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第一話 日常崩壊1

俺は天青てんせい 締羅ていら。高校1年の16歳だ。髪は濃い茶色で目は青色。成績はオール4とごく普通な生徒だ。


俺は今日もいつものように学校にいた。今は昼休み中だ。


「おい締羅、宿題やって来たか?」


こいつは原川はらかわ 達弘たつひろ。クラスメートで髪は黒、目も同じだ。野球部に入っていてゲームや賭け事が好きだ。


「ああ、お前またやってないのか?」


「まぁな。いつものことだろ?」


「たまには自分でやってこい」


「やる暇ないんだよ。部活もあるし。」


「ったくしょうがないな」


「へへ、すまねえな」


「ああ」


俺は宿題を渡した。実は次の授業が数学で、何故かよく宿題が出るのだ。


そしてときが経ち、放課後となった。部活に入っていない締羅はいつものように帰ろうとしていた。


「そんじゃ締羅、かえろうぜ」


「ん?お前部活はどうした?」


「今日は顧問が出張で休みなんだ」


「そうだったのか。なら帰るか」


こうして締羅達は学校を出た。


「でな、そのゲームがすげえおもしれーんだよ!」


ゲームが好きな達弘は学校を出て以来、ずっとゲームの話ばかりしていた。


「今度お前に貸してやってもいいぜ?」


「いや、遠慮する。俺はゲームはあまりしないからな」


「まぁそう言うなって。お前にゲームの面白さってやつを教えてやる」


「いいや、断る」


「そんなに嫌なら無理には言わねぇけどな」


「悪い、俺はあまりゲームに馴染めそうにない」


「いや、別にいいって。気にすんな」


「ああ」などといつものように締羅達は帰っていた。


ゴロゴロ・・・


「ん?」


「やばい!急がねえと降りだすぞ!そんじゃあな!」


「ああ」


達弘は先に帰って行った。気づけば空は真っ黒な雨雲に覆われ、今にも降りだしそうだった。締羅は急いで走った。


しばらく走っていると、雨が一気に降りだした。


「くそっ」


家まではそう距離は無い。雨はさらに激しく降りだした。


もうひと息だ・・・とおもった瞬間。


ドガシャーン!!


締羅の走っていた道のすぐ隣の野原に真っ青な雷が落ちたのだ。そこからは煙が立ち昇っていた。


締羅は何故かその場所が気になったので、見に行くことにした。彼のその好奇心がある出会いのきっかけとなったのは、彼は知るはずもなかった・・・


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