表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Dieux Sottises 〜神々の箱庭〜  作者: 天宮 かぐら
1/2

# 0

「ララルーシー。」


機織り機しかない白い世界。1人の女性のもとに1人の男性と2人の女性が現れた。


「…まぁ、プレクティファー。最高神のお2人もいらっしゃったのですね。どうなさったのです?」


ララルーシーと呼ばれた女性は驚きを隠せずにいる。


「ララルーシー、頼みがあるの。アマテラスから預かった子がいてね。」

「その子の糸を織り込んで欲しいのだ。」

「私たちの愛し子になると思うわ。特別な子なの。」

「…わかったわ。上手くいくかは分かりませんけれど…」

「上手くいかなければ解いて織り直せば良いのよ。」

「それもそうですね。そういたします。」

「あぁ。頼んだよ。」

「この糸ですか。とても綺麗な糸ですね。

…時と風の女神、ララルーシーの御加護を。」

「まぁ…。では、わたくし、光の女神の御加護を。」

「私、闇の神の御加護を。」

「…。水の女神、プレクティファーの御加護を。」


4人は糸に加護を与える。そして…。


「土の神、ヴォルディガントの加護を。」

「火の神、ブルーテルターンの加護を。」

「命の神、クラッルシャーンの加護を。」


いつの間にか現れた3人によって新たに加護を与えられ、その糸は綺麗に輝いていた。


「まぁ…。では、こちらに…。」


ララルーシー……時の女神はその糸を機織り機にかかった布に入れ込み、織り始めた。


人はこの織物の糸の1本に過ぎない。気付かぬうちに神の気まぐれで解かれ、結ばれ、織られる。神々が納得するまで織り直されたそれが人生と呼ばれるものの正体だ。


トゥティラハト……。その国は神々の箱庭である。


―――――――――――――――――――――――


初めまして。天宮(あまみや) かぐらと申します。初めての投稿で拙い部分も多いですが是非最後までお付き合い下さい。

〜出てきた神々〜


・時と風の女神…ララルーシ

・最高神…闇の神と光の女神

・水の女神…プレクティファー

・土の神…ヴォルディガント

・火の神…ブルーテルターン

・命の神…クラッルシャーン

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ