過去最強の魔法使い
初めて投稿するので、読みにくかったりする事や、誤字脱字が多いと思います。それでも読んでくださると幸いです。更新は不定期になると思います。すいません。
「ベル様、いかれるのですか」
黒髪のメイドが、茶色のローブを着ている男に言っている。男の名前は、ベル=オーウェン。世界一と言われる魔法使いだ。わずか十八才の時に、炎属性最高位の魔法フレイ=バールスを取得した。
それから次々と、最高位クラスの魔法を取得、創造してきて、四十三才となった。ベルは、退屈していた。この世界に。世界一になったこの世界に。
「私は、いくよ。そのために、今まで準備してきた」
「ですが、ベル様......」
「なーに、心配はいらないよ。成功する。いや、させる。今までだってそうしてきたんだから。」
「......」
床に書かれている魔法陣がひかりはじめた。
「それじゃあ、時間だ......」
ベルはメイドに見られながら魔法陣の中心にたった。そして、魔法の詠唱をはじめた。メイドにはそれは理解できていない。
「さようなら、私が生きていた世界、時間」
メイドの目から、ベルの姿は消えていた。さっきまで近くに、目の前にいたはずなのに。