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第14話 死闘開戦

お久しぶりです

またマイペースで遅れてますが

じわじわ書いてます

よろしければお付き合いください

東郷雅臣が現れてから、数日が経った。

東郷学園生徒会は、影ながらも動いていた。目的は、もちろん雅臣の捜索であるが数日全く情報が得られず全員がピリピリしていた。

それもそのはず、生徒会長である東郷雅臣の妹の東郷静香が、以前のような鋭い目つきに変わ重くなっていた。

奈々達4人は、臨時招集をかけられ捜索を手伝わされていたが運動公園でコーヒーを飲みながら一息ついていた。

「これだけ探しても全く情報がないなんて、おかしいだろ」

晶が、疲れ気味で語り始めた。

「生徒会総動員で各所の学校を捜索してるのになにもない街を探してもいるわけもなし。どこに、隠れてるんだよあいつは」

晶は、何も成果が得られずイライラが治まっていなかったが奈々は、淡々としていた。

「まあまあ、晶ちゃん落ち着いて」

「お前は、落ち着きすぎ!」

「まあまあ、二人とも」

奈々と、晶のやりとりを収める為に楓が間に入った。

「とにかく、未だ手がかりもない以上まずは、落ち着いて考えましょう」

4人は、そのまま押し黙って各々考えて数分後晶が口を開いた。

「あと、調べて無いとこは・・・白陵になるんだがなぁ」

その言葉に、奈々が硬直して晶に聞いた。

「そ、そうなの?」

「なんだ?急に動揺して」

「いや、ちょっと・・・」

白陵学院は、奈々の姉である御影佳乃が通う学校であった。

「ああ、そうか。おまえの姉さんが通ってたんだな」

「う、うん」

「お姉さんに会うのが嫌なんですか?」

「いや、そうじゃなくて苦手なだけ」

「ふーん。まあいいや、とにかく行ってみよう」

晶は、そう言った後未だ言葉を発しない優を見た。

優の顔は、曇っていた。それもそのはず、目の前で姉の美紀が錯乱してその後ショックで気絶して倒れた。その後は静香が、車を手配して病院に運びそのまままた、眠るように目を開けることがなくなった。記憶が戻ったショックで、気を失っただけなのでしばらくしたら目を覚ますと言っていたが、しばらくはそのまま安静と言うことになった。

落ち込んでいる優に、晶は背中をぽんと叩いた。

「ひにゃっ」

急に叩かれ驚いた優だが、晶はそのまま顔を見合わせ

「大丈夫だって、元気出せよ」

「晶ちゃん・・・」

「また会うとき、そんな顔してちゃお姉さんが悲しむぜ」

「う、うん・・・そうだね」

優は、涙を浮かべながらほほえんで晶に言った。

こうして4人は、そのまま白陵学院に向かった。

白陵学園の校門から少し離れたところで、4人は様子を見ていた。

その時晶が、気になっていることを優に聞いてみた。

「しかし、なんで白陵が最後なんだ?」

「それは、以前から東郷と白陵は仲が悪いんですよ」

「え?」

「というよりも、白陵は西条家が理事長をしていて東郷家と常に競い合っていた仲なのです。だから、事あるごとに張り合っていたのでここに潜る可能性は低いと」

「なるほどな、雅臣は東郷家の人間だから西条家はここに入れる可能性は少ないか」

その会話に奈々が割り込んだ

「でもさ、雅臣は東郷家から追い出されて復讐を考える。西条家は、東郷家を打ち倒したいと思う・・・・これってさ利害が一致しないかな?」

「でも、どう繋がるのですか?」

「それは、西条家のお嬢様と付き合うとか?」

「知ってるんですか?」

「・・・いや、あてずっぽ」

奈々の適当な答えに全員ががくっとした。

あははと、笑っていたところに背後から声をかけられた。

「何をしているんだ?奈々」

聞き慣れた低い声で名前を呼ばれた奈々は硬直した。

ゆっくりと振り返るとそこには長めのポニーテールに鋭い釣り目で腕を組んで奈々の姉である佳乃が立っていた。

「やあ、お姉ちゃん。き、奇遇ですなぁ」

「こんにちわー」

他の3人も挨拶をした。

「で、お姉ちゃんはどうしてここに?」

「お前の気配がしたので気になって来ただけだ」

「あー」

奈々は、思い出した。佳乃の気配察知能力は奈々より遙かに上だったことを。そして、気配を消して迫ることも容易ではないことを忘れていた。

「いや、ちょっと学校の内情調査をね」

「ほう、それはどういう・・・」

佳乃が、事情を聞こうとしたとき遠くから声が聞こえ一人の女性が佳乃に迫ってきた。

「おねえさまーーーーー!!!!」

風貌は髪の毛は長めのサイドテールで丸眼鏡をかけた女性が寄ってきた。

「もう、先に行かれるなんて連れないですわお姉様。一緒に帰りましょうよぉ」

眼鏡の女性は佳乃の腕に抱きついてねだるような声を上げていた。

「あのー、どちらさまで?」

奈々は、佳乃に聞いた。

「ああ、こいつは「桜瀬ゆかり」一応クラスメイトだ」

「え?桜瀬?・・・・・」

奈々が聞き直そうとした瞬間、シードの気配を感じた。

気配は、桜瀬から発せられていた。

奈々以外も気配を感じ目つきが変わって桜瀬をにらみつけたが。

「どうした?」

佳乃の一声で、全員がはっとした。

「ああーいや、なんでもないです」

「そうそう、なんでもないです」

「それじゃあ皆さん帰りましょうか」

「そうだね、それじゃお姉ちゃんお先にー」

4人は慌てて素早くその場を走り去った。

「何しに来たんだあいつら」

佳乃は、訳がわからず頬をぽりぽり掻いた。

桜瀬は、佳乃の腕に抱きついたまま無言で下を向いていたが、目が座っていた。

(あーらら、油断しちゃいましたわ。まあいいですけどね。そろそろ頃合いと思ってましたから)

心の中で、にやりと笑い走って行く奈々達を見ていた。


その夜、奈々達は再び白陵に足を踏み入れた。

「結局、報告もなしに来ちゃったな」

晶は、やれやれとため息をついた。

「うん、まあ」

奈々も、頬をポリポリ掻いていた。

楓は、平然とした顔で二人に聞いた。

「でも、どうして報告しなかったのですか?」

「それは、まだすべて把握したわけじゃないからねぇ」

「そうだな、まだ一人だけと決まったわけじゃないのと、東郷雅臣を見つけていないと言う点だな」

「では、どこに?」

「あーそれは、大体察しが付いてる」

そう言って、奈々は結界を貼った。

「優ちゃん、気配があるか調べてみて」

「は、はいっ」

優は、目を瞑り結界内にある人の気配を探し始めた。

頭の中で地図が浮かび上がり全体をくまなく探知していき、数分後屋上の一カ所に人の気配を感じた。それが雅臣であると確認して目を開けた。

「いました、屋上です」

「よっしゃいきますか」

4人は、そのまま屋上に向かうがその最中優は探知してたが

「あっ・・・」

「ん?」

「他にも4人います」

「ああ、それはわかる。気配を消してるつもりなのだろうかね。シードの気配だ」

奈々も、気配がわかる範囲に入って気付いた。

そして、屋上の扉を開けて外に出た目の前に東郷雅臣が立っていた。

「ようこそ、白陵学院へ」

雅臣は、演出を気取るように両手を広げにやけた顔で待っていた。

奈々が、先に口を開き雅臣に聞いた。

「やっぱ、結界内にいたか」

「当然だろ、表にいたら静香の部下に見つかってしまうのでね。一番あり得ない場所で隠れてただけさ。しかし、もうそれも必要ないけどな」

「どういう意味だ?」

「こちらのメンツが揃ったからさ」

次の瞬間、背後に殺気を感じた。4人は素早く振り返り構えた。

そこには、暗がりの中に4人の女が立っていた。その中から一人前に出できた。それは桜瀬ゆかりであった。

「やっぱり来ましたわね」

桜瀬は、淡々とした口調で答えた。

「さあ、始めようじゃないか」

雅臣の声で、白陵の4人は同時にシードを構えた。

「やるしかないか」

「だよな」

「いきましょう」

「は、はい」

奈々達4人もシードを構え全員同時に叫んだ。

「変身!」

大きな光に包まれ全員同時に前に出てぶつかり合った。


これが最強の敵との最初の邂逅であった。


ここから激闘のはじまりです

いつもどおりゆっくりぺーすですけど

よろしくです

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