表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
71/130

グレイとホルセとメカリル族 ~LAST~

※ 二人のストーリーはここまでです。

「な、なんでこんなことに…………!?」


 やっとの思いでホテルに戻って来たグレイ。魔力変化増幅装置―ゲルリカをメルカリ族の村長から託され帰って来たのだが、その正体は、真っ黒な猫だった。

 脱走し、勝手に店に入り込むは、パンを盗むはで、てんやわんやだっただが、今はあの時が恋しくなるほど、心に穴が開いている。

 ついでに、ホルセが泊まっていた、ホテルの壁にも穴が開いている。


「おぉ、やっと帰って来たか? 心配したぞ?」

「…………」

「疲れただろう? しかし、もう時間がない! 早く船乗に向かうぞ?」

「おい、ホルセ……?」

「ん? 心配しなくても、私はゆっくり休んでいたからな?」


「ちーーがーーうーー!!!」


 グレイの声は空を突き抜け、大地を破壊し、海をちょっぴりしょっぱくした、ぐらいの声量だった。

 あまりの五月蠅さにホルセは両耳を抑えた。

「グレイ! ここはホテルだぞ? そんなに大きな声をだすな!」

「ホルセ!! ここはホテルだぞ? 壁に穴を空けていい場所ではないだろ!!」

「これは、不可抗力だ」

「不可抗力だと?! 意味知って使ってるのか??」

「・・だって」

「だってじゃないよ、ホルセ! あの力はピンチの時にしか、使わないって、お父さんとの約束忘れたのか?」

「ピンチだったんだよ!! シル・マッカザージルが先に仕掛けてきたんだ!」

「嘘をつくな!!」

 喧嘩していると、階段をホテルマンが上がってくる音がする。

「やばい!! どうすれば…………?」

 グレイの額には汗が滲み出ており、非常に焦っている証拠だ。

「そんな焦る必要はないだろう?」

「ホルセ! 何言ってるんだ!! こんな壁一面の修理費、払える訳がないだろう?」

「だから……!」

 ホルセが事情を説明しようとしたとき、ホテルマンがコンコンっとノックをして入ってきた。

「グレイ様、ホルセ様」

「すみません、すみません!! 壁はどうにか修理致しますので……?」

 グレイは深く頭を下げている。

「え! あのグレイ様頭を上げて下さい! こちらの壁は修理させて頂きます!」

「え……?」

「あのな、グレイ! これを見ろ!」

 ホルセは一枚の紙をグレイに渡した。

 それはホルセがシルとの戦闘で貰った、メールアドレスが書かれたものだ。

「これって……?」

「説明するから、早く、船に乗るぞ! 時間がない!」

「わ、わかった……!」


 グレイとホルセは船乗へと急いだ。

 ギリギリセーフで搭乗出来た二人。ホルセは今日あったことを事細かに説明した。


「そうだったのか、本当にすまないことをした」

「いや、私こと、説明不足だったな、それでグレイ? その猫は?」

 グレイい手には気持ち良さそうに潮風に当たる黒猫。

「あーこれ、ごにょごにょってわけで……」

「これがゲルリカ?!」

「あぁ」

「思ったものと違うな……?」

「俺もそう思っていたがな、今はこいつで良かったと思っている」

 グレイは黒猫を優しく撫でた。

「それで、その質問は何にしたんだ?」

 質問とは、シルとのゲームに勝利した際、貰った権利だ。

「あーそれがだな、もう使ってしまったんだ……」

「なんて質問したんだ??」

「いや、質問しようと思ったんだけど、まぁ、それはチャラにして……?」

「なんでだ?」

「敵に塩送られてもイラつくだろう! だから、壁の修理代と文句だけ言っておいたぞ」

「そうか」

 内心、グレイは一安心。

「それで、ホルセはシルと実際、やり合ってどう思った?」

「あいつは有り得ないぐらいに強い、次元が違うな」

「そうか」


 二人はそれ以上何も語らなかった。

 お互いに秘密があることは何となく分かる。

 でも、核心はつかない。


 でも、グレイは決めてたんだ。

 この旅で絶対言おうと。


「あー、まぁ、そうだ、ホルセ」

「お、おう、なんだ?」

「ピース救って、エオが元気になったらさ?」

「なったら?」


「俺と、結婚してくれないか?」




「え?!?!」


 今日の夕日は有り得ないほどに赤く燃えている。


 ような気がする――?





※中途半端ですが、ここまでで次の展開に移ります!

 【キャロルとクライドとレオルとメジザ島 part1】

 でお会いしましょう!!

 それでは!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ