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種明かし
「扉は開いたばかりだ。ここからまだまだ先もある。召喚獣の手の内を明かしてやる」
優しい雨は降り続ける。
火照った身体をいつもの魔女へと戻してくれる。
「俺は『闇属性の召喚獣』などのイメージで作っていたが『角は光属性で、翼は風属性で、身体は地属性』などの部分部分の事細かな属性調整をして召喚獣を生み出したヤツもいるんだ。人間という形を作るなら、当然それも行わければならないだろう」
メイニヤックに視線を移す。こちらを見つめている。
大きな黒い犬。
彼が闇属性の召喚獣だろう。
アルクに視線を移す。笑みを浮かべてこちらを見ている。
彼は風属性の召喚獣だろう。この目で感じた。
だけど、火属性も混ざっているような気もする。
今、ここにいるのは、あの二人だけだ。
事細かな属性調整された召喚獣はここにはいない。
ーー気になる。
だが、それはやめておこう。
ウルフは手の内を明かしてくれている。
それは私を更に導く為。
進むべきだ。
「部分的な属性の組み合わせ……そうね、人型を作るなら、各部位ごとに最適な属性を……」
自分の掌を見つめてみる。
私はこの手から『根源の力に似た物』を生み出す事が出来る。
ーーだが、それを生み出すこの手は何から生み出されているのだろう?




