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君がいなければ

何から話せば良いだろう。

何を話せば良いだろう。

当時、僕にとってのすべてだった彼女との

日々を。

君に話すことで、僕の気持ちが楽になる。

そんな程度だろうな。

あれからもう20年が経つ。

20年か。

君が16才であれば、君の今までの

一生分をゆうに超える時間が経ったんだ。

20年。

長いな。

イメージするだけで疲れる。

果てしない時間に感じる。

けれど、間違えてはいない。

それだけの時間が経ったんだ。

ちなみに君の周りで言う人間はいないか?

大人になるまで、あっと言う間だったと。

僕もまさにそれだ。

タチの悪い冗談だ。

ついこの前まで、辻堂のテラスモールの前地?

他に言いようがあるか?

跡地、の前。

そこで、高校生として生きていたんだ。

それが今は三人の子どもを連れて、

お買い物に来るパパだ。

本当にタチの悪い冗談だ。 

なあ、今高校生をやってるガキたち。

頼まれてもないが、アドバイスするぞ。

自分の頭で考えて好きに生きろ。

それが唯一の後悔しない生き方だ。

少なくとも学校の先生が言うことは

間に受けるなよ。

あいつらが成功者に思えるのなら

別だけどな。

しかし喉が渇いたな。


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