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ifが叶うのならば  作者: matcha
2/10

2.部活動にて

登場人物


一翔(にのまえしょう)


綾瀬彩葉(あやせいろは)

俺はバスケ部に所属している

なんと言っても辛いのがグラウンドを何十周も走る事だ

俺は体力が人より少なく足が速いわけでもなかった

だけど大会や試合で活躍したいと思い死に物狂いで走っていた


「はぁはぁ、きっっついなぁ」


そんなことを言いながら俺と一緒走っているのは2年B組の一翔だった

翔は1年からずっと一緒にいた友達だ

こいつは勉強も出来てスポーツも人並みにこなせる体力はあまり無いが性格は優しくて人当たりがよくみんなから好かれる人だ

そしてなにより彼女がいる


「後5周だぞ、、頑張って走り切らなきゃ、、だろ?」


と俺は返す


「そうだな、頑張るぞ!」


と翔が言って俺たちは必死に走った

そして地獄の30周が終わり俺たちは休憩をしていた


「何回やってもこの練習だけはほんとにきついな」


と翔に言われる


「でも今回は割と早い方だったな」


と俺は周りを見ながら言った

実際俺たちは結構早い方だった

走り終わっているのはスタメンの人たちだけだった

3年生よりも早く走り終えたのは初めてだった

そして俺はずっと思っていたことを翔に言った


「あそこでずっと翔のこと見てるのってお前の彼女だよな?」


ずっとグラウンドの端っこでテニスの練習をしながら翔の事を眺めている人がいることに俺は気がついていた


「あーそうだなぁ、、いつ見ても可愛いんだよな」


と言いながら翔はその人に手を振った

そうするとその人は恥ずかしそうにしながら手をふり返した

なんでここでイチャイチャするかなという思いと同時に少し羨ましくなっていた


「そういえば彼女の名前って?」


と聞くと


「綾瀬彩葉、もう名前から可愛いよねもう天使だよ天使」


と惚気混じりで答えられる

何故にここで惚気るかも分からず少しイラっとしたが

何よりもこんなに堂々と言えることが羨ましかった


「教えてくれてありがたいけど惚気も程々にね?」


と返した後に


「俺も彼女欲しいんだけどな、モテる要素0だから無理なんだけどな」


と続けて言った

翔は全力で首を振りながら


「いやいやいや、颯太の魅力にみんなが気付いてないだけだって」


と否定してくれたが俺はあまりその言葉あまりを信じられ無かった、今まで一度も付き合ったこともなければ女子との関わりもほとんどない

そんな俺のことを見ている人なんていないのだ

そんなことを考えて少し悲しくなってしまった


「集合!練習やるぞ!」


先生からそんな声が掛かり俺たちは集合をした

体幹トレーニングやボールを触り今日の練習は終わりを告げた

俺の心には少しモヤモヤが残ったまま家に帰るのだった








次から題名の通りifが出るよ!

楽しみにしててな?

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