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HIghschoolDreamLive!~RAINBOWS編~  作者: 美翔桜湖
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第25話 想いをひとつに

「どういうこと!?」


殊乃ちゃんが代表して問うと、悠里は「あの、ね」と話し出した。


「瑠奈さんたちを説得の場に連れ出すには、なにかきっかけがいる、と思う……それで尚且つ、瑠奈さんたちも出来る!って思えるものは何かなって考えた時、月曜日までに悠里たちだけで一曲作って、グループチャットに送ればいいと思って……」


「それで、なんでゆうりんの家に泊まるの?」


花蓮が問うと、「そうしたらずっと練習できるでしょ?」と一言。さすが(?)元吹部、スパルタだわ……


「まあ、みんなが良かったら、なんだけど……」


というわけで。

結局、みんなOKで。「悠里が友達連れてくるなんて〜!!」と喜んだ悠里のお母さんのご厚意でお家に止まらせてもらえる事になって(ちなみに泊まる代わりに家の手伝いをすることになった)、私たちは今、曲作りに励んでいた。


って言っても、使う曲は悠里が中学時代に作りかけた曲だから、そんなに時間はかからなかったけど。

ピアノ状態だったものに悠里が歌詞を付け、音楽ソフトで編集して、曲にする。その間、私と花蓮は衣装を作っていて、殊乃ちゃんはダンスを考えていた。


「にしても……ゆうりん、凄いねぇ。中学時代から作曲なんてしてたの?」


衣装を作りながら花蓮が言うと、パソコンを操作していた悠里は少し下を向いて答えた。


「アイドルがね、好きだったから……悠里、ずっとハイドラに出たかったの。だから、曲とか作ったりしてて……」


昔から高校生アイドルが好きで、なりたいって言ってた悠里にとって、瑠奈ちゃんのあの発言は嫌なんだろうな。だから、自分の力で瑠奈ちゃんの考えを変えたいと思ってる。


「だったら……頑張らないとね!」


殊乃ちゃんが笑顔で言った。そう言えば、さ。


「殊乃ちゃん、そういえば今週は陸部の練習ってないの?」


私が聞くと、殊乃ちゃんは「あー、休むって言ったよ」と答えた。


「いいの!?」


「うん……あのね、瑠奈ちゃんに誘われてからさ、私が本当にやりたいことって何なんだろうってずっとかんがえてたんだ。今はまだわかんないけど、でも、アガーシャと戦わないと挑戦すらできない。だから、ね」


なるほど……凄いなぁ……


「ありがとうございます、殊乃さん」


悠里がぺこりと頭を下げると、「お礼言われるようなことじゃないよ」と言い、殊乃ちゃんはまた笑った。


そんなやりとりの数時間後(晩御飯休憩はあったけど、それ以外はぶっ通し)。時計を見たらいつの間にか十二時を回っていた。


「悠里、終わりました!」


ヘッドフォンを外して悠里が言うと、殊乃ちゃんも


「こっちも多分終わった!こんな感じでいい?」


と言い、動画を開いたケータイを悠里以外の三人が向かっているこたつ机の中央に置いた(ちなみに悠里は学習机の方にいる)。で、


「こっちも終わりました!」


私達も衣装を作り終わった。まあ、簡単なアレンジくらいしかしてないんだけど。


今回は応援ソングだってことで、チアガールっぽい感じにしてみた。上は私と悠里の中学時代の半袖体操服をリメイクして(二人とも二枚あったから)、下は小学校時代の吊りスカートをリメイクしたって感じ。


「よっしゃ!じゃあ、とりあえず今日は寝て、明日から本格的に練習、日曜日には撮ろう!」


私の言葉に、「「「おー!!」」」と叫ぶ三人。明日明後日と練習頑張ってすごい曲作って、瑠奈ちゃんたちの考えを変えてやらなきゃ!


そう決意して、悠里の部屋で四人、横になって寝る。私たち四人の想いをひとつに、最高の曲とPVを作って、瑠奈ちゃんの考えを変えてやるんだー!!

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