第12話 東郷学園の逆襲
かなーりご無沙汰です
構想に難儀してました
また短いですけどよろしければお付き合いくだせぇ
彩音美紀が、三島飛鳥に怪我を負わされたことで東郷静香は、全戦力を投入し黒金高校を完全排除に動き出した。
奈々と晶は、別行動で移動を始めた。しかし、走ることなく歩いていた。
「こんなマイペースで、いいの?」
奈々は、晶と肩を並べ歩きながら聞いた。
「まあね、どうせまずは会長達と一戦交えると思うから」
「ふーん」
晶の問いに、奈々は淡々と返事をした後話を切り替えた
「で、三島飛鳥はなんで晶ちゃんを恨んでるわけ?」
「んー、あれは逆恨みというべきなんだがな」
「どゆこと?」
簡単に説明するとだな」
話は、2年前に遡る。
陣内晶と、三島飛鳥は同じ空手道場で稽古をしていた。
当時二人は、仲が良くいつも二人で組手をしながら互いを高めていたが、空手の大会の日決勝で晶と飛鳥は対峙した。序盤、晶が優勢で飛鳥は負けそうだったがその瞬間、故意に足を踏み晶は動きを封じられ一撃を受けた。飛鳥は、『失礼』と一言謝ったが目が笑っていた。そして、そのまま飛鳥が優勢勝ちとなり優勝はしたが数日後、破門を言い渡される。『勝ったのに何故だ!』と晶は、晶の父親でもある師範に問い詰めたがそれ以前にも何度も同じような反則をしていたことを知られていた。そのあとは道場を去り黒金高校に入ったと言うことは聞いていた。
そして、現在に戻り晶は話をまとめた。
「まあつまり、あいつのやり方は『勝つためならなんでもする』という卑怯なとこがあるからな」
「ふーん」
「優勝したのに、破門された恨みというとこかな」
「なるほどね」
「まあとりあえず、向かいますか」
こうして、奈々と晶はそのまま歩いて目的地に向かっていった。
その頃、黒金高校では、三島飛鳥が仲間を集めていた。
「東郷学園は、動いてるんだな?」
「はい」
飛鳥は、偵察部隊からの報告を受けていた。
「だが、ここまでは簡単にはこれまいて」
意気揚々でいたが
「そう思うか?」
その声に、黒金高校の面々は振り返った。そこには、東郷静香の姿があった。
「東郷!」
三島は、東郷をにらみつけたが東郷は表情を変えることもなく構えた。
「では、始めようか。美紀さん二手を出したことを後悔させてやる」
「お前一人でなにができる?」
「そんなわけないだろう」
そう言うと、東郷の後ろからぞくぞくと東郷学園の生徒会メンバーが集結した。四天王も東郷と並び現れた。
「すみません、御前。遅くなりました」
如月は、申し訳なさそうに言ったが、東郷はふっと笑い
「いや、問題は無い」
そう言って、剣を抜いて
「総員、抜刀!」
ジャキン!!
その声と同時に、後ろの生徒会メンバーが一斉に刀を抜いた。
「黒金を、潰せ!」
「おおおおおおおおーーっ!」
東郷の指示と同時に生徒会のメンバー全員が一斉に黒金高校のメンバーに攻撃を仕掛けた。
「数は、こっちが上だ!やっちまえ!」
黒金高校も迎え撃つように三島の声に合わせて攻撃を仕掛けた。
人数は、黒金高校は100人に対し東郷学園は30人と少ないが、東郷学園はメインシードの数でその物量差が補われていた。
和泉は、光弾と拳撃で倒し。劉麗華は高速の槍で一掃し。如月は、クナイをばらまき。東郷は、二刀で次々と倒していった。
黒金高校は、徐々に数を減らされ三島に迫る勢いであった。
「お、おまえら、なんとかしろ!」
三島は、焦りながら言ったが
「くそう」
三島は、その場を離れ30分後、黒金高校は全員倒された。
東郷は、一息ついて如月に聞いた。
「被害は?」
「こちらは、10人がやられましたが他は軽傷です」
「そうか」
そのあと、周囲を見回し
「三島は、どうした?」
「どうやら、逃げられたようです」
「ふむ・・・・まあいい、撤収する」
東郷の一言に如月は聞いた。
「追わないのですか?」
「ここまでやれば、いいだろう。それに、三島の始末はあいつらがやるだろう」
「そうなんですか?」
「先にやると言えば動くと思ったのでな」
「なるほど」
そう言った後、東郷達は黒金高校から引き上げた。
その頃、三島は住宅地を走っていた。
「くそう、こんなはずじゃ」
くやしながら、角を曲がり人気の無い公園に入っていった。
「はあっ、はあっ、ここなら・・・」
息を整え、落ち着いた瞬間前方から声がかかった。
「やっときたか。遅かったな」
三島が正面を向くと、そこには晶が腕を組み立って待ち受けていた。
「ほんと、遅いなぁ」
奈々は、横のベンチで座っていた。
「な、なんで・・」
三島が言いかけたが
「おいおい、昔からの付き合いなんだぜ。おまえの行動は、読めるさ。追い込まれたらここに来ると思ってたので待っていただけさ」
「ぬうっ」
「それにここは、私とおまえとのたまり場だったんだからな」
そう言った後、晶は周囲に結界を貼った。
「逃がさないぜ」
「くっ」
三島は、2対1になると思い警戒したが
「あー、私は何もしないから二人でどうぞ」
奈々は、座ったまま変身もせず観戦を決め込んでいた。
「そういうことだ、始めるぞ。変身!」
「上等だ!やってやる!」
晶と三島は、同時に変身をしてそのまま互いに突進した。
「おらぁっ!」
ドゴオッ!
互いに右正拳を出して顔面を殴りあった。
「うらぁっ!」
ボゴォッ!
更に左正拳を出して互いに腹部を殴った。
「ぐうっ」
その一撃で、三島はひるんだが
「もう一丁!」
晶は、そのまま右正拳を出して三島の顔面を狙った。
バキィッ
三島は、そのまま喰らい後ろにのけぞった。
「くそう」
三島は、頭を押さえ首を振ったが晶は、そのまま構えていた。
「なんだ、その程度で終わりか?」
晶は、余裕の顔でにっと笑った。
「うるせぇ!」
三島は、逆上し晶に突っかかり拳撃を繰り出すが晶は、冷静にすべて受け流していた。
「甘い甘い。おまえ、練習サボってたな?以前より切れがないぞ」
「うるさいうるさいうるさいー!」
三島は、更に拳を振るうが徐々にぶん回すようになって正拳とは呼べなくなってきた。
「はあー」
晶は一つため息をついて、振り回す拳を左腕で受け止め
「終わりだ」
右拳を強く握りそのまま、三島の腹部に打ち込んだ。
ドゴォッ
「ぐはっ」
三島は、くの字になり沈みかけたが晶は、それを許さず蹴りで立たせた。
「この馬鹿野郎が!」
ズドドドドドッ
晶は、両拳を交互に繰り出し三島の前身を突き抜き、止めに右正拳を目一杯力を込めて突き抜いた。
ズドオォン!
「がはあっ」
三島は、そのまま吹っ飛ばされそのまま大の字に倒れ変身が解けた。
「ふうっ」
晶もそれを見て変身を解いた。
「おつかれさまー」
奈々は、座ったまま晶に声をかけた。
「まあな」
「でもさ、こいつ弱かったな」
「今は、な。以前は、私と互角だったんだがどうもサボってたようで、拳が鈍りすぎてたな」
「なるほど」
「まあこれで解決だ。帰るか」
「そだね」
こうして、二人は東郷学園に戻り三島を倒したことを伝えた。
これにより、3校の襲撃をすべて防ぎ一旦の終結を迎えた。
次から終盤に向けて新しい敵の出現です
かなり不規則なペースですがよろしくです




