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生まれ変わったらテンプレファンタジー小説のちょい役でした

作者: 但馬輪島

初投稿。

誤字脱字等ありましたら

感想欄で教えていただけると嬉しいです。

 それは本格的な冬が訪れて窓の外に雪がちらつきだした日のこと。膝掛けをしてもつま先から冷えていってしまいそうな夜のこと。年代物のランプの頼りない光の下でせっせと刺繍の仕上げをしていた私は唐突に思い出した。


「……あれ?……これって、もしかして『七番目の勇者』の世界じゃないの?」


 そんな言葉が口から零れ出て針を持つ手を止めたのはほんの数秒のことで、すぐに何事もなかったように再開する。残念ながら私には手を止めて考え込む時間なんてないのだ。

 窓から見える月は大分傾いていてすっかり夜も更けていることがわかる。早いこと終わらせて睡眠を取らなければ、明日に差支えてしまう。いつもよりも早起きもしないと。準備もばっちり整えて彼らを送り出してあげたい。

 武勇の神の眷属と謳われる赤い獅子の刺繍。これを贈る相手は、明日の朝には王都へと旅立って行くのだから。

 黒髪に深緑色の目、まだあどけない顔立ちの男の子を頭に思い浮かべて私は溜息をついた。


「あの子が勇者になっちゃうのかぁ……」



 *  *  *



 私、エリス・リングストンはこの国の片田舎のしがない男爵家の三女として産まれ落ちた。元は商人だったという我が家は二代前――つまり私の曾祖父の代に、金で爵位を買う形で男爵家となりその際ささやかながら領地を頂いた。

 どうもこの曾祖父というのが商才溢れる野心家だったようで、多方面に商売の手を広げては成功を治めるような人だったとか。

 今は亡き祖父が生前「事実は小説より奇なりとはああいうことを言うんだろうな。跡を継いだ時には色々と苦労させられたよ……本当に色々と」と哀愁を漂わせながらこぼしていたのを覚えてる。


 さて、こうして爵位という箔もついてイケイケ状態だった我が家がこのまま勢力を強めていったのかというと、残念なことに違う。むしろ逆だった。

 曾祖父の規格外な商才は一代限りの突然変異的なものだったらしく、祖父には受け継がれてはいなかった。さすがに大きく家を傾かせるということはなかったものの、少しずつ、数十年と時間をかけてその規模は縮小されていく。


 全盛期はいいとこの家から縁談がいくつも舞い込んできていたようだけれど、今じゃウチは見向きもされない。資金力も影響力も大したことない、ただのド田舎の新興貴族だもんね。

 借金漬けの崖っぷち貧乏貴族に豪商の好色変態オヤジなどなど、そういう事故物件を除いていったら本当にまともな縁談なんてぽつりと一つ二つくらい。

 まあ、つまり三番目の私には既にまともなのは残っていなかった訳で。二人の姉ともう少し歳が離れてたら話は違ってたんだろうけど、悲しいことに年子だったのよね。


 ……おっと、なんだか愚痴っぽくなっちゃった。いけない、いけない。


 そんな感じで商売の面ではそんなにうまくいかなかったけれど、その代わりに祖父が力を入れたのが領民の生活環境の改善だった。

 水路や水道の整備、衛生教育の徹底、農地の改良、自然災害と鳥獣被害の対策……もちろん始めたばかりの頃は一部領民の反対にあったり、失敗して物凄い額の私財をなげうつ羽目になったりして大変だったみたい。

 結局祖父の始めたもののほとんどが実を結び始めたのは父に代がかわってからのこと。それでも祖父と一緒に奮闘し苦楽を共にした領民の皆さんは随分と祖父を慕ってくれている。毎年命日に領内各地で祭りが開かれるくらいには。何でも領民の為に粉骨砕身してくれた名領主に感謝を伝える日だとか。


 そんな祖父の挙げた功績の内の一つが孤児院の設立。それ以前にも保養院という名前の似たような施設はあったみたいだけれど、本当に必要最低限の保護のみで身体の弱い子は冬を越せずに亡くなることが多かったと聞いた。

 そこで、その施設を新たに建て替えて住環境の改善をした後で「以前より良い環境を、永続的に」を合言葉にさまざまな改革がなされた。そこに割く予算の見直し、自主財源確保の為の方策、孤児の教育や就労支援、エトセトラエトセトラ……


 こうして生まれ変わった孤児院だけど新たに問題が一つ。さてこの孤児院の責任者は誰に任せたらよいものか。下手な人選をやらかしてしまったら責任者が横領、しわ寄せが孤児に、なんて悲劇が起こりかねない。

 そんなときその大役に立候補してきたのがウチの親戚の女性。夫を早くに亡くしながらも子どもを成人までしっかり育て上げた彼女はまさにぴったりの人材だった。

 これを皮切りにウチの家系の(夫のいない)女性が代々責任者を務めることになったらしい。まあ代々って言っても私で三代目なんだけどね。


 ええ、そうなんです。

 私がその孤児院の三代目の責任者なんです。

 何でこんな長々と身の上話をしたのかというと、ここに繋がるんですよ。そうじゃなきゃ、ろくな縁談もなく嫁き遅れ確定なんて話、好き好んでしないわ。


 私が前世の記憶を思い出したのは実はついさっきのことじゃない。四歳の頃、風邪を拗らせて熱を出して寝込んでいた時だった。弱ってる時に別世界の別人の人生の記憶が流れ込んで来るんだからたまったもんじゃなかった。実際、熱が長引いて一週間寝込む羽目になったし。

 その時の両親の動揺っぷりも相当なものだった。前世の記憶なんてものを思い出したがために、価値観がすっかり変わって感情の起伏も穏やかになった四歳児……熱を出す前の私が無邪気な甘えん坊だったせいでギャップが余計にひどかったんだと思う。

 高熱にやられたせいで感情が欠落したんじゃないか。実は風邪なんかじゃなくて、もっと別の深刻な病気だったんじゃないか。オロオロ心配する父と母の様子を目の当たりにして、私は決意した。

 私は女優。私は女優。こうなったら無邪気な子どもになりきってやるわ……!


 それからの私は姉や弟の真似をして人形遊びをしたり、木の枝を持って勇者ごっこしたり、庭の手頃な木に登ってみたり。ちなみに木登りは両親からめちゃくちゃ叱られた。まあ、そんなこんなで努力の甲斐もあって私の評価は「ちょっとしっかり者の子」くらいの無難なものになった。

 前世の私が長いこと一人暮らししていたおかげなのか何なのか。家事全般はある程度回数をこなせば他の子よりも上達が早かったし、読み書き計算も言わずもがな。

 多分父は私が十歳になる頃にはもう決めてたんじゃないかな。この孤児院の後継者にすることを。


 この世界で一応成人と見られる十三歳になると、遠縁のおばさんのお手伝いとして孤児院に出入りしだして。十五歳で腰を悪くしたおばさんに代わり三代目に就任。わんぱくな子どもたちに時に振り回され、時に助けられ、周りに支えてもらいながら駆けるように過ぎた三年間。

 そして現在、十八歳。すっかり孤児院での生活にも慣れた私は、十三歳を迎え孤児院を出ていく子どもたちへ心身の健康と今後の活躍を祈って、刺繍を施したハンカチを作っているところだった。


 今回孤児院を出るのは男の子一人に女の子一人の計二人。

 女の子の方は、燃えるような赤毛で明るくしっかり者のターニャ。この子の奉公先はお隣の領にある商会に早々と決まった。そこの旦那様に利発さを買われてのことらしい。わが孤児院ではなかなかの出世である。

 男の子の方は、黒髪で心優しい性格のカイル。すばしっこい身のこなしで鬼ごっこでは絶賛負けなしだった。

 でも優しい子だったから、男爵家で雇ってる元兵士のバークさんから兵士団への入団を勧められた時には驚いてしまった。太刀筋がいいとか、魔法適性があるとか、門外漢の私にはいまいちピンと来ない話だったけれど、当のカイルはその勧めに迷いなく頷いた。


 そういう訳で。商会で働くことになるターニャには、商いの神が右手に持つ金の天秤と、生命の女神の眷属である青色の鳥の刺繍を。

 遠く離れた王都で兵士を目指すカイルには、武勇の神の眷属である赤い獅子と、旅を司る神の持つ緑の蔦が巻きついた杖の刺繍を。

 彼らと孤児院で過ごした日々を思い返しながら、一針、一針。初代からの慣習で未婚子無しなのに「マザー」と呼ばれる私だけど、こういう時になると、子どもを送り出す母親の心境ってこんな感じなんだろうなってしみじみ思ってしまう。


 合間合間に時間を見つけて進めてきた刺繍も旅立ち前夜のギリギリでとうとう最後の仕上げに入った。赤い糸を通した針をぷすりと刺しながら私はカイルの今後に思いを馳せていた。


 素直だし忍耐強い子ではあるけど、兵士団の中でうまくやっていけるかなあ……あんなに細いのに。でも王都の憲兵第三隊は見回りと市井の治安維持が主だし、ブラン隊長はガサツだけど面倒見のいい人だから――

 ……ん?……あれっ?

 兵士の所属って、新兵訓練の後決まるんだよね?何で憲兵第三隊に決まったこと前提で考えてるんだろ。それにブラン隊長って誰よ?

 ……ん?んんん?


「あ」


 思い出した。思い出したんだけど何故このタイミング。

 王都や主要都市の名前、数多おわす神々の名前、この世界を知る度にどこか既視感みたいなものがあったけれど、前世の記憶を思い出した影響かと深くは考えてなかった。

 いや、でもね?不朽の名作とかメディアミックスされた人気作とかだったら私もさすがに気付くと思うよ?

 けれど「七番目の勇者」はそのどちらでもない、そこそこの小説だった訳で。

 図書館の児童書の棚に置いてある、それなりに貸し出された形跡のある、そこそこに続いたシリーズ物のテンプレファンタジー小説。それが「七番目の勇者」の立ち位置。

 前世の私は本の虫でジャンル問わず読みまくっていたし、ファンタジーなんてそれこそ三桁数えるくらいには読んでいた。その中でそんな立ち位置の小説のことをすぐ思い出せるだろうか。答えは否!


 さて、その「七番目の勇者」だけど、あらすじはこんな感じだ。

 王都の憲兵として勤めていたカイルは十五歳のある日、王から第七代勇者として魔物とその上位種である魔族の討伐の命を受ける。しかし四人の仲間と旅を続ける内に、カイルは人族と魔族の対立の歴史とその真相を知ることになる。七番目の勇者が選ぶ道は戦いか、それとも……。

 はい、ご覧の通りテンプレです。テンプレど真ん中です。正直話もところどころうろ覚えだし、結末にいたっては不明。前世の私は読む前に死んでしまったのか、それとも飽きて読むのをやめたのか。

 確か、魔族との共存の道を探っていたような気もするけれど。


 その作品内の私の役どころはというと、まあ、あらすじで察していただけたと思う。主人公カイルが幼少から暮らしていた孤児院の「マザー」。第一巻の序章の最初数ページにしか登場しない、所謂ちょいキャラというやつ。

 ……ああ、いやいや、そんなことはどうでもいい。心底どうでもいい。重要なのは領内とこの孤児院の今後、それとカイルの安否だ。


 まず、テンプレファンタジーのお約束、主人公の故郷が敵の襲撃に遭い壊滅なんてのは御免被りたい。犠牲になった皆の命を背負って……とか、やめて。本気で。

 こうなると話の詳細を覚えてないのが非常に悔やまれる。頭ぶつけたら思い出さないかな……無理か……。


 それに、カイルの安否も心配だ。これは寸分もおちゃらける余地のない、本当に深刻な問題だ。

 勇者物語は彼らの勇猛果敢な戦いなくしては語られない。つまりそれだけ彼は命の危険に晒されるということ。

 兵士になった時点でその危険はあると思われるかもしれないけれど、戦争時でもない限り対人間と対魔物では死亡率が段違いだ。何故なら身体能力も五感の鋭さも人間のそれは魔物に遠く及ばないから。

 主人公補正というメタを盲信するには、私は長くこの世界に生き過ぎている。魔物の恐ろしさも強さも身に染みてわかってしまっている。

 それに、勇者物語の中には主人公の命で以て戦いを終結させ平和をもたらす、なんていう悲しい結末を迎える物語もあるのだ。


 考えれば考えるほど胸を巣食う不安と心配が大きくなっていく。

 そうやってうだうだと考える間に刺繍はどうにか出来上がっていた。赤い糸を留めてぱちんと断ち切ったらハンカチを広げて仕上がりを確認してみる。勇ましく咆哮をあげる赤い獅子を指でそっとなぞった。

 家族同然に孤児院(ここ)で暮らしたカイル。ケンカで叩かれても蹴られてもやり返さなかった優しいカイル。

 どうか勇者のカイルが同姓同名の別人でありますようにと願わずにはいられなかった。


 明くる日の朝、私と孤児院の面々はターニャとカイルを見送りに外まで出ていた。天気はこの季節には珍しく雲ひとつない快晴。絶好の旅立ち日和だ。


「ねぇ、目が赤いけど大丈夫?」

 ターニャが私の顔を覗き込んでそう言った。隣のカイルも心配そうに眉を寄せてこちらを見ていた。

「大丈夫大丈夫、心配しないで。これ縫ってたら夜更かしし過ぎちゃって」

 そう言ってハンカチを広げて刺繍を見せると、ターニャはわあっと声を上げて目を輝かせた。カイルも嬉しそうに目を細めている。

「わたし、アンナが刺繍入りハンカチ貰ってるの見てすっごく羨ましかったの。大人になった証みたいな感じで。だから今すっごくすっごく嬉しい!ありがとう!」

「ふふ、どういたしまして。ターニャには商いの神の天秤と生命の女神の刺繍にしたの。商会の仕事が上手くいきますように、一人立ちしても健やかに暮らせますように、ってね」

 祈りを捧げるような動作をして笑ってみせると、ターニャが勢いよく抱きついてきた。

「今までありがとう、マザー……ずっとずっと大好きよ、エリス」

 いつも明るいターニャにしては穏やかな口調でそう告げられた。こんな風に、見送る時はいつも目頭が熱くなって困る。すっかり涙腺が緩くなってしまって堪えるのが大変だ。

「私もありがとう、ターニャ。あなたがしっかり者で他の子の面倒を良く見ていてくれたから随分助けられてたのよ。孤児院(ここ)を出てあなたは大人になるけど、忘れないで。ずっとずっと、あなたは私にとって大切な人だから」

 震えるターニャの背中をポンポンと宥めるように叩いて落ち着くのを待つ。しばらくして体を離すとこちらを見つめる眼差しに気付いた。それはカイルのものだ。


「カイル」

「……マザー」

「カイルには武勇の神の獅子と旅の神の杖。あなたが大きなケガもなく兵士の役目を全うできますように、遠い王都までの道のりを無事に歩めますように」

 同じく祈りの仕草をして笑う。私はさっきと同じように笑えているだろうか。

「うん、ありがとうマザー。僕がんばるから」

 ハンカチを受け取ったカイルはそれを大事そうに仕舞い込んだ。成長期を迎えたばかりのカイルの身体はまだ私よりも小さくて、にこりと笑うその顔もまだ幼さが残っている。声変わりだってまだ迎えていない。

 まだ、カイルは子どもなんだ。

 どうにも衝動が抑えきれなくなって今度は私の方からカイルに抱きついた。

「わっ!……マ、マザー!?いきなりどうしたの!?」

 わたわたと急に落ち着きがなくなったカイル。その背中に回した腕の力を強くすると、まるで固まってしまったかのように大人しくなった。

「ねぇ、カイル……これから兵士になるあなたにこんなことを言うのはきっと間違ってる。でも聞いて。誰かを守る為に戦う時があっても、どうか誰かの為に命を捨てることはしないで。あなたを大切に思う人たちのことをどうか忘れないでね」

 お願い、この子を勇者になんてしないで。

 英雄になんてならなくていい。ただのカイルのままで元気で笑っていてくれたらそれでいい。

 そんな心の叫びをひた隠しにして、それでも堪えきれず私は身勝手な望みをカイルに押しつけた。

 きっと、優しいこの子は困ってしまうだろう。困って、困って、この言葉を忘れることができないだろう。

 それでいい。そうなればいい。この子が足を踏み切る直前にささやかな妨害をする、しこりのようなものであればいい。


 息をついて身体を離そうと腕の力を弱めると、すかさずカイルの腕が私の首の後ろに回された。

「カイル……?」

「ねぇ、マザー。僕のことたくさん心配してくれてるんだね。嬉しいよ、ありがとう。……でも僕、兵士になってもっともっと強くなりたいんだ。心配されて守られてばっかりじゃダメなんだ。僕も守れるくらい強くなりたい」

 少し背伸びをしたのだろう、ぐっとカイルの顔が近付く。耳元に息がかかった。

「僕を大切に思ってくれる人たちがいること、絶対忘れないよ。でも、エリスも覚えていて。僕も負けないくらいその人たちのこと大切に思ってるってこと。大切な人たちを守れるようになりたいから僕が兵士を目指したってことも」

 そう言ってカイルは何故か小さく笑って、今度は内緒話をするみたいに低く声をひそめた。

「――それから、これもできれば覚えていてほしいんだけど…………僕が強くて立派な兵士になったら、その時は結婚を申し込みに行くからね。エリス」

 頬に柔らかい感触があって、ちゅっ、と軽い音が随分近くで聞こえた。

 思考停止。

 さっきまでの胸が熱くなるような感動の抱擁から一転流れを変えられて呆然としていると、珍しくいたずらっ子の笑みを浮かべたカイルが私を見上げていた。

「……へ?………えっ?ちょ、今のなに」

 思わず頬を押さえて、へたり込みそうになるのをどうにか耐える。それを嬉しそうに見つめるカイルは今度は何も言ってくれない。

 しまいにはピーピーと囃し立てるような指笛と口笛の音が周囲から鳴りだす始末。ちなみに筆頭はさっきまで目をうるうるさせてたターニャだ。ちょっと切り替え早過ぎない?私はまだ状況が呑み込めてないんだけど?


 そうこうしている内に馬車が出る時間になって、ターニャとカイル、それぞれを乗せた馬車があっという間に遠ざかっていく。

 あれ?いつもならもっとしんみりセンチメンタルな感じなのに。

 あれっ?

 ……どうもカイルにうまいことしてやられたような気がしてならない。


 後で絶対に生命の女神の刺繍を送りつけてやろう。まだまだ心配なのは変わらないんだからねっ!


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― 新着の感想 ―
[良い点] 子供だと思っていたけど、いつの間にか大人の男になってるという私の好きなパターンではないですか。 ありがとうございます。 [一言] 面白かったです。続きが読みたくなるお話でした。
[一言] 面白かったです。 人って、色々な他の人に生かされてるのだなぁ~と思いました。 巡り巡って情けは人の為ならず……でしょうか。 読ませていただいて有難うございました。
[良い点] 同じく続きが読みたいです でもここで終わったほうが想像の翼を広げることができていい気もする、悩ましい
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