10話:朝の母と専属メイド
投稿が遅れてしまい、申し訳ございません。
ちょっとトラブってしまいました。
前回の簡単なあらすじ:フェリシアの人物像と、双子の登場
今回は色気回です。
これくらいなら問題ないですよね…?
12/11 少し表現を変えましたが、
さほど変化はありません。
12/13 やっぱり変えました。
やってやったぜ( ̄ー ̄ゞ-☆
二人と話して、少しだけすっきりできたボクは、二人が下がってしばらくして、ベッドで横になった。たまには自分でするけれども、基本ベッドメイキングは二人にしてもらっており、寝心地は最高の一言である。とにかく、明日のことは、明日考えよう…
「……」
「んん~、もう少し~…」
翌朝、目が覚めて一番最初に視界に映ったのは、自分の上にうつ伏せで寝ている、母・フェルトの寝顔と、剥き出しになった二つの果実であった。しかもいつの間にか、ボクの寝間着もなくなって、下着一枚しかないし…。相変わらずな人である。
聞くところによると、母は性欲がとても強いらしく、父との初夜の感想が、「物足りない」だったのだそうだ。それを話すときの父の顔は、今でも忘れない。しばらくは自分で処理していたそうなのだが、ボクが10歳になるかならないかの当たりで思い付く。…思い付いてしまった。
『そっか♪ズァークさんだけじゃ足りないなら、他の人に頼めばいいんだ!』
一歩譲って、その発想はまだわかる。なぜその相手にボクたち兄妹を選んだ。使用人で良いじゃないか。以前そう聞いたことがある。すると決まってこういう。
『だって、一番美味しそうなのが、あなたたちなんだもん。』
…魔女だ、絶対この人魔女だ。
しかも質の悪いことに、母は小柄なのに平均サイズ以上の果実を持つ、いわゆる『ロリ巨乳』で、加えて自身の身体の使い方を熟知していた。そんな人を相手に、いくら二度目の人生といえど、初心者が抗えるだろうか、いや抗えない。
ーー要は美味しい思いをしているんだな?と思ったそこの諸君、おおよそ正しい。まあ実際、倫理観に目を瞑れば、待っているのは脳を溶かすのではないかというほどの快楽、ボクやトールだけでなく、同性のフィーアですら、その餌食となっていた。今は三人とも領地を離れて暮らしているため、被害にはあっていないが。
とはいえ、さすがに今日は駄目だ。なぜこれから女性に、それも婚約の話をしに会いに行くという日にする。とりあえず周囲の確認をする。何かされた形跡、無し。匂い、無し。何もされてはいない。しかし、この光景はいろいろ良くない。さっきから自分の身体がムズムズしているのを感じる。まずい、これ以上はーー
「ルーク様、もう朝ですy…って、またですかフェルト様!!!!!!」
ここで、アニーがボクを起こしにきて、顔を真っ赤にして叫んだ。良かった、これで一安心だ。
「ふぁあ~…あ、アニーちゃんおはよう♪」
「おはよう、じゃありません!何してるんですか!?昨日せっかくルーク様に、『邪な心を持たないように』と確認したというのに、これでは余計考えてしまうではないですか!!!!!!」
「え~、だあってぇ~」
「だってでもありません!もう離れて下さい!準備が遅れてしまいます!」
「は~い。」
アニーの凄いところの一つは、母の暴走を押さえてくれるということである。アニーが来てくれて良かった。
「ありがとう、アニー。いつもごめんね。」
「何をおっしゃいますか。主を守ることがメイドの役目。あれくらい当然です。ささ、もう脱いでいることですし、さっそくはじめましょう。」
「…うん、アニーもぶれないね。まあいいけど、1分だけだよ?」
「はい。では、…」
そう言って、アニーは下着一枚のボクに抱きついてきた。
アニーはとても優秀なメイドだけど、毎朝寝起きのボクに抱きついてきて、ボクの匂いを堪能?している。本人いわく“匂いフェチ”らしく、「ルーク様の寝起きの匂いは最高です!」とのことだった。いつもはクールで優秀なメイドなのに、この時間はご満悦の表情で、ボクに抱きついている。
アニーはボクやルアーノ同様、普段から身体を鍛えているので、メリハリのあるスタイルはとても綺麗だ。加えて今はさらしを巻いているが、それをほどいたときの双丘の大きさは、フェルト以上だ。そんな身体が、さらしを外して抱きついてくる(ちなみに今は気を遣ってか、さらしを巻いたまま抱きついているが、それでもすごいものはすごい)。
ーー羨ましいと思った諸君、「立場上は問題無くとも、日本人の倫理的に手を出すのはどうなの?」というこの状況、結構キツイよ?多分だけど、手を出してたら、この信頼は得られてないだろうし。
「…もう1分経ってるけど」
「…は、も、申し訳ございません!」
ようやくアニーが体を離してくれた。若干顔が赤い。いつも思うが、なぜ抱きついてる間は問題ないのに、離れるときに恥ずかしがるのだろうか。
ちなみにこの後、朝食を食べに食卓に向かうと、そこにはげっそりした父と、肌がツヤツヤな母という見慣れた光景があり、トールとフィーアは、しばらく姿を現さなかったのだった…
読んでくださり、ありがとうございました。
記念すべき第10話がこれで良かったのでしょうか?
楽しんでいただけたなら、幸いです。
女性のカップとかはよくわからないので、
イメージしやすいようにある程度簡単に説明すると、
フェルト:サイズそのものは平均より少し大きい程度
だが、小柄な分大きく感じる。
アニー:実は今まで出たキャラでは一番大きいが、
普段はさらしを巻いて、目立たないようにしている。
朝の匂いを嗅ぐ際、普段はさらしを外してから
嗅いでいるが、今回は着けたまま行った。
といった具合です。フィーアは『成長途中』です。hinではありません(フィーア談)。