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1.苦手な先輩

攻め:西野颯(高3)

受け:篠宮雪路(高1)

 俺はたぶん、恋愛に向いていない。


「もういいっ……! 噂には聞いてたけど、何も言ってくれないって、酷すぎるよ……!」


 高校に入学して三ヶ月、七月半ばの放課後。夏休み目前というのもあってか、俺──篠宮雪路(しのみやゆきじ)はこの一週間、ほぼ毎日のようにこの校舎裏で、女の子に駆け込み告白というものをされている。

 ただ、今日も今日とて、返事が間に合わなかった。お団子頭の彼女は、俺ひとりを日陰のあるこの場に残して、電光石火のごとく走り去っていく。


 誰かがこの現場を目撃していたら、きっと俺は悪者に見えると思う。俺でも、そう思う。

 だけど、俺は彼女を泣かせる気なんて一ミリもなかった。どうしたら、相手を傷つけずに断るかを悩んでいたら、いつも通り、あの子も泣きだしてしまっていたのだ。

 なんというか、恋愛って……難しいなって思う。


 俺はその場に立ち尽くしたまま、とりあえず、ズボンのポケットに手を忍ばせた。

 指先で、もふもふの柔らかな感触があることを確認したら、ようやく「はぁー……」と息を吐き出せる。そのまま、ポケットにいるその子──シロクマのぬいぐるみ『シラユキさん』を取り出して、俺はつぶらな瞳と目を合わせた。


「……シラユキさん、今日も俺はダメダメ人間だったよ。また話、聞いてもらってもいい?」


 デニムのサロペットと、黄色のスカーフが似合う彼を見つめながら、俺は話しかけた。

 シラユキさんは『いいよ』と言っているように、いつもと変わらない顔で、俺だけを見ている。だから、俺は今日も、シラユキさんに話を聞いてもらうことにした。

 校舎に近づき、建物に背を向けてアスファルトに座り込む。準備を整えるように、体育座りして、シラユキさんを膝の皿の上にちょこんと置いた。


「では、シラユキさん。これから、反省会を始めさせていただきます。よろしくお願いします」


 俺はぺこり、とお辞儀をして、本日の反省会をスタートさせた。


「ほら、俺って……同級生も十人だけの田舎の中学だったでしょ? 恋愛なんてしたことないのに、高校入った途端、なんか告白されるようになって……正直……怖い。俺の中身は全く変わってないのに、外側だけで評価される感じ……いつになったら、慣れるんだろうね? かっこいいって言われても、ピンと来ないし、優しそうって言われても、話したことないよなぁって思うし……。だけどね……相手の子が一生懸命、気持ち伝えてくれてるのは分かるから、そこはちゃんと向き合いたいんだよ。だから、ちゃんと返事しよう……って毎回思うんけど、いざそのときになったら、相手のこと傷つけないようにって、頭の中でぐるぐる考えてて……この通りだよ。気づいたら、目の前にいる子を泣かせてるって状況。……思ってるのと反対なことしてて、ほんと俺、ダメなやつだよね」


 俺は長々と話をしてから「ふぅー」と息をつく。

 他の誰にも話せない話を、シラユキさんは静かに聞いてくれる。だから、嫌われないか心配になって「大丈夫? 疲れてない?」って、頭を撫でてあげた。

 でも、聞いたところで、答えが返ってくることはない。シラユキさんは静かに、微笑んでいるだけ。


 とはいえ、俺にとってのシラユキさんは、ただのぬいぐるみではなかった。

 三つ年上の姉さんが、俺が中学の頃に「学校に連れていけるお守り」としてお土産でくれた、大事な相棒。出会ってまだ二年だけど、いつだって心の声を、優しく聞いてくれる。

 俺はそんなシラユキさんを持つ手に、わずかにキュッと力を込めて、もう一度、ゆっくりと口を開いた。


「なんで、俺なんかがいいんだろう……? 見た目は……うん。姉さんに似てるし……良い方なのかも? とは思うけど。でも、俺なんて別に──」

「こういう可愛いところに、惹かれるんじゃない?」


 俺の声に被せるように、耳心地の良いやや低めの男の声がした。一瞬、シラユキさんが話したのかと思って、俺は目をぱちくりさせる。

 だけど、すぐにあり得ないとかぶりを振った。だって、シラユキさんは、ぬいぐるみだ。話すなんて、ありえない。じゃあ、誰が──? と、思った矢先だった。


「ユキちゃん、こっちこっち。もう……こんなとこで何してんのー? 俺、ずっとここでユキちゃん見てたんだけど?」

「…………え?」


 頭上から声がして、俺は嫌な予感がした。

 俺のことを学校で『ユキちゃん』なんて呼んでくる人は、ひとりしか心当たりがない。

 姉さんの元カレである、西野(にしの)(はやて)。ただひとりだけ。


 恐る恐る振り返ると、やはりそこには窓枠に肘をついて校舎から俺を見下ろす、三年の西野先輩がいる。いつ見ても眩しいほどの笑顔で「やっほ~、ユキちゃん」なんて、ひらりと手を振っていた。


 俺は別に、シスコンじゃない。でも、初めて会った去年の冬から、この掴みどころが分からない先輩のことが苦手だった。

 なのに、俺がどれだけ距離を置いても、先輩は気にした様子なんて、一度も見せたことはない。明るくて、みんなから好かれる人気者って……こういうことなんだなって思う。

 そもそも、美醜に疎い俺でも「イケメンって、こういう人のことか」って納得するくらい、学校で一番モテる。


 先輩のやや垂れ目がちの目元は甘くて、高い鼻と綺麗な形の唇は、すっきりとした輪郭にバランスよく収まっている。高校生だというのにどことなく色っぽい雰囲気があって、二枚目俳優みたいだって、クラスの女子がよく騒いでいる。

 それに、上背もあって、173センチある俺よりも頭半分くらい高い。たぶん、180センチは軽く超えていると思う。


 ただ、頭は派手な茶髪だし、制服はいつも着崩していている。今日も開襟シャツは全開で、黒のTシャツが覗く、見るからに遊んでいそうな出立ちだ。しかも、口を開くとちょっと残念な人になる。

 いや、ほんと……姉さん、なんでこんな軽佻浮薄(けいちょうふはく)な人と付き合っていたの? って、言いたくなるくらい。俺はいまだに、ふたりの交際理由がわからない。


 そんな西野先輩に俺たちの反省会を見られるなんて、最悪でしかなかった。

 これから、俺は散々、この人にからかわれて、明日には全校生徒に『篠宮雪路はぬいぐるみと話す変人』──なんて、広まるのだろう。

 くすくすと皆に笑われながら歩くイメージが頭に浮かんで、俺の背中にはどっと嫌な汗がふき出した。蛇に睨まれた蛙みたいに、俺は西野先輩から視線を逸らせない。

 だけど、俺の予想は外れたようだ。


「あははっ。ぬいぐるみと反省会してるとか、ユキちゃん可愛すぎでしょ。……もうそれ、反則じゃない? 安心してよ。俺しか見てないからさ」


 西野先輩は優しい声音でそう言いながら、ふっと目を細める。茶化されると思っていたのに、想像とは全く違う反応をされて、俺は言葉に詰まった。


「えぇー? ユキちゃん、その顔は何。なんか俺、変なこと言った?」

「…………だって、西野先輩ならケラケラ笑って、俺のこと馬鹿にしてくると思ったから。……中学では女子に見られて……『うわ、気持ち悪』って言われたし」


 思わず、本音がぽろりと漏れる。

 すると、西野先輩は肘をサッシから離した。手のひらを窓枠に置いて、前のめりになるみたいに、背を伸ばす。


「はぁ? 何それ。ひどくない? そんなこと言う子がいるの? ていうか、ユキちゃん……俺もその人と一緒にしてたの~? え~ショック~。そりゃ、俺、こんな見た目だけどさー。そんなことしないよ〜、俺だって一応、わきまえてるからね?」

「……はい。だから、意外だなって。思っていた感じと違ったから……びっくりしました」

「うん。だって……ユキちゃんにとって、その……シラユキさんだっけ? その子は大切な子なんでしょ?」

「はい」

「だよね。だから、心の支えになる存在があるのは良いことだし、そこは馬鹿にするところじゃないって思う。ユキちゃんの大事なもの、俺も大事にしてあげたいよ」

 

 急に真面目なトーンで言うものだから、俺は先輩を見上げながら、少しだけ戸惑った。

 俺からしてみれば、この人はいつもへらへらしていて、悩みがなさそうに見える。あまり深く物事を考えていない、ゆるい人って感じだ。

 だから、こんな風に真剣に返されるとは思わなくて、西野先輩を見る目が変わりそうになる。

 

 だって、俺たちの初対面は最悪だった。


 たしか、あの日は去年のクリスマスイブ。あの頃の姉さんは今の俺と同じく、山間にある実家を離れて、県庁所在地にある母方のおばあちゃんの家から高校に通っていた。俺も受験前だったけど、根を詰める俺を気にかけた母さんは俺にお使いを頼んだ。


「気分転換に、雪音(ゆきね)にこれ持っていってあげてくれない?」


 手渡されたのは、姉さんにあげるクリスマスプレゼント。おばあちゃんにも会いたかったし、片道2時間のバスに揺られながら、姉さんのもとに向かった。


 おばあちゃんは、市内にある小さな商店街で総菜屋を営んでいる。俺はそこの二階の住居で、その日塾に行っていた姉さんを待っていた。

 でも、待てど暮らせど、一向に帰ってこない。

 しびれを切らした俺はひとり、母さんに託されたお揃いのマフラーを持って、姉さんを迎えに行くことにした。


 塾の場所は、ターミナル駅のすぐ目の前。俺の住む県は北国というのもあって、十二月末にはもう雪がちらつく。でも、ちょうど世間はクリスマス一色で、中学生でも入れそうな店ですら、どこも満席だった。

 仕方なく、俺はドラッグストアでカイロを買って、街灯の下、スマホで英単語を覚えながら、姉さんが出てくるのを待っていた。

 呼吸をするたびに、自分の白い息がゆらゆらと視界に入る。寒空の下にひとりでいる心細さから、スマホを持つ手が震えた。だから、コートの中にいるシラユキさんに手を伸ばそうとした。その瞬間──。

 

「あれ? 雪音先輩、もう終わった──って、ありゃ? なんかいつもより、十センチくらいでかくない? てか、メイク変えた? 俺、こっちの方が素朴な感じして、好み──」

「誰?」

 

 突然、姉さんに会いに来た先輩にいきなり話しかけられて、俺の眉間に力が入った。

 しかも、最悪なことに、この男は俺と姉さんを間違えるし、俺の方が好みとか最低なことを口にした。


 俺の顔は、母さんや姉さんとよく似た造形をしてるって、父さんに言われる。

 だけど、鏡を見ても、自分の顔が『美人な姉さんに見える』という実感はなかった。

 目元は母親譲りのアーモンド形。すっと通った鼻筋と、口角の上がった薄い唇。細身の体型も、色白の肌も、地元では誰にも気にされることなく、生きてきた。

 だから、初めてこの人から姉さんと間違われた瞬間は、俺って……女に見えるの? って絶望した。


「誰……って、あなたの彼氏ですけど」


 目の前の人は首を傾げる。


「は? 姉さんの……彼氏? あなたが?」

「えー……?」

「俺は、篠宮雪音の弟の雪路です。姉さんじゃないです。……女じゃないし、姉さんの彼氏なのに間違えるって、最低ですね」

 

 俺は姉さんに彼氏ができていたことにショックを受けたし、何より、こんな人が相手だったことにいら立ちを覚えて、つい軽蔑した目を向けてしまった。

 そもそも、姉さんと付き合っているのに、ほかの女──いや、男の俺に向かってそんなことを言うなんて、相手を間違えるにもほどがある。くどくようなその態度に、俺は一瞬で幻滅してしまったのだ。


 姉さんが来るまで、俺は終始無言を貫いていたけど、先輩は「あははっ、めっちゃ似てるから、間違えたわ~」とか「ねぇ、二人ともよく似てるって言われるでしょ?」とか、何の反省もなく、何事もなかったかのように話しかけてきた。

 後で合流した姉さんも姉さんだ。その様子を目の当たりにして、ふっと笑っていた。


「もう、西野君ってば、ユキをからかうのはやめてよね。……この子、昔から見た目以上に純粋なんだから。からかうなら、彼女の私にしてよ」


 駅前を歩く姉さんは、なぜか俺のいる後ろをちらりと見てそう言う。すると、先輩は軽く笑って「ごめんごめん。今度からは、彼女だけをからかいます~」と、どこか芝居がかった声で返しながら、姉さんの肩を抱いた。


 俺の目の前でそんな大げさなやり取りをされた挙句、先輩のそんな軽い態度が許せなくて。余計に、腹の虫がおさまらなかった。

 この日の俺はひたすら、ポケットの中のシラユキさんを撫で続けて、なんとか耐えたのを未だ覚えている。

 そして、後日、姉さんの口から「私の大学進学で離れ離れになるから、もう別れたよ」と、さらっと教えられて、俺はひどく安堵したのだった。


 だから、俺はずっと西野先輩のことを、軽くていけすかないヤツという認識だった。

 それなのに、唐突に、違う側面を出されてしまったら、俺が思っていたほど、西野先輩は単純な人じゃないのかもって、ちょっと思ってしまう。

 

「おーい、ユキちゃーん」


 西野先輩に呼ばれて、俺は我に返った。そうだった、目の前には先輩がいたんだ。ぼんやりしながら俯きかけていた俺は慌てて、先輩を見上げ直す。なぜか、先輩が俺を見る眼差しは温かかった。


「な……なんですか」

「んー、ユキちゃんの俺を見る目、少し変わったらいいなって期待してるとこ~」

「……なんで、期待なんか」


 先輩からそんなことを言われる意味が分からなくて、俺は視線を逸らした。そのまま目を合わせていたら、いけないような気がする。どうしてかはわからないけれど、俺は本能的に危険を察知した。

 でも、俺の態度があからさますぎたのだろうか。次に紡がれた先輩の声は、少しだけ哀愁漂う響きをはらんでいた。


「俺、ユキちゃんと仲良くなりたいから。ユキちゃん……俺のこと、苦手っぽいの分かってんだけど……ね」

「……俺と、仲良くなりたいんですか?」


 俺は自分の耳を疑って、シラユキさんを抱き寄せながら、もう一度、先輩を見る。西野先輩はふざけてばかりで、俺と仲良くする気なんかないのかと思っていた。


「うん。なりたい。ユキちゃんに避けられんの、悲しいし。もっと、俺のこと視界に入れて欲しい」


 西野先輩は俺の手元のぬいぐるみに視線を落として、少しだけ微笑んだ。

 そんな先輩はどことなく、寂しげで。これまでの先輩に対する俺の態度が、どれだけひどかったのかが見てとれた。申し訳ない気持ちが、俺の心の隅にそっと芽を出してくる。


「じゃあ……視界に入れるだけなら」


 西野先輩の言葉通り、俺はそう提案した。だけど、俺の言葉はズレていたみたいだ。なんか、先輩の反応がおかしい。瞬きをしきりに繰り返している。


「え……っと、ちょっと待って? ユキちゃん。なんかその反応さ。ちょーっとおかしくない? 言葉通り、視界に入れるだけってのはやめてね? えっと……ほら! まずは仲良しの第一歩として、俺と連絡先交換しよ?」


 西野先輩は、慌てふためいたように言う。


「え、連絡先って……電話ですか?」

「電話もだけど、ぜんぶ! 全部がいい! SNSもメールも、何もかも!」

「そんなに?」

「そんなにだよ! てか、ユキちゃん、今だけは俺に優しくして? 俺、今ちょっとどころか、なんかめちゃくちゃ心臓痛いから!」

 

 西野先輩は素早くスマホをいじると、身を乗り出すようにして、俺のいる窓の外に手を伸ばしてきた。

 えっと……うん。とにかく圧が凄い。そこまでして連絡先を交換したいの? と引いてしまって俺は先輩を見上げながら、思わず「えぇ……」と声が漏れる。


 ただ、先輩が見せてくれたスマホ画面には、見覚えのあるフクロウのマスコット──行きつけのぬいぐるみカフェの公式キャラが映っていた。

 先輩もしかして、あのぬいカフェを知ってる?

 もしや、常連?

 だから、俺がシラユキさんと話しても平気なのかも……? 

 なんて考えているうちに、先輩から「ユキちゃん、お願い~!」と、懇願するような声が上がる。

 仕方なく、俺は肩をすくめた。


「……すぐ返信するかは、分かりませんけど。そのトークアプリだけなら」

「そのトークアプリだけでも超貴重! ありがと~~~! 一生大事にするから」

「一生って……スマホ壊れてアカウント変えたらどうするんですか」

 

 もしかしたら、俺は人と喋らない方がいいのかもしれない。要らないことを言ってしまったようだ。先輩は「え……」と、ショックを受けた顔をしている。でも、一拍おいて、口元に手を当てながら騒ぎ出す。

 

「スマホ壊れたときはもう教えてくれない感じ? え、まじか。うそでしょ? ねぇ、嘘だと言って?」

 

 あまりの必死さに、拍子抜けしてしまう。その柔らかな西野先輩の態度に、俺はちょっとだけ笑いそうになってしまった。

 結局、そんな先輩にほだされて、俺はトークアプリだけでなく、ほとんど使っていないSNSアカウントと電話番号まで、連絡先を交換する羽目になった。しかも、その日の夜は先輩からのメッセージが立て続けに届くものだから、俺は何も言わずに通知をミュートにした。


 ただ、通知は切ったけれど、西野先輩からのメッセージ自体はそのままにしている。

 あとから見返したら、反応のない俺に対して、やたらと必死な先輩が「ぬいカフェの期間限定メニュー」を教えてくれていたから。

 どうしてそのメニュー知ってるんだろう? なんて思ったけど、先輩の周りには女の子がいっぱいいる。すぐに誰かの影響かと納得した。

 でも、その時だけは、先輩が俺を頑張って釣ろうと試みているのが見え見えで。ちょっとだけ、可愛く思えた。ちょっと、ずるい。


 だから、通知は消しても、先輩の言葉はなぜか消せなかったのだと思う。

 そして、こんな風に思ってしまった俺は、もしかしたら、もうこのときから少しずつ、西野先輩のことが苦手じゃなくなっていたのかもしれない。



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