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神に見捨てられた俺たち  作者: 八神獅童
エルフの里
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プロローグ

ノクターンノベルズで「栗野快斗」名義でこの作品と世界観及び一部の登場キャラクターを共有する「神に見捨てられた俺たち reverse」の連載も始める予定です。

ユグドラシル歴20019年2月3日、エルフの里の長の部屋の近くでは騒ぎが起きていた。長の部下達がこれから行われようとしている義式を必死に止めようとしていた。

「ウェイラン様!どうかおやめ下さい!」

「神に見捨てられた世界の者に助けを求めるなど…」

「…今はお前達の意見は必要ない、私は娘をあの薄汚い盗賊どもから取り戻さなければいけないのだ」

「ウェイラン様」と呼ばれた男は周りの者達の言葉を気にもせずに儀式の準備を進めていく。準備が完了するとエルフの長、ウェイランは祭壇で祈りを捧げ始めた…


西暦2019年2月3日、雨が降る東京で他の人と同じ様に傘を差す少年が一人。その少年の名前は南谷唯斗。

唯斗は人生に絶望していた。不景気だのブラック企業だのが頻繁にニュースの話題になる今の世の中では絶望するには十分だった。音楽は好きだったが自ら作曲や作詞をする気にもなれなかった。彼は怠け者で自分が何もしなくても変化は訪れると思っていたのだ。事実、この後唯斗には大きな変化が訪れるが彼は知る由も無い。雷鳴がすぐ近くから聴こえるような気がして早く帰らないとまずいと思った。帰る家はすぐ近くのはずだ、だと言うのにたどり着けない、ここはどこだ、なぜ誰もいない、俺は今どこにいる。唯斗はいつの間にか、見知らぬ街の中を彷徨っていた。風が強く吹いて傘が吹き飛ばされた。唯斗は帰りたくてがむしゃらに走り続けたが、雨水で濡れたアスファルトで足を滑らせて転んでしまった。

転んで何とか起き上がろうとした時に、すぐ横に雷が落ちたのか思うほどの大きな雷鳴が聴こえて、唯斗は気を失った…

次回は用語やキャラクター設定の紹介になります。

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