ユーリーはお酒が飲みたい
町に着くなりアンナが酒場に向かって走っていく
「ユーリーに酒場はませられないね~」
アンナは私の酒癖の悪さを知っているからか返答も待たずに走っていく
ぐぅの根も出ない
そしてお酒を飲みすぎると記憶が無くなってしまう
リーダーには
『嫁に行ってから酒を飲め、異性と飲むな・・・頼む』
アンナには
『ユーリーは加減を覚えましょうか!なんであるだけ飲むんですか!あと脱がないでください!』
どこまで脱ぐのかは言ってくれなかったがはしたない事をしているらしい
いいですよいいですよ
お給料入ったら引き籠って飲んでやる
そう思いながら宿を探し町を歩く
宿の手配を終わらせ私も冒険者ギルドに情報を探しに行く
まず情報屋を・・・
辺りを見渡すが・・・居ないか・・・
しかし冒険者ギルドは活気がある
これはどこの国でも同じなのだろうか?
この町には『町ダンジョン』があり駆け出し冒険者の訓練場になっている
マナ自体そこまで多くないのかモンスターや罠に関しては驚異的なのは少ないと聞くが気は抜けないだろう
そういえば町ダンジョンに勇者一行が入ったという話はどうなったのか
受付にでも聞いてみるか
「すいません、町ダンジョンについて伺いたいのですが」
「はい、構いませんよ~この町は初めてですかぁ~?」
おっとりたした喋り方のギルド職員はダンジョンについて簡単な説明を話す
「先日勇者様御一行が攻略されて間もないので解放は二日後となりますね~マソの回復がやや遅れているみたいで・・・」
「もう攻略終わったんですね・・・また二日後に入ろうと思います」
終わってしまったものは仕方ない情報は酒場で入手が良いかもしれない
そう考えたユーリーはギルドを出ようとする
一応依頼確認などの『冒険者っぽい仕草』は忘れない
一旦宿に戻ってアンナと合流しよう
鍋と酒の季節
豆乳鍋食べたいなぁ