らせましたこのカップル、感想欄などにお越しくださいました皆様にはご説明致しましたが、作者としましては、この二人こそが一番深く愛し合っている者同士だと思っております。

 愛する者を失って失意の淵で辿(たど)り着いたお互いは、共鳴し分かち合い、かけがえのない相手となりました。


 そんな二人の間にも無事、それも希望していた男の子が生まれます。拓斗の「拓」を貰い受け「拓海(たくみ)」と名付けられた彼はきっと、二人から存分の愛情を注がれたことでしょう。


 但し桜と三ツ矢は合併という形は取らず、杏奈は桜の姓を名乗りましたが、三ツ矢は従兄(いとこ)に譲ります。隼人が三ツ矢という歴史ある名家を残したいと気遣ったのだと思われます。



挿絵(By みてみん)

 



 ・・・と、皆が皆こんなに上手くいって良いの? と思われそうですが、此処は幸せを紡ぐサーカスの最中です☆


 楽しい物語(ショー)は止まりません。例え作品は完結したとしても!


 前向きで一生懸命なモモ、ツンな態度でも思いやり溢れる凪徒、からかいながらも温かな光で助ける暮、大海のように頼りがいのある団長、ココぞという時にグッジョブな秀成とリン、サーカスの良きお兄さん・お姉さんである鈴原夫妻・・・高岡紳士に明日葉に花純に桔梗(あ、手刀の吉村運転手も忘れずにw)、杏奈に隼人に拓斗に芙由子、洸騎と園長と茉柚子と、もちろん椿もカミエーリアもニーナも!!


 誰かに会いたくなったら、またこちらへお越しください。きっと皆様を絶品の笑顔でお迎え致します。




 ・・・「レディース エンッ ジェントルメン! 皆様、珠園サーカスへようこそお越しくださいました!! ……──」


 今日も団長の元気な声から始まります。


 さあ、皆様──


 ~(きら)びやかなショーの幕開けです!

  童心に戻って楽しみましょう!!~


 最後までご観覧くださり、誠に誠に有難うございました!!



   珠園サーカス 総合プロデューサー(!?)

      朧 月夜 拝




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ