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第十九話 五連休一日目 剣を極めし友

ゴールデンウィーク一日目




計五日間の連休となっている。何をして過ごそうか迷う。剣の練習でもしておくか・・・


庭に出ようとすると、家のチャイムが鳴った。


「あ、テイラ様。私達は向こうの部屋にいるんで」



「ああ、すまない」



ティオも分かってきたようだ。



「はい・・・って、光羅木じゃないか」



「おはよう、テイラ。今日暇か?」



この少年は光羅木みつらぎ 隆司りゅうじ同じクラスで剣道部に所属している。キリッとした目に俺より少し長めの黒髪。なかなかいい顔をしており、女子に人気もある。だが彼は取り乱すことのないしっかりした心を持っている。つまり精神が強いということだ。だから剣道などにはぴったりな体をしているのだ。



「ああ、特に何もすることはないな」



「そうか。なら話は早い!突然で悪いと思うが手合わせ願いたい!」



「ああ、別に構わないが?」



隆司は剣道一直線で、前に俺と手合わせしたいと言ってきたのだ。何故俺なのかはわからないが。それで俺があっさりと勝ってしまったのだ。三年の先輩も相当驚いていた様で、全国大会制覇できると言ってきて是非入部してほしいとのことだったが、俺は断った。何故なら俺はこの世界の住人ではないし。あまり人に知られたく無かったからだ。



「よし、じゃあ早速我が道場へ!」



「あ、待っててくれ、すぐ準備して来る」



「わかった」



テイラは家に戻るとティオ達のいる居間に行くと二人を呼んだ。



「俺、ちょっと出かけて来るから留守番二人で頼む」



「私達もお供しま・・・」


「駄目だ。帰ってきてから遊んでやるから、ちゃんと留守番していてくれ」



そう言うと二人は目を輝かせた。


「「おまかせください!テイラ様!」」



何か微妙によくハモるなこの二人・・・


「じゃあよろしく頼んだぞ」


「はい!」


「行ってらっしゃいませ!」


テイラは居間を出ると自分の部屋へ行き、念のため財布を持って玄関に向かい靴をはくと外へ出た。


「待たせた」


「よし、じゃあ行くか」



そうして俺達は光羅木の家でもある道場へ向かった。

「やった。テイラ様が遊んでくれるって」



「散歩に連れてってもらおうよ」



「あ、いいねそれ。じゃあ散歩にしよっか」


「うん。楽しみだね」


「そうだね」





数分して俺と隆司は道場に着いた。



「さあテイラ。はかまに着替えてくれ」



「ん?防具じゃないのか?」



「防具だと何かと動きづらい。視界も悪くなるからな」



「それもそうだな」




そして二人は袴に着替えた。



「なかなか似合っいるぞ。テイラ」



「そうか?」



「ああ。じゃあ空き地に行くぞ」



「道場でやるんじゃないのか?」



「ああ。空き地の方がずっと広いから好きなだけ動き回れるからな」



「なるほどな」



俺達は道場から出て空き地に向かった。すぐそこにあるので時間はかからない。



テイラ達は木刀片手に空き地へと走る。幸い誰にも見られずに空き地へと到着した。



「よし、じゃあ今から五分間準備の時間とする。準備体操するもよし、瞑想するもよし、

素振りするのもよしだ」



「わかった」



こちらの世界来て以来、モンスターとは全く戦闘経験がない。一応剣で素振りして腕の衰えを防いでいるが。こういうのもいいかもしれないな。



テイラは軽く準備体操して素振りをする。



あまりやり過ぎるといけないな。瞑想するか。



・・・

精神を研ぎ澄ませば、相手の技が良く見切れるようになる。だから瞑想しただけでも変化は大きいのだ。個人差はあるが・・・




「・・・よし、俺の方は準備万端だ」



「そうか。少し早いが始めるとしよう」



「ああ。先攻はそっちからでいいぞ」



「わかった」



隆司はそう言うと空き地の真ん中に線を引いた。二人はその線から五メートル程度離れた所に立ち、お互い向き合い木刀を構える。隆司は腰を落として木刀を両手で持ち前に出して構える。標準的な構えだ


テイラは普通に立ち片手で木刀を構えもせず持っている。



「では行くぞ、テイラ」



ざわざわ



「なんかギャラリーが来たみたいだな」



空き地の入口には人だかりができていた。



いつの間に・・・気が付かなかったな。



ギャラリーから声が聞こえて来る。



「ねえ、あの人って中学のとき全国大会にでてベスト5の記録を残した光羅木 隆司じゃない?」



「え!?そうなの?じゃああの人は誰?



「さあ、私見たことないよ。あの光羅木 隆司と戦うんだから、よっぽどの腕なんだろうねぇ」



同じ学校ではないと思われる同い年くらいの女子生徒たちの声が聞こえてきた。




「ま、まあとにかく始めよう。」




「ああ、そうだな。来い。お前がどのくらい腕を上げたか見せてみろ!」



「そのつもりだ!行くぞ!いざ、尋常に・・・勝負!」



隆司は木刀を構え、テイラに向かって突っ込んだ。二人の距離は一気に縮まった。



「あれから長い時間をかけて編み出した必殺技。疾風の剣を受けてみろ!」



隆司はそう叫ぶと木刀を横に構えた。すると彼は凄まじい速さでテイラに斬り掛った。

が、テイラは首を傾けてそれをかわした。



「な、何!?俺の必殺技がかわされただと!? くっ、でやあ!」



隆司はすぐに体勢を立て直し、思いきり木刀を振るった。



ガキッ!



テイラは片手の木刀で受け止めた。



「す、すごーいあの人!あんな速いわざを避けてるよ。私は全然見えなかったな〜。しかも片手で受け止めてるよ」



「全国大会余裕で優勝できるかもよ!?」



女子生徒達に続いて他の人のざわめきも聞こえてくる。ざわざわしていて何を言っているのかわからない。



「隆司。攻撃が当たらないからと焦るな。焦ると精神が崩れるぞ」

「そ、そうだな。俺はまだそこが修行不足なのかもしれないな。なすすべを失っても集中する・・・か。さすがだな。テイラ」



「いや、お前は強くなったぞ。まさか疾風の剣を覚えるとはな。普通のプロだと5年以上は確実にかかる。だがお前は一年程度で身に付けた。これは凄いことだぞ。」



「テイラはどのくらいのかかったんだ?」



「二、三日だ。初歩的な技だからな。」


「すごいな・・・やはりテイラは剣の達人と呼ばれてもいいほどの腕があるな。いや、この場合剣の超人だな」


「そうか?じゃあ見せてやる。これが俺の疾風の剣だ」



テイラはそう言うと逆宙返りをしてして距離をあけ、そして木刀を逆手に持ち、構えた。次の瞬間テイラの姿が消えた。



ヒュン!ガキィ!



風を切る様な音と共に隆司の木刀が一瞬にして折れ、空を舞って地面に突き刺さった。



「なっ!?」



隆司が振り向くと先ほど消えたテイラがいた。

「今消えなかったか!?」



「肉眼では捕えることの不可能な速さで相手の隙に一気に潜り込んで斬った。この技は使えば使う程強力になる。無論斬る速度も上がる。どんどん使ってこの技を極めてみろ。頼りになる技だぞ」



「ほほう、なるほどな。わかった。そうする。色々と教えられたな」



「礼を言われる程でもないぞ」



「しかし、テイラはどこでそんな腕をつけた?そこでどんな修行をしていたんだ?」



「ここでは到底無理のある修行だ。お前程の実力があれば切り抜けられると思うぞ」



「それはどんな修行なんだ?教えてくれ!」


「それはできない。外には漏らすことのできないことなんだ。すまない」



「そうか・・・残念だ」



隆司はテイラの肩を掴んで揺さぶったが、テイラの答えを聞くと残念そうに肩を落としてため息をついた




俺はモンスターとの戦いを繰り返しながら腕を磨いてきたからな。いつの間にか強くなっていた。もちろん俺も最初は素人で構えすらできていなかったし、鞘に剣を納めるのもなかなか上手くできなくて大変だった。






モンスターとの戦闘を繰り返して旅をしていたのだが、気がつくと強くなっていた。自分が強くなるにつ連れてモンスターの方も強力になってたりしたから、あまり実感は無かった。




「よし、もう一度やるぞ。予備にもう一本木刀を持ってきていたから、それを使おう」



「ああ、今度は技無しの戦いだ。ちゃんとした真剣勝負にしたいからな」



「そうだな。ありがとうテイラ。お前のおかげでここまで強くなれた。そして俺はもっと強くなってみせる!」


「ああ、頑張るんだぞ。努力は必ず実る。流した汗は決して嘘をつかない。さあ、かかって来るんだ」



テイラは木刀を構えた。隆司も木刀を取り、構える。



「行くぞテイラ!やぁ!」



ガキンッ



テイラは振り下ろされた木刀を防ぐ。隆司は攻撃を止めずに縦、横、斜めと連続して斬って来る。



ブンッ、ブンッと木刀が空を斬る音が聞こえてくる。テイラは隆司の攻撃を全てかわしている。体を反らせたりするだけで無駄な動きは特にしていない。



「くっ、全く当たらない。ちゃんと狙っているのに」



木刀を振りながら隆司は言った。



「それだけでは駄目だ。集中しろ」



「集中するだと?俺は十分集中してる。そうしないと真剣勝負にならないだろ!」



隆司はテイラはの後ろに一瞬で回り込み、木刀を振り下ろす。が、テイラは振り向きもせずに受け止めた。



「これも駄目か・・・」



「もっと集中しろ。お前は十分は速さで振っている。人の目も追い付きにくい程だ。が、まだ俺からしてまだまだ遅い」テイラは振り向き様に木刀を横に降った。隆司は防ごうとしたが、その前にテイラの木刀が隆司の脇腹を捉えた。



「ぐぅ、速すぎて見切れない・・・!」



「一旦攻撃を止めて瞑想したらどうだ?手は出さない」



「だが今は戦闘中だ。そのようなことは・・・」



「俺の攻撃を見切りたいのだろう?」



「そ、それはそうだが」



「別にこの戦いは命を賭けたものじゃないのだから、そのくらい構わない。命に危険があるわけでもないだろう?」



テイラの言葉に隆司は迷った顔したが納得したのか、木刀を鞘に納めた。



「わかった。少しの間瞑想させてもらう」



隆司はそう言うと地面に座り、木刀を置いて瞑想を始めた。




その間テイラの家では





「ねぇねぇティオ。テイラ様の部屋のベッドの下にこんなものがあったよ」



「なになに?・・・ってこれ、剣じゃない!勝手に扱ったりしたら駄目だよ!怒られちゃうよ?」



「うん。でも長いねぇこの剣。こんな剣をテイラ様は使ってるのかな?」



その剣はとても長く、刀身だけで150cmはあると思われた。



「ほんと長い剣だね。私達の背丈ぐらいあるよ。」



この場合剣ではなく太刀である。太刀とは言え、刀身は曲がっておらず、真っ直ぐである。しかも刀ではなく、西洋風の剣を元に作られているようだ。簡単に言えば、刀身のとても長い剣だ。太刀とは言い難い。



「とにかく、テイラ様のお部屋に返しておいでよ。壊したりしたら大変だよ?」



「一回剣を抜いてみたいなー」



「そのくらい、いいんじゃないかな?」



「じゃあ抜いてみるね。それ!」



レイジンが勢いよく剣を抜いた。



ジャキーーン と鞘から抜かれた剣が音を響かせた。銀色に輝く刀身に紋章のようなものが刻まれていた。



「う〜ん。重いよぉこの剣〜」



レイジンは頑張って剣を持ち上げるが、すぐにガシャリと下ろしてしまった。



「ねぇ、ここ見て」



ティオは剣の柄の上を指差した。そこには龍の顔の形に作られている部分があった。



「龍の顔だ〜。なんかこの剣は特別な感じがするね」



「うん。龍の目光ってるよ。ちょっと気味悪いかも・・・」



「早くしまっちゃおうよ!」



「うん、そうだね。部屋に置いてくるよ」



ティオはテイラの部屋に剣を戻しに行った。




空き地では・・・



「よし、瞑想は終了だ。始めよう」



「わかった」




それから俺と隆司は決闘を続けたが、俺の勝利となった。俺自信、隆司はとても上達したと思っている。




「ああ、やっぱりお前にはかなわないな」



「いや、お前はすごく上達した。喜んでいいんだぞ?」


「テイラはそう言うが、俺はまだまだ修行が足りない・・・強くならないと。お前みたいにさ」



「そこまで強くならなくていい。俺はもう強くなりすぎた・・・のかも」


まだ力が必要なら、その分修行するが・・・



「そうか。まあ、今日はここまでで終了としよう」



「ああ、そうしよう。」


気がつけば時刻は四時を回っていた。




早く帰らないと。ティオ達との約束があるからな・・・




「それじゃ俺はもう帰るから」



道場に戻り、私服に着替えた俺はすぐに帰ろうと急いでいた。



「ああ、わかった。今日はありがとな。いろいろと勉強になった」


「それはよかった。じゃあ急いでるからまたな」



「じゃあな」



それから俺は大急ぎで家に帰った。



「ただい・・・」


「テイラ様ーー!!」

「お兄様ーーー!!」

「うわっ、ちょ、二人同時に来るな!」



ただいまのまを言おうとしていたテイラだったが、二人に遮られ、飛び付かれた。そして倒れた。



「テイラ様!私達お散歩に行きたいです!」


「いてて・・・ん?散歩か。ああ、別に構わないぞ?」



「じゃあ早速行きましょうお兄様!」



「ああ」



テイラは二人を退かし、倒れた体をよいしょと起こして立ち上がった。




テイラはレイジンの服を見てふと思った。



レイジン、服持ってたのか?いや、これはティオのかもしれない。まあ、あまり気にすることでもないな。さっさと散歩行くか・・・






散歩に出かけた俺達は今、河川敷にある細い一本道を歩いている。道はとても長く、海まで続いている。川の流れに沿って行けば、そのうち海に出る。所々に橋があるので、ある程度行ったら反対側に同じ様にある道を歩いて帰るつもりである。



「おい二人とも・・・そんなに引っ付くな。歩きにくいだろ」



俺の家から少し離れた所にこの河川敷があるのだが、そう距離は無いので、たまに散歩に来たりする。

この二人と来たら家を出て今に至るまでにずっと俺に引っ付いていたのだ。

いわば、両手に華状態・・・どうりで周りの視線が痛かった訳だ。家は高層ビルが立ち並ぶ大都会から少しだけ離れたとこにある住宅街にある。住宅街とはいえ、その外はビルだらけだ。俺はマンションとかより普通の住宅で生活したかったから、この大都会にある数少ない住宅街に住むことができたのだから、それだけでも十分感謝している。




「で、でも〜。私はテイラ様に引っ付いていたいです」



「ティオ。お兄様は私達のご主人様なんだから、ワガママはいけないよ。私も引っ付いていたいけど、お兄様がそう言うなら従います」



「そうね。レイジンの言う通りだね。ごめんなさいテイラ様。私のワガママで迷惑をかけてしまいました・・・」



「え、あ、いや迷惑とかそこまでないから別に何ともないから・・・」



大げさだな、ティオは・・・それに、俺はこの二人の主という自覚がない。こういう関係にはあまり興味はない。だから俺は二人を決して下僕扱いしない。




ティオは暫く引っ付いていたがようやく離れた。




ティオが申し訳なさそうに頭を下げた。




俺はティオの頭を撫でてやった。


「うにゅ〜〜」



とティオは変な声を出して気持ちよさそうに目を閉じた。



ね、猫じゃあるまいし・・・



俺は二人の主だとか思ったことはない。なんと言うべきか、身分の差とかいうのはあまり興味はない。だから俺は二人を下僕扱いには決してしない。




「あ!いいな〜ティオ。私も撫でてもらいたいな〜」



ふとレイジンと目があった。



うわっ、何でそんなに上目使いなんだ。ひょっとして撫でてもらいたいのか・・・?



「・・・・・」


じ〜


「・・・・・・・・」

じ〜〜


「・・・・・・・・・・」


じ〜〜〜!



くっ!なんだよ全く。そんなに撫でてもらいたいのか?しかも最後のじ〜がほとんど睨みつけてただろ・・・前にもなかったか?こういうの。ああ、あれはティオだったな。



俺は無言でレイジンの頭に手を置き、撫でてやった。するとレイジンは満面の笑みを浮かべた。そんなにいいものなのか?



暫く二人を撫でた後、また歩き始めた。



何でこんなことをやっていたんだ俺は・・・


川の方へ目をやった。よどむことなく流れつづける。この川はあまり汚れのない川で、魚とかも見掛けることも少なくない。だから釣りに来る人をよく見掛ける。実は俺も達弘と何回か釣りに来たことがある。今日は一人も釣りに来てはいなかった。



「テイラ様、何をぼんやりしているのですか?」



「ああ、いや、川に映る夕日が綺麗だなとか思って」



「そうですね」



川に目をやったティオもじっと見続けた。



テイラは左側に見える川とは逆の右側を見た。そこには馴染んだ風景があった。少し先に自分の家のある住宅街が見え、そのずっと先の方に沢山の高層ビルがそびえ立っているのが見えた。



ここから見る夜景はとても綺麗だ。この二人にも見せてやりたいな。ま、そのうちだな。


ん?なんか雲ってきてないか?そういえば今日は夕方から雨が降る。とか天気予報で言ってたような気がする。気が付くと夕日はこの日の終わりを告げるように遥か遠くの山に吸い込まれた。それを待っていたかのように夕日の沈んだ山の向こうからどす黒い雲がこちらに向かって流れてきている。あまりもたもたしているとまずいだろう。



「二人共、そろそろ帰るぞ。雨が降りそうだ」



「そうですね。もうちょっと散歩したかったですけど仕方ないですね」



「じゃあ早く帰りましょう。私お腹空きました」



「そうだな。俺も腹がへってきた」



そして俺達は急いで家へ帰った。玄関のドアを開けた瞬間一気に降り出した。



「なんとか濡れずに済んだようだ」



「ふう、危なかった〜」


レイジンがほっとため息をついた



「さて、夕食食べるか」


それから俺達は夕食を食べて暫くして風呂に入ろうと脱衣場に行くとティオとレイジンが一緒に入ると言ってきたのでつまみ出した。風呂から上がると二人ともがっかりしていたが何を思ったのか、俺の元ひ駆け寄って来るなり言い出した。



「風呂は駄目だったから、寝るのは一緒ですよ〜」



最近疲れやすい原因はこの二人にあるのかもしれない・・・

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