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お兄ちゃん

はっ!


うっ…頭痛が…


なにが…起きたんだ?


ご飯を食べていたら急に眠気が襲ってきて…それでどうしたんだっけ…


とりあえず起き上がろう。この体制はつらい。


ジャラジャラ


ん?金属音?


って、手錠がついている?足にもついているぞ?


そういえば前にもこんな経験をしたことがあるぞ!


それってつまり…


「あら、瑞樹君起きたのね、ずいぶん早いお目覚めじゃない。」


「ゆり!早く外してくれ!またしたな!いい加減にしないと…」


「いい加減にしないとどうなるのかしら?襲う?殺す?」


「いい加減にしないと…嫌うぞ?」


「…そ、そうやって前回も言いくるめられたんだからね私は」


はっ、動揺しているのが丸見えだぞ


「何、明らかに動揺しているんだ?俺は言ったらやる男だぞ。」


「動揺なんかしていないわ。瑞樹君が本気で怒るところ初めて見ただけよ。少し、ときめいちゃった…」


えぇ


「俺、本気で怒ってるんですけど。」


「ええ、知ってるわ。」


「そもそも、こんなことする理由を教えてくれませんかねぇ?」


「あなたがほかの女と話しているのがもう見ていて耐えられないの。だから、監禁することにしたの。いいアイデアでしょう?ふふっ」


「いや、笑ってる場合じゃないけど…そっちがその気ならこっちにだって考えはあるよ。」


こういう人は無視すれば何とかなるでしょ。

それに本当に俺が好きでこんなことをやっているのであれば冷たい視線も送ればいい。


「へぇ...それは何かしら?瑞樹君」


「........」


「何かしらって聞いてるの!」


ビクッ


急に声を荒げるとか…


「......」


「ねぇ、瑞樹君。早く答えて頂戴。無視なんか許さないわよ!」


「..........」


「もういい。」


ゆりはそう言い残すと足早にいら立ちを大きく見せつけるかのように大きな足音を立ててリビングの方角へと向かった。


はぁ、憂鬱だ。何でこんな目に合うのだろうか…


はぁ、面倒くさい…


ドスッドスッドスッ


戻ってきた…


「ゆうことを聞かない瑞樹君にはお仕置きが必要のようね…大丈夫痛くなんかないわよ。瑞樹君はじっとしてればいいの。」


そう、ゆりは包丁をちらつかせながらこちらに近寄ってくる。


「近づくな!それ以上近づくなら舌を噛んで死んでやる!」


「うるさい駄犬はきちんとしつけないとねぇ?」


もうだめだ。やはり狂っている。

この人の本性がわからない。


「やめろ!やめてくれ!」


「ふふっ」


そう笑いながら服を脱ぎ、生まれたままの姿へと変わる。


「ぐっ!」


のどに包丁をあてられる。


「抵抗したら即座に死んでもらうから。覚悟しなさい。あなたの貞操は私のもの。誰にも渡さないだれにも渡さないだれにも渡さないだれにも渡さない。」


くそ!


「ぐっ、やめろ…」


「ふふっ、いま楽にしてあげるk…」


ゴンッ


鈍い音が部屋に響く。


「大丈夫?お兄ちゃん?」


「へ?」


お兄ちゃん??????


これからは更新ペース上げていきますのでよろしくお願いします

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