壊れた心
もう元には戻らない
修理依頼をしても無理だと言われた
出来れば元に戻したかった
精密機械のような君の心
乱暴に扱い過ぎたのかもしれない
始めのころは、取扱注意のラベルがよく見えていた
月日が流れるにつれて、だんだん見えなくなっていき
気が付けば叩いたり怒鳴りつけたり
乱暴に扱うようになってしまった
君を独占したかった
僕だけの物にしたかった
もっと優しく扱えばよかった
壊れてから気付いてしまう
僕は、最低最悪の人間
君の心が壊れてからすぐに僕の心も壊れてしまった
修理依頼はしない
引き受けてくれる人もいない
僕は、今ごみ置き場の人間