第4話 1年生対2年生の戦い
ローペースになってますが構想練り練りしながら進めてます
今回も少なめですが、よろしくです
晶は、大河美緒と対峙していた。
「なんで、こんなことするんだよ?」
晶は、美緒に聞いた。
「私達の力を、見せつけて馬鹿にされない為だ」
「なんだ、そりゃ?」
「私は、見た目で馬鹿にされるんだよ。チビとか小人とか」
「その前に、大河だから『タイガー』とか言われやすいんじゃないのか?」
「それは、いい」
「いいのかよ」
「とにかく、私はお前を倒して次は3年生も倒し頂点に立つ」
美緒は、そう言って構えた。
「これ以上は、させねえぇよ。優の仇を、取らせてもらうぜ」
晶も、構えて戦闘態勢に入った。
晶と美緒が対峙している後ろでは、奈々と楓、凛と愛美が対峙していた。
「さて、どうしますか」
奈々は、構えず立ったまま凛と愛美を見ていたが
「はじめるよ」
凛は、いきなりライフルを構えた。
「排除開始」
その言葉と同時に、発砲を始めた。
パララララララッ
「はっ」
奈々と楓は、左右に離れた。
凛は、奈々に照準を合わせ続けて発砲したが奈々は、走って回避して階段の横に隠れて被弾を防いだ。
「ふうっ、銃火器系は理子ちゃんで慣れてるがこれは・・・」
理子の銃は、一撃が大きい単発系だが凛の場合は弾を小さくして連射系にしていた。
「まあ、あれなら一発当たってもやられることはないな」
奈々は、剣を握り一気に片づけようと思った瞬間
コロコロコロ
奈々の真横に、円形の物が転がってきた。
「ん?」
奈々がそれを見た瞬間、驚愕した。
「しゅっ、手榴弾!?」
ドーン!
円形の物は、爆発して煙が舞った。凛は、その場で手榴弾を持ってもう一つ投げたが
「うおりゃー」
奈々は、煙から飛び出して手榴弾を蹴り返したが、凛はそれを見て横に走りながら回避してライフルを撃った。
「甘いっ」
キキキキキンッ
奈々は、着地と同時に剣で弾を素早く斬り払いした。
「どうだい」
にやりと笑い奈々は、凛を見たが
ポンッ
凛は、すでに武器を変えて一発撃った。
「グレネードランチャーも、あるのか!?」
奈々は、一瞬驚いたが前に飛び回避してそのまま間合いを詰めた。
「この間合いなら、銃は使えまい」
奈々が、斬る体勢に入ったが凛は、ランチャーを捨てナイフを出して刺しにかかった。
バシッ
奈々は、凛の手首を抑え動きを封じた。
「あぶねー。近接格闘もできるのかよ」
そう言いながら奈々は、冷や汗を出していたが凛は、無表情のまま力を入れて奈々を刺しにかかっていたが
「この瞬間に、隙ができているのを忘れてないかい?」
奈々は、剣を片手で素早く持ち替え凛を刺しにかかり
ザシュッ
奈々の剣は、凛の脇腹を切った。
その瞬間、凛のナイフを持つ力が揺んだ隙に、奈々は手を離して剣を両手持ちに切り替え
「御影流、円月斬!!」
ズバァッ!
斬り上げた剣は、凛の胴を斜めに薙ぎって服が裂けた。
「ぐううううっ」
凛は、後ろに倒れ変身が解けた。
「ふうーーーっ、まさかここまでの強さとは思わなかったよ」
奈々は、深呼吸して構えを解いた。
そのころ晶と美緒は、戦闘が続いていた。
「おりゃーっ」
美緒は、左右に爪を振り回していたが晶は、体を振って躱した後下がって間合いを取った。
「はぁっ、はぁっ、ちょこまかと逃げやがって」
「その速さは、慣れてるからな」
晶は、余裕の表情で構えていた。
「ならば、これならどうだっ」
ズガァッ
美緒は、地面を削って砂埃を上げた。
「くっ」
晶は、飛んできた破片を防いだ瞬間美緒は、目の前まで迫っていた。
「どりゃーーっ」
ドガァッ
虎の手を振り下ろしたが、晶は手を抑えて防いだが腰が沈んだ。
「ぬぐうううっ」
晶は、足を広げて踏ん張ったが攻撃の重みで顔が歪んだ。しかしそのまま押し返して離れた。
「どうだっ」
美緒は、構え直しにやりと笑うが
「結構効いたが、まあまあかな」
晶は、拳をにぎり直して平然としていた。
「あんだけ、きつい顔してたくせに」
「たしかに、効いたのは効いたがあれなら、何とかなると思ったんでね」
「だったら、これ喰らって同じこと言えるかな」
そう言った後、美緒の右手が光り始めた。
「喰らう気は、ないね」
晶も、右手に神力を溜めて構えた。
「いくぞっ!」
美緒は、真っ直ぐ走ってそのまま高く前に飛んだ。
「ストライキング!タイガークロー!!」
虎の手を大きく振りかぶり、晶の頭上目がけて振り下ろしたが
「うおりゃあああぁぁぁ!!!」
晶は、振り下ろした手目がけて拳を突き上げた。
バシィッ!!!
互いの攻撃がぶつかり、数秒動かなくなったが。
「おおおおおおおおっ!!!」
バキンッ!!
晶の拳が、突き抜かれ美緒の右手が弾かれた。
「なっ!?」
美緒は、驚愕の表情になったが晶は、そのまま飛び上がり美緒の目の前に付いた。
「終わりだっ!」
晶は、そのまま左右に拳を連打した。
ズドドドドドドッ!!!!
「チェスト―!」
ドゴーーーーン!!!
止めに、右拳を突き抜き美緒は、吹っ飛ばされ地面に倒れた。
「ちく・・・しょう・・」
美緒は、起きようとしたが力尽き大の字になり変身が解けた。
「ふぃーっ、まあこんなもんかな」
晶は、一息ついて優の元に向かった。
「大丈夫か、優」
「う、うん、大丈夫だよ」
優は、体を起こしており笑顔で答えた。
「初陣だったけど、まあよく頑張ったね」
奈々も、優の元来て肩をぽんぽんと叩いた。
「うん・・・・・そういえば楓ちゃんは?」
「そういえば・・」
「見てないな・・・・」
三人は、辺りを見回した時
「呼びました?」
後ろから、楓が現れた。
「うわあああっ」
三人は、びっくりして仰け反った。
「あれ?戦闘は?」
「とっくに、終わってますわよ」
「え?」
「ほら、あちらに」
楓が手を出した先には、愛美が美緒と凛を介抱していた。
「どゆこと?」
奈々は、事の顛末を聞いた。
「愛美さんは、補助系なので攻撃力はないのですよ。それで、私が弓を引いた瞬間に『参りました』とあっさり降参しました」
「なんじゃそりゃ」
「まあ、戦わずに済むのはいいことだけど」
「とりあえず、決着ですね」
四人は、顔を見合わせ緊張が解けてふっと笑った。
こうして、一年対二年の対決は二年の勝利で終わったがまだ序章だと言う事は、このとき誰も予想はしていなかった。
次回から長ーい中盤に進みます
お楽しみにw




