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第5話 学生合同会議

待ってると思ってないが、お待たせしました

中盤開始です

1年対2年の戦いが終わり数日後、1年の美緒、凛、愛美と2年の奈々、晶、楓、優は生徒会に呼ばれ会議室に集まっていた。

「みんな、集まったな」

暫くして、3年の四天王と呼ばれる和泉真琴、劉麗華、如月舞、東郷静香が入ってきた。

「とりあえず、座ってくれ」

東郷の声で、全員机を囲み座った。

「呼んだのは、聞きたいことがあったのでね」

「んで、なんでしょ?」

奈々は、面倒くさそうに言った。

「こらっ、奈々」

「失礼ですよ」

「へいへい」

奈々は、一息ついて姿勢を正し

「聞きたいことは、1年の事でしょ?」

真剣な顔になって、答えた。

「そうだ」

「私達の事ですか?」

美緒は、自分を指差して答えた。

「そう、単刀直入に聞くがそのシードどこで手に入れた?」

「そ、それは・・」

「正直に答えれば、今回の騒動に関しては不問とするが答えてもらえるかな?」

「うっ・・・」

美緒は、東郷の言葉に暫く考え凛と愛美の顔を見合わせた後答えた。

「このシードは、入学直後の帰り道で知らない男から貰った」

「男?」

「はい、私達は中学も同じだったので、3人一緒にいたんですがその帰りにいきなり現れて『お前たちに力を与えよう』と言ってシードを出してきたんです。最初、変な奴と思ったんですけど変身ができて、その力がすごいとわかってそのまま貰ったのです」

「その時、その男は他になにか言わなかったのか?」

「『東郷学園は、生徒会がこの力で悪行を行っているから可能なら、全員倒して欲しい』と、言ってましたね」

「それで、1年から順に倒しまくってたと言う事か」

「まあ、半分は下剋上も狙ってました」

美緒は、あははと笑って誤魔化した。

「まったく、上級生に逆らって倒すなんて下級生は先輩を敬えっての」

奈々の一言に、「お前が言うな」と言わんばかりに全員ジト目で睨んだ。

「それで、その男の名前は?」

嫌な空気になる前に、晶は話をそらして美緒に聞いた。

「それが、名前は聞いてないんです」

「では、風貌は?」

「んーと、背が高くて金髪で目が釣目で変なにやけ方してました」

「!?」

その言葉に、四天王全員の目が鋭くなった。

「ん?心当たりでも??」

奈々は、聞いたが

「い、いや、その線はまずありえないはずだが・・・」

「まさかな・・・」

「・・・・」

東郷以外の四天王が、考えて話し始めたが

「もし、私達の予想通りの男なら、シードの存在を知っていても不思議ではない。実際、私達が見せて倒したのだから。だが、奴はこの町から追放している。いたとすれば、東郷の者たちが黙ってはいない。その線は、保留としておこう」

東郷の言葉に、四天王の3人は押し黙った。

「まあ、他の線もなきにしもあらずだよ」

奈々は、一応の心当たりを思い出した。

「誰だ?」

「その辺は、あの『やさぐれシスター』に聞くとしますかな」

「やさぐれシスター?」

奈々の答えに2年生以外は、頭に?が付いていた。

「とりあえず今回は、ここまでとしよう。私達は、学同会があるので忙しくなるからな」

「なにそれ?」

「『学生合同会議』略して『学同会』他校の生徒会が一堂に集まり意見を出し合う会議だ。私達は、議会長もしているのでね」

「はぁ」

「まあこれは、私達生徒会の仕事だ。シードの件に関しては奈々達に任せる」

「はいよ」

東郷の依頼に、奈々はやれやれと一息ついて答えた。

こうして、この日の会議は解散した。


翌日、奈々達四人はシスターマリアに会うため運動公園に来ていた。いつもの練習をしながら待つこと一時間、マリアは、煙草を吸いながら現れた。

「珍しく呼び出して、何の用だよ?」

「やっと来たよ、やさぐれシスター」

「いい加減、その呼び方やめろ」

「まあそれは置いといて、聞きたことがあったので」

「何をだ?」

奈々は練習を置いて、これまでのいきさつを話した。

「ほう、一年生がね」

「それで、シードを渡した相手なんだけどもしかして兄とか弟とかいるかなと思って」

「いや、私に兄妹はいない」

マリアは、即答で答えた。

「じゃあ、親戚とか」

「今、人間界に私以外天使はいない」

「でも、ひょっこり降りて来てるとか」

「ないな」

マリアは、完全に否定して新しい煙草に火を付けた。

「じゃあやっぱり、東郷学園に在籍していたやつか」

「他にないだろう、シードの争いはお前らの学園内で起きてたことだし」

「でも、そう考えたら他校ではなかったの?」

「去年までは、なかったな」

「去年までは?」

「そういや、言ってなかったな。今年に入ってから、シードがあちこちで見つかってるんだがどうも誰かが集めている気配があったんだよ」

「誰かって?」

「それが、なかなか尻尾がつかめず回収する前に、取られることが多々あったんだ。シードの反応を見ながら追いかけたんだが、途中で消えてしまって見失ってしまうんだ」

マリアが、思い出してイライラしながら言った後

「天使のくせに?」

「なんでだよ」

「使えないですわね」

優以外三人が、冷たい言葉を放った。

「おまえら、人が手を出さないと思って言いたい放題だな」

マリアは、かなりイラついていたが煙草を一息吸って

「まあいい、そうなると他校もシードの事を知ったかもしれないな」

「え?」

「そいつの目的は、生徒会を潰すことだったんだろ?そうなれば、他校にシードを渡すときは」

「『東郷学園を潰せ』・・・か」

「そうなるな」

「・・・・・」

その結論に、四人は押し黙った。

「とりあえず、私もその男について調べるとするよ。もしかしたら、奴らの介入があったかもな」

「奴らって?」

「悪魔だ」

「え?」

「もし、悪魔の介入があったのなら私も動けるからな。しかし、その線も薄いけどな。過度の期待は、するなよ」

「どうして、薄いと思うわけ?」

「私が、いるから」

「あっそ」

「おまえ、全然信用してないだろ」

「まあ、調べてくれるならいいや」

「とりあえず、なんかあったら連絡よこせよ」

そう言うと、マリアは帰って行った。

そして、四人はしばらく考えたが

「今は、はっきりわからない以上、何もできそうにないと思います。しばらく、様子見でいいんじゃないでしょうか」

楓の一言に

「そうだね」

「悪い方向に行かなきゃいいけど」

「そうですね」

他の三人も、楓の意見に同意した。


その数日後、東郷静香と如月舞は学生合同会議の為、東郷学園会議室裏で準備をしていた。

「御前、準備ができました。各校の生徒たちも揃っています」

「そうか。では、行こうか」

二人は、書類を持って会議室に入って行った。そして、会議は始まった。

内容は、各校の情勢や新しく取り入れた設備や行事など情報を交換し合うものであった。

他校も自由参加ではあるが、互いに交流を深める為に半数近い各校の代表が集まり率先して参加している。

そして、2時間ほど意見を交わした後

「では、これにて解散とします」

東郷はそう言って、会議を終了した。

各校の生徒は、帰り支度を始めていたが3名がそのまま座っていた。

東郷と如月も片づけてはいたが、その3名に違和感を感じていた。

そして、座っていた3名以外が帰った後東郷と如月は、書類を机にまとめてその場に置いたまま正面を見た。

「もう会議は終わったのだが?」

東郷が、聞いたとき正面にいた少女が口を開いた。

「ああ、わかってる。これからは、2次会だ」

「何?」

次の瞬間、会議室に結界が張られた。

「御前!」

如月が素早く苦無を持って構えたが

「落ち着け、舞」

東郷は、表情を変えず如月を止めた。

「へぇ、驚かないんだ」

正面にいた少女は、にやけた顔で答えた。

風貌は、黒髪でショートカット目が釣目で椅子にもたれて足を組んでいた。

「その制服、黒金高校か」

「そうだよ、黒金高校2年三島飛鳥みしま あすかだ」

「それで、何の用だ?」

「一言でいうと、戦線布告に来た。この東郷学園を、ぶっつぶしに来たんだよ」

「では、今から始めるか?」

「お望みなら。と、言いたいがここは敵のど真ん中だし今日は挨拶だけさ」

三島は、ふっと笑って立ち上がり

「そんじゃ、明日から覚悟しな。戦争が始まるぜ」

そう言って、帰ろうとしたが

「このまま、帰すと思っているのか?」

如月が、苦無を構えたが

ジャキンッ

真横から、刃物を突き付けられた。

「くっ」

「しばらく、そのまま動けないようにしてください。ノエル」

「イエス、マスター」

そう言うと、もう一人の少女が立ち上がった。

その姿は、茶髪でセミロング。カチューシャを付けて丁寧語で命令した。

刃物を突きつけた少女は、桃色の神でメイド服を着ていた。刃物は腕から鎌状に生えていた。

「私は、神楽坂高校3年美月桜みつき さくらその子は、『ノエル=ヴァーミリオン』私の分身でもあります」

その紹介の後、もう一人が立ち上がり

「私は、相生女学院2年杉原めぐみ(すぎはら めぐみ)だ。覚えておきな」

その姿は、ロングヘアーだがくせ毛があり強気の顔で腕を組んで立っていた。

「と、いうことだ。こいつらも、あんた達の敵と言う事になるな」

三島は、にやけた顔で言った

「じゃあ、そういうことで。ばいばーい」

杉原が、手を上げた瞬間まばゆい光が全体を覆った。

「くっ、目くらましか」

光が消えた後、如月が正面を見たが結界は解かれて東郷と2人だけになっていた。

「申し訳ありません、御前。私が、いながら・・・・」

「構わんよ。これで敵は、はっきりしたのだから」

東郷は、表情を変えず椅子に座り今後の事を考え始めた。

「さて、どうしたものか」


こうして、3校が東郷学園を狙う抗争状態に入って行くのであった。



毎度ながら終盤ができていて中盤はいつも構想練り練りでやってますw

ちょっとづつ進めていきますので

よろしければお付き合い願います

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