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メウとビスとトリノ湖と。part2

お久しぶりです。

就活が終わり、やっと小説を書ける時間が出来ましたので、また再開していこうと思います。

毎日投稿とはいきませんが、今後ともよろしくお願い致します!

重苦しい空気だ。

 右には透き通るほどの美しい水色ロング髪の可愛い少女、メウ。

 左にはキラキラ輝くパステルグリーンのショートヘアーの可愛い少女、ビス。

 目の前には腕組みをしたビスとメウの父――アメス。

 そいて美人なお姉さん。めちゃんこ美しい。

「君は確かエオくんだよね?」

「あ、そうです……」

 すっかり有名人になっているエオはこの孤島でもやはり知られていた。

「……本気で娘を貰うつもりかい?」

「……はい」

 エオにはピースという心に決めた女性がいる。それなのにこんな噓をついてしまうのには理由がある。まず、この島に伝わる昔からの伝統で、一度島から出たら結婚するまで島に戻ることを禁止している掟があるのだが、メウとビスはそれを破ってしまった。しまった、というとエオにとってかなり心苦しいが、結果的には、守ることが出来なかった。そしてもう一つ。この島の住民からトリノコ島の秘密を教えて貰わなければならない、そのためには、喧嘩している暇など、一瞬たりとも存在していない。

「…………」

 エオの言葉を聞くとアメスは俯いて小刻みに震えた。

「あ、あの、お父さん……?」

 エオにとって、こんな状況に身を投じた経験などないが、このパターンは――。

「エオくん……!」

「はいっ!」

 怒られる。いや、まぁ、普通に考えてわかることだよね。十〇歳の娘を嫁に下さい、二人とも! なんて言う男の何を信じようというのか。

「……よろしく頼むぞ!」

「す、すみません……って、え?」

「いやー、めでたい! こんな早く婿を見つけて帰ってくるとは! しかも二人とももらって頂けるとは!!しかもしかも、あのエくんだよ! わが嫁を救ってくれた英雄だ! これは運命だディスティニー!!」

「……え、あ、あのお父さん?」

「ん? どうした、倅よ?」

 倅って。

「いいんですか?」

「あぁ、しかもあのエオくんだ! 内としても大変嬉しいことだ、なぁ、キリカ!」

「はい、あなた、こんなに嬉しいことはありませんわ」

 キリカと呼ばれたのはあの美人なお姉さんだ。

「あ、あなたって? あの……?」

「あ、申し遅れました。私、メウとビスの母親でアメスの妻、キリカといいます、マンドラゴラの件は本当にありがとうございました、お蔭様で命拾いしましたわ」

 まさかだった。

 てっきり、メウとビスのお姉さんとばかり思っていた。

「……キリカさん、失礼ですが、ご年齢は?」

「え、っと、もうすぐで一四歳ですよ?」

 エオは心の中で叫んだ。

 アメス、ロリコンじゃねーか!!

と。


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