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グレンドランゴ島と結果

注意

この話は説明が主になります。

少し面倒なので、前半だけ読んで頂ければ、取りあえず、次の話と繋がるようにします。

その点、ご了承ください!

「疲れた…………」


エオはソファーに吸い込まれるかのように座った。

「ここまで反響があると、逆に引くな……」

エオはソラーノ島から船で二十分弱のところに位置するグレンドランゴ島に来ている。

記者やカメラ、無数のマイクに囲まれてのインタビューで、エオは全力で謝罪と今の思いをぶつけた。

その様子は直ぐに全国放送に取り上げられ、ソラーノ島の評判もうなぎ登り。

その結果、様々なところから是非話を聞かせてほしいという要望が来た。


「エオ様、体調のほどは?」

タキシードをビシッと決めた二十代後半の男性がエオの姿を見て心配そうにしている。

「あ、はい。ちょっとだけ疲れましたけど、大丈夫ですよ……」

「そうですか? 無理ならさず。大事な役割を果たしているとは言えあなたは一般人です、国王様のように慣れてはいません」

「はい、じゃ、すみませんが、少しだけ休みます・・」


グレンドランゴ島は王族が島全体を管理している。王様との会談で得た情報をまとめるなら、この島の人々は幸せだということ。王様といっても決して威張っているわけでもなく、島に在住している、全ての種族が幸せになるべきだと、本気で考えている。


「承知致しました。それならこちらの部屋でお休みください」


男性は部屋の鍵と部屋までの簡易な地図を渡してくれた。

「私はこれから大事な業務があるので、大変失礼ですが、部屋までは、貴方様一人で行って頂けますか?」


「はい、全然大丈夫ですよ、丁寧にありがとうございます」

「それでは私はこれで」


男性は足早に去っていった。


「あれからまだ、一日も経っていないんだな…………」

部屋についたエオは窓の夕焼けを見ながら、呟いた。

「鍵、集めなくちゃな……」

一枚の紙には七人の女性の情報が載っている。

鍵の保有者、且つ、花嫁候補である。

その中にはピースの姿はいない。


エオは疲れた体とは裏腹に頭が考えなくてもいいことをずっと考えている。

今回の事件についてだ。


発端は、爺さんがピースを守るために封印に必要な鍵をバラバラにして、人間の心に植え付けたところから始まった。

そのことを知ったマトソムは、鍵保有者を花嫁候補として、全国に広めた。幸せを感じて、鍵を手に入れるためだろう。

花嫁候補に関しては、キャロルもホルセも、仕方なく了承したらしい。鍵は魔物の呪いを封印するためのものだと言われ、断ることが出来なかったという。

その呪いはマトソムが仕掛けたものだった。理由はピースを落と入れるためだろう。ピースの特殊能力はマトソムに取って真実を知られてしまう可能性がある恐怖そのものだ。

マトソムはこの時点で、ピース=妖精だと理解していたのかは謎だが、どちらにせよ、ピースを一刻も早く、どうにかしたいと考えていたのは間違いないだろう。

しかし、大きなミスを犯した。

ピースも鍵保有者であるという事実は最近になって知った。だから、エオにピースを進めたのだろう。

その結果―。


「まぁ、こんなところだろう……」

エオの頭の中で一段落ついた。


「さすがに……も…………ね……る…………」


エオは眠りについた――。



次回

新しい花嫁候補、登場!

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