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アルとグレイとホルセpart3

 アル、グレイ、ホルセはやじるしに従って進む。

 グレイの見解通り、骸骨たちが襲ってくることはなく、順調に行っているように思えたのだが。


「グレイ、ここ前も来ましたよ……?」


「あぁ、俺も今、丁度気付いた」


 ここはホルセが骸骨から追われていて、三人が合流した場所だった。洞窟内は確かに似たり寄ったりの風景で混乱してしまうが、この場所だけは深く記憶している。


「やじるし通りに進めば良いって訳でもないようだな…………」


 ホルセは顎に手を当てる。悩むときのホルセの癖だ。

 

「そう思えば、ホルセはあの骸骨たちと戦ったのか?」


「…………いや、敵う相手ではないぞ?」


 ホルセがここまで恐れているのは相当な相手ということ。というのも、ホルセはかなり魔法の扱い長けており、そこら辺の奴らには負けない。

 それこそ、シル・マッカザージルとか、圧倒的な力を保持いているような場合以外では負けないとグレイは経験上確信している。


「ホルセでも太刀打出来ないとなると、俺じゃ、倒せないなぁ」


「いや、実際は戦ってはないというか……?」


「どういうことだい?」


「さっきも言っただろう? 私はあの手の奴らが苦手なんだ……」


「どういうことだい?」


「もう! 察してくれよ! 私はお化けが怖いんだ!」


 グレイは納得した。

 あの時、全力で逃げていたのは、戦っても勝てないからではない。

 ただ、単純に恐怖からなのだ。

 だとしたら、この洞窟から出る答えは。

 

「……ここから抜け出せるぞ!」


「本当ですか、グレイ」


「あぁ、本当だ!」



「あぁー、あいつら、まだ、出られないのか?」

「あぁ、思ったより、馬鹿みたい」

「こっちから、仕掛ける?」

「それじゃ、意味ないじゃん?」

「まぁ、僕らの玩具たちがもうそろそろ仕掛けるだろうから、もう少し様子を見ようか」

「そうだね」



「…………本当に行くのか?」


「あぁ、あいつらを倒して進めことがこの洞窟を脱出する方法だったんだよ、きっと」


「あ、確かに、やじるしに従うと洞窟内をぐるぐる周り、逆方向に行けば、骸骨と遭遇する。この場合、残る可能性は骸骨を超えた先にの道、ですね!」


 アルは嬉しそうに解説する。

 単純なことだった。残された道はそれしかないのだから。

だが、骸骨たちの実力は未知数。でも、ホルセが戦っていないという事実だけで、勝率をかなり上がる。


「……私戦えないぞ?」


「大丈夫だ、俺がいる。それにアルだっているんだ、アルはこの可愛らしい見た目で、グレンドランゴ島の護衛部隊隊員なんだ、ある程度の実力があるんだろうし」


 アルは顔を真っ赤にしている。


「ど、どうした、アル? そんな顔を真っ赤にして! 体調でも悪いのか?」


「い、いいい、いえ! そうじゃなくて、あの、それに、私、あまり戦闘向きではないんですよ、で、ですね、良い作戦があるんですけど、グレイ、聞いてくれますか?」


「あぁ、是非聞かせてくれ」


 アルの魔法は「精神支配」を得意としている。

 そのため、魔物やモンスターの類に効果は発揮できない。

 なら、どうすればいいか。

 アルはある結論を出す。


 ホルセをコントールすればいいと――。


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