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ネトラブ

初めまして。

少しでも多くの方に作品を読んで頂けたら幸いです。

初の執筆で不出来かと思いますが、

面白いと思って頂けてMMORPGに興味を持っていただけたら幸いです。

青野 栄 (あおの えい)

年齢 24歳

会社員2年目である彼はスマホアプリのProcess of memoryという8人の姫の騎士となり、仕える姫の記憶を探すというコンセプトのスマホアプリには珍しいMMORPGにハマっていた。

自由度の高い通称プリメモだが初心者にも優しく、PK(プレーヤー同士の争い)等はない。

純粋に装備や防具を手に入れて、キャラを強くし、モンスターを倒すゲームで、もちろんストーリー性もきちんとある。

モンスターを倒すのには理由があり、プレーヤーの使えるスキルは初期のスキル以外はモンスターを倒し、低確率でドロップする。

強くならなければ高みに行けない、単純だが甘くないシステム。

もちろんチャットもあり、中にはLIME等で通話しながらする人達もいる。


強いモンスターを倒すには、最大5人グループを組み、それぞれの役職、

剣…敵を引き付け攻撃を味方の代わりに受ける。

杖…高火力魔法を敵にぶつける。全体攻撃に向いている。

メイス…ヒール(回復)をかけ、味方全体を回復する役目。

弓…味方全体に色んな付加をしたり、火力としても戦える。

鎌…攻撃を上げる代わりに防御を下げ一撃の高火力として戦う。

双剣…鎌よりは火力が劣るが早さがあり、高火力を狙える。

この6職業で臨機応変に挑む。


ゲーム内にはギルドがあり、仲の良い友達同士で役職やメンバー固定グループを作るというシステムもある。


そんな中、青野栄はどのギルドにも属さず、いわゆるソロプレーヤーだ。

プレーヤー名 glory

ランクはカンストである100。

ギルド 無所属

職業 オールマイティ

ランキング 1位

どんな敵でもソロで倒すことのできる。

いわゆる、廃課金、ネトゲ廃人である。

空いた時間はプリメモに費やし、ガチャは使えるお金分はひたすら回した。

なんでそんな高スペックなやつがソロなのか?

それは人間関係がめんどくさいから。

プリメモにはチャットがある、仲の良い人とチャットしたり、時間を合わせてスキルを掘ったりしていると当然いざこざや、お悩み相談がある。



栄はそういう関係にはうんざりだった。

ただ純粋にゲームが楽しめればそれでよかったのだ。


そんな栄にもゲーム内に彼女がいた。


プレーヤー名 白雪

ランク 90

ギルド snows

職業 ヒーラー

年齢 23歳


あるときgloryがランクが低くモンスターを倒せないで困っていたのを助けてから親しくしていて、

彼女はめんどくさがり屋のgloryを把握し、影でそっと支えていた。

その甲斐あって、いつしか2人はカップルになっていた。

というのが本当のところ。

カップルと言っても白雪はギルドに所属しているので四六時中一緒にいる訳ではないただ、一日一時間はだいたい一緒に狩りをしていた。


gloryは超有名プレーヤー。

ネット掲示板でも彼をチートなどというくらい有名だった。

そのせいで彼女の白雪にも色々と迷惑をかけてしまうこともしばしばだった。

本名も知らない彼女…

でも、栄は次第に白雪にリアルで恋に落ちた。

LIMEを交換し、しばしば連絡を取り合うようになり、もちろん白雪もgloryに想いを寄せていた。


いつもと変わらず一日一時間のパーティ。

そんな時間が、ずっとだと思っていたそんなある日、

待ち合わせにgloryが来ない。


風邪を引いたのかな?そんな軽い気持ちで白雪はgloryにLIMEをした。

しかし、LIMEは返ってこない。

次の日になりようやく、gloryからのLIME、

「ごめんごめん、風邪で熱出てちょっと寝込んでたよ。」


白雪は安心し、その日も一緒に狩りをした。

gloryの対応はいつも通り、素っ気ない中にも優しさが溢れている。


gloryはソロプレーヤーだが、何も自分勝手なプレーヤーではない。

ワールドチャットで助けてと言っているプレーヤーにはできる限り助けてあげたり、

友達や信頼できる仲間も沢山いる。

ただ、喧嘩や悩み相談がめんどくさいだけなのだ。


白雪はそんなgloryの優しさを沢山知っている。

だから、一緒にいるのだ。

次第に一日一時間の一緒にいる時間も少しずつ長くなり、一緒にいる時間に「デート」という名前が付いた。


おはよ!

今日のデートはどこへいく?


そんなLIMEもしばしば当たり前になった。

お互いに好き好き言わないまでも確実にお互いの存在は大切になっていった。


ある時、白雪は

リアルで会いたいな!

そんなLIMEをgloryに送った。


gloryの返事は

時が来たら!今はまだプリメモのデートで我慢して欲しいんだ、俺も会いたいのは変わらないから、必ず会おう!

その証として今日はプリメモで白雪と結婚したい!!

だった。


結婚とは別にアイテムが同じBOXになるとかではなくて、ステータスにお互いの名前が表示され、お互いにインした時間に通知音が鳴ったり、

結婚した人しか貰えないアクセサリーが貰えたりとその程度だが、

プリメモでは一回すればもう2度とできないシステムなのだ。

そのため結婚をしている人は極わずかで多くが、リアル夫婦である。


その夜、デートを一日使い、結婚の儀式をしてめでたく2人は夫婦となった。


なにせ、有名な2人、1人はあのgloryとあり、プリメモの高ランカーの間で瞬く間に噂は広まった。


2人はその後もデートを重ね、順調のように思えた、、、、。










2章も近日中にアップさせていただきます。

よろしくお願い致します。

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