ヲタクと秘密
一〇月二五日。
アップしてませんでした!
毎日投稿出来ませんでした。本当ごめんなさい。
今日から再挑戦していくので、何卒よろしくお願いします。
「……何時だ?」
エオは時計を見た。寝ぼけている上に、暗くて視界が悪いが、大体二時頃を指していた。
「トイレ行こうっと……」
ふらつく足でトイレに向かった。
「これがいいんだろう?」
これはグレイの声だ。
「まだ、起きてるかな……」
エオは声のする部屋に自然と足が進む。
「いや、そんな、無理だ……」
「いいではないかいいではないか」
「そ、そんな、あ……ん…………」
どうやら、ホルセも起きているようだ。
近づくに連れて声が段々と大きくなる。
「いいねいいね、良い体してるよ」
「そんなに見ないでくれ…………」
エオは後悔している。
このタイミングで起きたこと。この部屋に来たこと。そして、この状況を見てしまったこと。
「いいよ、そのポーズ、色っぽくてセクシーだ」
「そ、そんなに褒めても何もでないぞ」
ホルセはナース服を着ている。しかし、いつもより遥かに露出が多く、かなり際どい。
一方、グレイはカメラを構え、写真を撮っている。何故か、ブーメランパンツの水着来ているが、それより、この状況が気になる。
「あのー…………」
エオは勇気を出して、声をかけた。
「エオ?! 何で起きているんだ!」
ホルセは恥ずかしいのか、くねくねしている。
「エオくん、見てしまったね、二人の秘密を…………」
グレイは笑っているようにも見えるが、目は全く笑っていない。
「えーと、いや、何も見てないですけど?」
あまりに見苦しい嘘。
「はぁ……。仕方ないな、見られてしまったなら、ちゃんと伝えておくしかないな」
ホルセが白いタオルで体を覆い、エオに語り始めた。
「これは、私たち活動報告だ」
ホルセがエオにファイルを渡す。そのファイルを開くと、立体のデジタル映像が見える。そこには、沢山の男たちの中心で歌う、若き頃のホルセの姿が映っていた。
「これって…………?」
「私とグレイは幼馴染でこの島で生まれ育ったんだが、二人とも拗らせたヲタクなんだよ。この写真は年に一度のヲタクの祭典、ヲタフェスのアイドル部門に出た時の写真だ」
「アイドル……ですか?」
意外な経歴だ。この世界にもそう言う文化があること自隊、エオは知らなかった。
「ホルセと私は動画共有サイトに、歌ったり踊ったりして、動画を上げていたんだよ。すると、あっという間に人気がでたんだ。しかし、ホルセは医師免許を取って、マサルトクリニックで働き初め、私は研究者として、世界を飛び回ることが多くなって動画を上げることが出来なくなってなってな?」
「そんな時に、グレイがソラーノ島に帰って来たんだ。だから、私たちのネット活動は再会したってわけ。約五年の月日が流れているがね」
「なるほど、ホルセさんの意外な一面ですね?」
「やっぱり、きもいかな?」
「いえいえ! そんなことはないですよ? そのセクシーなナース服も滅茶苦茶似合ってますよ」
「がっつりみてたんだな?」
「え、いや……」
「冗談だ、褒めてくれたことに免じてその記憶を吹っ飛ばすのは辞めようと思う」
相変わらず、ホルセは淡々と恐ろしいことをいう。
「それはそうと、エオ」
「何ですか?」
「この写真は三日後にあるヲタフェスの選考会に送る写真なんだが、もし、通ったらステージ見に来てくれないか?」
「いいですけど、俺なんかでいいんですか?」
確かに秘密を知ってしまったエオだが、それは誰にも言わないようにすれば解決することだし、このステージに立つ姿は知り合いに見られるのは、恥ずかしいのではないだろうか。
「お前じゃなきゃ、嫌だ」
ホルセの照れくさそうな顔は、服装と驚くほど不一致だ――。




