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ifが叶うのならば  作者: matcha
6/10

6.大雨により

外は大雨だった


「これは学校休みになるやつかな」


前なら学校が休みになる事は嬉しかったのに今は1日でも休みになると悲しかった


「旅行どうなるのかな」


そうなのだ、なんと中学2年生にも関わらず旅行があるのだ

この学校にいる生徒たちにとっては学校行事の楽しみの一つであった


「班員は決めておけって言われたけど流石に丸投げしすぎじゃないのかな」


班の人数も自由でありクラスも男女も関係なく組めるのだ

だがこんなに人望の無い人間はひとりぼっちになる事が確定しているのだった


「翔は彩葉さんと二人っきりで行くって言ってたな実質デートか」


なんてことをほざいていたが実際この旅行でデートをしたり恋人を作ったりする人は多いのだろう

俺もしてみたいな、なんて思っているが実際なったとして何かが起こるわけでも無いのだろう

なんと言っても俺は割とチキンなのだ



「誰かLINEで誘ってみるか」


とLINEを開いてみる

携帯の電源を切っていたので気づかなかったが

雫さんからメッセージが来ていた


「颯太君班員決まった?」


と来ていて雫さんはもう決まっているのかな、と思いながら


「決まってないよ、ひとりぼっち」


と返す

自分としては恥ずかしく悲しい事だったが事実だし仕方がなかったと自分の中で解決させた


「お!颯太君も一人だったんだ、だったら私と組む?」


と返ってきた

流石に二人きりはまずいと思い


「二人きりはまずいんじゃない?」


と返した、すると


「二人きりじゃないよ?翔君と彩葉さんも一緒だよ

もしかして私と二人きりが良かったの?」


と返される

俺は自分の思い上がりと恥ずかしさと悲しさでぐちゃぐちゃだった

だけどLINEは返さないといけないと思い


「そうだよね、ごめんね」


と返すと大丈夫だよと返ってきたその後に


 旅行メンバー


というグループに誘われた

グループのみんなで話し合った結果山奥のペンションを借りる事になった


「旅行は二ヶ月後か…楽しみだけど色々と不安だな」


と思うのだった

そして颯太は懐中時計の力に頼って作り上げたものなんて悲しいだけだと思い


「懐中時計を使う前の状態に全てを戻す」


と願うと懐中時計は少し光った

これでもう雫さんと通話や朝の雑談をあまり出来なくなると思うと辛かったが仕方のない事だと割り切った

のだった





そして颯太は気づいていなかった

自分の体に"異変が起きている事に"





これからどうなるのでしょうね

皆さんも予想しながら楽しんでくださいね

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