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オフ会100人めざすYouTuber  作者: オフ会0人伝説
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オフ会零

再生回数100回を記録した零は次の動画も期待できると自信満々で動画撮影を終えるも…………

あれから一週間、俺達は動画撮影にいそしんだ。そのかいあってチャンネル登録者数が徐々に伸びはじめていった。「オィィィィィィス、どうも~零でーす。今日はチャンネル登録者100人記念動画ですけども。何を紹介するかと言うとこれです!」おもむろに零はアマソンの段ボールから取り出した。新しいヘットホンを買ったのでついでに紹介しようと言うのだ。まさに一石二鳥。動画撮影と編集を担当することになった気男はいつものようにカメラをセットして撮影を開始している。「ヘットホンは僕は結構頻繁に使うんですけども、前回実況したニートのバイオレンスハザード撮影後にヘットホンの耳に当てる部分が結構ぼぼろぼろになってしまっているので、今回こちらの商品をアマソンで見つけたので紹介したいと思います。」零は滑舌があまり良くないので一言一言確実に伝える事を心がけているのである。「ヘットホンの付けごごちは非常に良いです。そしてかなりお値打ちなので買って損はないでしょう。」次々と商品の良さを語っていく零の姿はもはやただの引きこもり童貞ニートではない。そう、YouTuber引きこもり童貞ニートに昇格したのである。「それでは今日の動画はここで終わりです。ではまた次の動画で終わりにしましょう。」撮影を終えた零は早速、気男に編集を頼んで自室のベットで寝た。気男は零が寝ている間に寝る間も惜しんで編集に明け暮れた。無事に編集が終わり、投稿が完了した。気がついたら朝を迎えていた気男は零をおこして「俺は明日仕事があるからその間は頑張れよ。もう帰るわ。」そう言って零の家を出ていった。零は寝ぼけながらも気男に感謝を伝えて見送った。そしてその日は次の動画のネタを考えつつ過ごして終わった。そして次の日を迎え、再生回数を見た。「なんだこれ!再生回数0じゃねーか!どぉしてだょ!」再生回数0と言うのは零にとってとてもショッキングな出来事だった。でも零はこんなことでYouTuberとして生きていくのを諦める訳にはいかないのだ。「まだまだ次の動画で巻き返せるかもしれないし、動画のネタだってまだまだあるんだから諦める訳にはいけない。」すると気男から突如連絡が入った。「どうしよう、気男に再生回数0だったなんて言ったら失望されちゃうかもしれないし、もしも編集ができるアイツがいなくなったら俺は終わりだ。はぁー……………どうしよう、とりあえず電話にはでるべきだな。」緊張しながらも電話にでた零の耳に入った言葉は意外なものだった。「お前の動画仕事が終わったあとに見たけどなんだよあれ、前回の動画では100再生までいったけど今回の動画はどうだ。いくらなんでも酷すぎやしないか?前から思ってたけどお前の喋り方少しおかしいぞ。自分の喋り方だったりはおかしくても直すのが難しいけど少しでも直す努力をしないといけないな、俺もできるだけ協力するから頑張ってこれからも続けていこうぜ!な!」気男は続け喋ったが零は気男の思いを受け取っていくのに必死でとっさに電話を切ってしまった。「どうしようか、明日から。」零は焦りつつも次の動画で巻き返せると信じてベットで深い眠りについた。

次回伝説のオフ会編

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