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stage2 二発目 [情報]

さて、今回は『火神君』について説明したいと思います♪



火神祐一捜査官。


SAAFの敏腕情報屋です。


常に新たなことや、噂、情報を探しています。


そんな彼は、龍司の信頼する警察官の一人で。


拳銃などの物理的攻撃ではなく、心理戦などの間接的な攻撃で犯人を罠にかけていきます。


ある意味、恐ろしい警察官ですよね(笑)


それでは、本編へどうぞ!

「暑い。暑すぎるぞ」


蒲原と紅葉は広島の町を歩いていた。


「それにしても、武装解除されたからには現地調達しかないわよね」


「そうだな。でも、西日本に武器商人なんていないぜ」


「そうねぇ……。そうだ、火神君なら何か知ってるかも」


紅葉はそう言うと、スカートのポケットから赤色のケータイ取り出した。


「はぁ、困ったときはいつも火神頼りだよな」


ボソッと言ったつもりだった言葉に反応した紅葉がサバイバルナイフを抜きさり、蒲原の喉元に突きつける。


デジャヴだ!!


「神原君。何か言った?」


「い、いえ何も」


「うん、うん。私は素直な子は好きよ」


紅葉、頼むからサバイバルナイフをしまってくれ。


何か俺が恐喝されている男子高校生にしか見えないから。早くそいつをしまおうよ。


「さて。電話、電話」


電話をかけて、三回目のコールで火神がでた。


「あっ火神君? ちょっと聞きたいことがあるんだけど」


会話を始めた紅葉。ひとまず俺の命はつなぎとめられたな。


「えっ!? 今ニューヨークにいるの!?」


何だって!!


ニューヨークだと!


ちくしょう! うらやましすぎるだろ火神。


ぜってぇ、金髪の美女とか金髪の美女とか金髪の……ハッ! 


俺英語喋れねぇ!!


そこか! そこなのか!?


クソー!!


こうなるんだったら駅前留学しとくんだった!!


あるいは、龍司に教わるとか。


あいつ頭いいからな。


なんだか変に興奮している蒲原を横目に見た紅葉はさらに会話を進める。


「ところで、呉の町の中で武器商人と超能力者の根城は知らない?」


『う~ん。一応心当たりはありますが、正直言ってお勧めしたくないですね。武器商人の位置は後で添付ファイルをお送りします』


「ありがと。超能力差者のほうは?」


『西日本の超能力者の根城は知っていますが、非常に危険です』


「私たちは、何時も危険と隣り合わせよ。火神君。教えてくれない?」


『……分かりました。無理はしないでくださいね。能力者の根城は、町外れの地下に存在します』


「私のモットーは慎重な判断と大胆な行動。無理はしないわ」


『そうですか。こちらも色々と立て込んでいるので、夜に電話していただけたら幸いです。では!』


火神は、そういうと電話を切った。


「なるほど、地下か……。何か匂うわね。って、いつまで落ち込んでいるのよ」


片隅で小さくなっている蒲原を見て、紅葉は苦笑した。


「しかたねぇ……。でっ、これからどうするんだ?」


「そうね。武器を調達して、能力者の根城に挨拶ってとこかしら?」


「能力者の根城? 何でそんなところに」


「何でって、カンよ。カン」


なんだか猛烈にため息を突きたくなったぞ。オマエのカンはいちいち怖すぎるんだよ。


特にトラブルに関してな。


「まずは、銃がないと困るでしょ。さっ、いくわよ!」


逆らったら、白銀のナイフが襲ってくるので、素直に俺はついていく。


一体これからどうなっちまうんだ?





「龍司。あまり無理をしないほうがいいぞ」


ベッドに座って捜査資料を読んでいる龍司を心配そうに桔梗が見つめる。


「大丈夫だ。今出来ることは今やっておかないと気が済まないんだ」


「そうか……」


「なぁ、桔梗。black cityって知ってるか?」


「black city? 知らないな。それはなんなんだ?」


「black city。それは法の抜け穴から出た凶悪犯罪者を捕まえ、一生その街の中で強制労働させるという裏の街だ」


そう、どうやってでもあそこにたどり着かないといけないんだ。




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