用語集
第1部から頻繁に登場する用語の説明です。
見捨てられし世界達
神々の祝福を受ける事のできなかった世界の総称。この世界では人間以外の種族は文明を持っていない。
どの世界も存在しない神を崇拝している集団がいたり、大量破壊兵器を用いた人間同士による殺戮が繰り返されている荒れ果てた世界となっている。
祝福されし世界ユグドラシル
神々の祝福によって多くの動物に知恵を与えられた世界。人間以外の種族も文明を持ち、それぞれの国が存在する。
どの文明も魔法によって高度に発達しているが、異なる種族や国同士での争いも起きている。
獣人
陸上で暮らしている哺乳類の一部に神々が知恵を与えた事によって生まれた種族。
人間に近い姿をしているが耳はそれぞれの元になった動物のものであり、中には尻尾を持つものもいる。体内の構造も人間のものに近くなっている。
エルフ
他の生物とは違って神々によって直接的に生み出された種族であり、ユグドラシル以外の世界には存在しない。
尖った耳が特徴で高度な魔法も難なく扱うが、肉弾戦を苦手とする者が多い。
魔法
ユグドラシルでは、最低限の魔法の知識は必ず学ぶものとなっている。
魔法がどれほど上手く扱えるかは本人の素養によるものだが、ユグドラシルで生きるほとんどの人間が「魔法学」を学んでいて魔法の研究者も多い。
エルフの里
エルフの長が他の多くのエルフ達と共に暮らしている森であり、長の魔法による強力なシールドで守られている為、他の種族は基本的には入るどころか認識する事もできない。
特殊な能力を持つ者であれば認識する事ができ、強力な魔法でシールドを壊して強引に入る事も不可能ではないが、長がテレポートの魔法で別の森へ移動すればエルフの里そのものも移動する。長が招いた者であれば認識が可能となり、自由に出入りする事もできるようになる。
ミズガルズ学園
ガルドラル王国の都市ユーダリルに存在する小学校から大学までの機能を備えた学園であり、もはや一つの都市とも言える規模になっている。
自国だけでなく他の多くの国から生徒を迎え入れている学園であり、才覚があれば出身地が判らない者も生徒として迎えいれる。但し入学希望者の経歴は徹底的に調べていて、凶悪犯罪者は入る事はできない。現在特に人気のある講義はユング教授による「世界学」である。
世界学はユグドラシルの起源について学び神に見捨てられた世界についても考察を深める学問であり、他の大学でも人気のある科目である。
ウルズヘジン
「神に裏切られた者達」と名乗る獣の仮面をつけた謎の集団。
各地で略奪や誘拐などを繰り返していて、誘拐した人間を洗脳して兵士にするなどの活動をしている為、ユグドラシルに存在する全ての国家から敵対視されている。彼らはどこから手に入れたのか「見捨てられし世界達」の技術を使用する為、対処が出来ずにいる国家も多い。
召喚の儀
国の王など大きな集団のリーダーが「見捨てられし世界達」の人間をユグドラシルに呼び出す為の儀式。
「神が見捨てた外なる世界の住人がユグドラシルを滅びから救う」とも言い伝えられている。