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我は天才なり

はいどうも。

オリジナルストーリーです。


 この世には、天才と凡才と2種類の人間がいる。

 才あるものは支配し、才亡き者は支配される。

 当然、この世の摂理だ。

 ところでこの俺がどちらに当てはまるかというと━

「おい、てめぇ。どこに目ぇつけてんだあ!」

前者に値する。

「ふん。貴様、一体誰に向かって口をきいているのだ?」


「けっ、ザコが!弱いくせに調子に乗るからこんなことになるんだよ!」

 そう言うと、男は踵を返し去っていく。

「ククク、粋がるがいい。そのうち貴様にも地獄を見せてやる.....」

 対する我はというと、少し(地面で)休憩中だ。

 いやいや、まさか誤算だった。あの不良がこうも手が早いとは。ふむ、世知辛い。

 しかしぃ?いい加減こうしているわけにもいかない。お気に入りの服が汚れるからな。

「おや?」

 起き上がると、十数メートル先にどうやらカツアゲに会っている同じ学校の生徒がいるではないか。

「フム、どうしたものか。いや、別に不良に恐れているわけではない。目の前におびえているウサギがいるのなら、それは助けるというのが正義ジャスティスだ。だぁが、しかし......」

 おっと、武者震い(主に膝)が。

「今我は負傷中。なぁに、別に大した怪我ではないんだよ?軽くみぞおちに拳が入り、サンドイッチをリバースしただけのかすり傷。ぜぇんぜん大したことないお?」

 仕方があるまい。ここは一つ助け舟を......

「ああん?何見てんだてめぇ?」

 流石の天才も、ここは戦略的逃亡に徹した。

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