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ヘッドコーチ  作者: 神楽
琉球シーサーズ編
17/28

開幕! 3連勝の3チーム

3年目のシーズンも開幕戦は本拠地、オレンジシーサードームで開幕を迎えた。

予約チケット、当日チケット全て完売し、ドームには1万人のファンで埋められた。

3000名以上の会場に入れなかったファンのために、ドームの外に特設モニターが設置された。

オレンジ色のユニホームに身を包んだシーサーズメンバーは自分の持っている力を120パーセント出した。


初戦を110対62で勝利すると2戦目・3戦目も勝利し、3連勝でスタートダッシュに成功した。

キャプテンでの柚垣朝陽は得意の45度・90度のシュートを中心にロメロやルルプスとの連携から得点を挙げた。

34歳とベテランなったもののロメロ・バトラーのパワープレーは健在で、ゴール下を完全に支配した。

ロメロと入れ替えで出てくるルルプス・マリンは柔らかいプレーと多彩なシュートなどでロメロとは違った脅威となった。

外久保は年を経るごとに司令塔としての存在感を現し、ミスのない、スムーズなプレーでチームにリズムを与えた。

その外久保の後輩の閨は疲れで足が止まり始めた相手に対して自分のスピードを存分に見せつけた。

オールラウンダーとして柚垣や松本の代わりに出てくる若梅はルーキーとは思えないほど冷静さや的確な判断力でチームの攻撃の駒となった。


ツインガードを中心に試合を運ぶ鎌倉パープルソードも3連勝。

吹春鷹秋から始める速攻の精度が一層上がり、パスの精度・質はGRADEでも群を抜き始めた。

もう1人の中滝和馬は吹春とのコンビネーションをさらに深めたことで、ドリブルや引きつけてからのパスなどが有効的になった。

縁の下の力持ちである剱田幸太は泥臭いプレーでチームの貢献、キャプテンとしての働きも目を見張るものがある。

新加入のカーニー・ジョンソンはロメロのパワーとルルプスの柔軟さを持ち、チームとの連携も出来ていた。


小樽ユニコーンズもまた3連勝をしていた。

相変わらずの3Pの精度を持つ平馬新一郎はロドリゴという新しい攻撃の駒を得たことで、より3Pチャンスが増し多くの得点を挙げた。

インサイドで長尾が体を張ったプレーでチームを盛り上げ、彼の頑張りで平馬の3Pやロドリゴのシュートチャンスを増やしている。

小柄の183センチながら、高い身体能力からなんでもこなすサン・ベス・ロドリゴ、彼を得たことで攻撃での平馬と長尾への負担が減った。



開幕3連戦後もこの3チームの勢いは止まることを知らなかった。

前半戦では1位=琉球シーサーズ、2位=小樽ユニコーンズ、3位=鎌倉パープルソードという順位になった。

昇格できるのは上位2チームのみということで、3チームとも負けられない試合が続いた。

後半戦でも3チームの快進撃は止まらず、リーグは終盤戦へと入っていった。

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