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バウムクーヘン

私が好きなバウムクーヘン

誕生日席ではいつも出されている

今日も幸せをつまみ食いして

くすんだ日常に色を取り戻して


まだ友達以上恋人未満で

明日も見えなくて優しくないよ

日常というものは

でもそれは甘い甘い砂糖


どうしようもないことも

幸せを切って食べて

私は満足しようとしている

けど声が聞きたいな


寂しいな


愛想笑いで誤魔化して

どこかでくるくる回って

わんわん泣くんだろうな

まだ勇気が無くて怖くて


辛い時ならそばにいて

楽しい時は一緒に笑って

怒る時は少し傷ついて

でも嬉しい時はどう思うんだろう


欠けてしまっている欠片が

未だに見つからなくて

私の胸はポッカリと空いてしまって

痛いんだ 苦しいんだ

なぜだろうな


今日は苦いチョコレートを食べて

大人の気分になろうとして

まだなれないな子供のままで

程よい甘さが丁度のもの


誰にも触れさせたくない淡い恋心

彼はまだ気づかなくてもどかしいな

メールしようとして何時間もかかったのに

汚く見えてなにしたいかわからなくなって


また幸せをつまみ食いをして

待ちきれないほどの時間が過ぎてゆく

このままではいたくないのに

まだ終われない終わらなくて


この抜けている感情が必要なの

霧がかかったまま見つからない

くすんだ日常もあやふやに

ここで一歩を踏み出して


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